幼少期
才女でした
今思うと、1980年代はいい時代だった。
小学生時代は才女だと言われたし、確信があった訳じゃないけど自分は特別な人間だと自負していた。
教師からの期待も多大なものがあったし、同級生からの信頼もハンパじゃなかった。所謂、優等生だったし、お茶目な面も備えた人気者だった。
その分家庭には問題があった。それはここにも書く気がない。ただ、決っして不幸だった訳ではない。むしろ、私たち姉妹は納得が行かない生活の中で楽しみを見つけ出す天才だったと思う。そして、この時点で情深い人間が出来上がる。情深い人間は個人的に幸せになってもらいたいが、なかなか世の中そうはいかない。
優秀な彼女らは潔いいいほど情深い人生を歩み始める。そうしなければ、自分の人生を否定されかねないからだ。
だけど、アウトローは出てくる。それが曲がりなりにもアタシだったコトに多少ホッとしたりする。アタシの姉妹はみんな努力して今に至ってる訳だからみんなそれなりに幸せじゃないと世の中間違ってると思う。
では、アタシは今幸せか?
めっちゃめっちゃ幸せですよ。
なんせ、愛されることに長けているのでね。