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ヌーヴォー・アヴェニール   作者: 龍槍 椀
この ” 矜持 ” に賭けて
94/111

クロエ 大精霊に祈りを捧げ精霊達の安寧を願う 

 




 マリーのサロンにお邪魔するのなら、先触れは必要ね。 ヴェルが帰ってきたら、行ってもらおうかなぁ……なんて、考えていたら、ミーナが愛らしく微笑みながら、口をひらいたの。 珍しい……




「あの、もし、マリー様のサロンへ行かれるならば、先触れは、わたくしが参ります。」


「ええ、そうして貰えると、有難いわ。 でも、ミーナ……なんで?」


「はい、アスカーナ様とのお約束が御座いまして」


「……なにかな? マリーの事を、もっと知って欲しいとか?」


「ええ…… アレクサス黒龍大公翁(大旦那)様にも、命じられておりますので……」




 あぁ……そうか、そういう事か。 いよいよ、始めるのか…… でも、まだ、決定的な事、起こって無いよ? マリーを王籍に押し上げるには、相当の理由が必要なんだけど……アレクサス御爺様、何が見えているのかしら。 また、きちんと聞いてみないと……はぁ……気が重いなぁ。


 そんで、ミーナに、マリー様の所に行ってもらったの。 先触れとしてね。 で、そこで、ボリス様とちょっとお話するらしいの。 まぁ、アレクサス御爺様からの伝言とかさぁ…… 何とか云うのだろうけどね。 ボリス様も、セラフィム青龍大公翁様から、何かしら聞いている筈だしね…… ミーナ、頑張ってね。




――――




 ヴェルとミーナが帰ってくるまで、時間が有ったから、エルと、ラージェにちょっとお話。 だって、アレクサス御爺様、ミーナにだけ、何らかの 【 密命 】 下すわけないじゃん。 ニッコリと笑って、聞き出したのよ。 最初は抵抗してたけどね。 最後は半泣きで、答えてくれたの。


 エルは、魔法科でも屈指の魔法制御が出来る、優秀な女性だ。 薄く魔法防御膜、張る事だって出来る。探知魔法だって、精度は高いし、範囲も広い。 だから、宮廷魔術師から、特別なお誘いがあるんだって。 勿論、肝煎りは、お爺ちゃんズ…… 五年次から、本格的に、宮廷魔術師のお仕事のお手伝いをするんだって。 


 まぁね、国王陛下と妃殿下の、親衛魔術警護官だろうね。 本人たちに気が付かれない様に、脅威に対し即応できるようにって…… 優秀だからねぇ……


 ラージェは、騎士科で特別教育に入るんだって…… 先生は、黒衣の騎士だって…… あははは! なんだ、ヴェルの後輩になるんだ。 と言う事は、ラージェ、近衛親衛隊の精鋭に、守護騎士に成れるように、シゴキ抜かれるんだね。 それは……なんていうか……ガンバレ!


 これも、国王陛下と、妃殿下の身辺警護だろうね…… ほら、舞踏会とか、夜会とか、各種の会合とか、晩餐会とか、いろんな場面で、剝き出しになるからね…… 男性騎士が、入れない場所にも、女性騎士は入れるし…… それに、ドレスアップしたら、直近で御守りも出来る。 簡単に抜けない壁に成る為だね。 


 黒龍家の、”御養育子はぐくみ”は、重職に就くんだ。 優秀な人材の確保に入ってるんだね。 そっか……そうだよね。 もう、アレクサス御爺様達、保留事項が、無くなったんだもんね。 フランツ殿下、王籍から抜かれちゃったもんね。 遠慮したり、配慮する、必要……無くなったもんね。 その時が、何時か判らないけど、確実に時計は進み始めたって事ね。




    うん、判った…… 




 じゃぁ……私の役目は何だろうね。 普通に暮らせと、アレクサス御爺様は言って呉れたけど…… 目立っておいた方がいいのかなぁ…… ミハエル殿下達の目を引いといた方が、御爺様達は、動きやすいもんなぁ……


 そんな事をつらつら、考えてたら、ミーナと、ヴェルがほぼ同時に帰って来た。  二人とも、どうしたの? いい笑顔しちゃって……




「オズワルド侍従長様に、先ほどの事をお伝え申し上げました。 クロエ様のご意向通り、事実のみをお伝え申し上げました。 オズワルド侍従長様に置かれましては、ご納得、頂けたと思われます」




 はぁ…… 絶対に殺気あてとるな…… 脅したんだろ…… 周囲から聴くと、単に、欠席のご挨拶だと聞こえるように、殺気を細く鋭くしたんだね…… だからさぁ、もうちょっと、穏便に行こうよ。 お願いだから。




「判りました。 ありがとう。 では、引き続き、情報の収集をお願いしますね。 決して、”手” は、使わない様にね」


「御意に御座います」




 胸に手を当てて、頭を下げてくれるヴェル。 でもねぇ、ホントにホントに、”手” は、使わないでよ。 ”目” と、 ”耳” だけよ。 ちょっと、鷹の目でヴェルを見ちゃったよ。 続いて、ミーナから。




「マリー様、サロンにてお待ち申し上げますとの事です」


「ありがとう。 ……ミーナ、なにか、良い事有ったのかしら?」


「はい、……いいえ」




 あれ? なんだ、この反応? ボリスさんと、「お話」 したんでしょ? なんか、「良い事」、有ったんでしょ? なんか、隠しとるなぁ…… まぁ、この人、こんなに柔らかい表情でも、めっちゃ頑固だしなぁ…… 問い詰めたって、口割らんだろうしなぁ…… まぁ、私に、なんかするって時は、大体「お小言」なんだけどね。




     いいか、楽しそうだし。 




 マリーのサロンに向かう事にしたよ。 聞くべき事は、聞いたからね。 後は、ヴェルから聴くよ。 そうね、暗部の人達、何を拾って来るかしら?





