表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/7

紙片3

 自分で立ち直るしかなかった

 家族は俺を責め立て「常識」を説くも、慰めたりなんだりはしてくれない

 家に住まわせて、飯を食わせて頂くだけで上等な家庭ではある

 だからと言って、無論そのことには感謝しているが、それ以上の感情は微塵も湧かない。それ以下なら山程湧いてくるが

 自分が幸せに生きる為に利用するんだ

 情を利用し、負い目を責め立て、俺が一人で楽しく生きていける為の糧にする

 お前だってそうして来たんだ、自覚は無くとも

 生きるんだよ。何で俺が死ななきゃならない。子供の頃から抑圧されて、嬲られて、自分が辛いからと八つ当たりされて

 そうして俺を糧にして生きていった奴らは、全員俺より上等な人生を歩んでいる

 ふざけるな。殺してやろうか

 法律とかいうクソウザイ盾の所為で、殺したら拘束されるのは俺だ、奴らは俺の人生を壊したと言うのに

 法律が無い無法地帯だと今の自分以上に悲惨な事になるだろうってのは外国をちょっと調べれば理解できるが

 兎も角殺すのは無しだ。奴らを殺し回って、得られるものが自分の拘束とかつまらなすぎる

 生きるんだよ。楽しく

 楽に、楽しく行けていける人生。そんな物を絶対に手に入れてやる

 そうして嘲笑うんだ。俺の方が良い人生だ、短絡的に人を害する馬鹿どもには決して手に入らない物を手に入れたんだ、なんて

 今は口にした所で自慰行為にしかならないが

 兎も角ここで燻って死んでいくのは馬鹿みたいじゃないか

 馬鹿みたいじゃないか!

 楽しく生きるんだよ、絶対に。絶対に!




 生きる事と死ぬ事はどちらも今日出来る事だが、今日死ねば明日生きる事は出来ない

 それなら今日は取り敢えず生きてみる

 どうせ生きるなら楽しむんだ「活きる」とでも言ってみようか

 必死に活きていればいつかは死ぬんだ

 結果的に僕の望みが叶う事に変わりはない

 だから俺は活きる

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