**********





 マリーのサロンでね、いつ見ても、ビシッとしてるボリスさんが迎えてくれたの。 カッコいいわよね。 でね、さっきのミーナの件、ちょっと、聞いてみたのよ。 だって、気になるじゃない。 にこやかに、胸に拳当ててね、何も言ってくれないの。 はぁ……ここにも居たか…… 口の堅い、堅物が…… 


 まぁ、仕方ないよ、護衛騎士だもんね。 あれ、と言う事は、マリオの同僚なの? あとで、ヴェルに聞いてみよ!




「クロエ様! ようこそお越しくださいました!」


「マリー様! 突然お邪魔して、申し訳ございません」


「何をおっしゃるの? ココは、クロエ様のサロンでもあるのよ?」




 あぁ……まだ、言ってる。 そんな訳ないじゃんか。 まぁ、気持ちは嬉しいから、笑っといた。 久しぶりに会うから、積もる話もあったのよ。 でね、貴族科での噂話を聞いてみたの。 もう、単刀直入にね。 眉を寄せて、半分怒りながら、答えてくれたの。




「酷い噂話なのです。 クロエ様が、嫉妬に駆られて、グレモリー様を害していると。 一部の貴族の方達が、その……見たと……クロエ様が色々とされている姿を……」


「ここ、十日あまり、わたくしは、各寮のお手伝いで、王都シンダイには居ませんでしたわ。 わたくしを見たという方…… 何を見てらしたのかしら?」




 マリーの顔が、” ぱぁぁっ ” と、明るくなったよ。 心配してくれてたんだ。 根も葉もない噂話。 でも、学院に居れば、それこそ、火の無い所に煙を立てる事になるのよね。 で、私が王都シンダイに居なかったって事だから、そんな煙は、直ぐに消えてしまうって、そう思ってくれたんだ。 


 手を握り合って、目を見詰め合って、微笑んだんだよ。 あぁ、暖かいね。 マリーは、いつも、私を心配してくれてるもんね。 ゴメンね。 大丈夫よ。 そんで、必ず、貴女を護り切るからね。 あの、ボンクラ共からね。 そうそう、【精霊祭】 どうしようか。




「ゴメンなさい……御父様が、領地に帰るので、それにお供いたします。 なんでも、大事な用件があるのだそうです。 だから、今年は、【精霊祭】の前に、領地に戻らねばなりませんから……」


「左様に御座いますか。 楽しくお過ごしくださいませ♪」




 あれだ……きっと、ギルバート様、行くよ。 青龍大公様のご領地に。 そんで、きっと、赤龍大公様も一緒にね。 絶好のタイミングだね。 精霊様に対して、永遠を誓うのよ。 



     そうよ、【 婚約式 】だよ。 



 知らんのだろうね。 うふふふふ、目に浮かぶよ。 驚いた後で、顔真っ赤にして、照れるの。 帰ってきたら、その話を、微に入り細に入り、お伺いするわ。 楽しみ。



     チクッ



 あれ? なんだ? この、胸の痛み。 なんか、鋭くて、深い痛み。 ……なんかなぁ…… 私との時と比べちゃったのかなぁ…… 違うよね。 なんだろ?  まぁ、あんまり、気にする事無いよね。 そうそう、気のせい、気のせい!



 でも、仲立ちは誰かなぁ…… 王族に知られない様にするには…… 一人いたね。 そういえば。 王族と距離を置いていて、赤龍大公様に与力している方が…… そっかぁ……レオポルト王弟様が、居たよね。 うわぁぁぁ…… 青龍大公様、大変だねぇ…… お忍びで、やって来る、ハンダイ龍王国の重鎮二人。 


 あれ? そうしたら……もしかして……御爺様も? そんで、クーベル白龍大公翁様も? 行くんじゃないかな? 


 う~ん、多分、行くね。 うん、きっと行く。 あの人達も、その眼で見たいはずだもんね。 自分達の、” 企み ” の成果を。 で、それを韜晦するごまかすのに、各大公家の人達、みんなして、御領地に帰るんじゃないかな……




  あり得るよね…… もう、みんな、ハンダイ王家に期待してないもの。 




 そう言えば、今年の【精霊祭】の直後くらいに、南アフィカン王国との貿易に関する取り決めをする為に、ヴィヴィ様達来るって、内務寮の人達が噂してたなぁ…… 外郭、ほっつき歩いてる時に。 と言う事は、国王陛下と王妃様、御接待で、どっかに連れ出すつもりだろうね。 聞いてみよ。




「マリー様、たしか、南アフィカン王国から、ヴィヴィ妃殿下が、来訪されると、小耳に挟みましたが、誠でしょうか?」


「クロエ様、流石、御耳が早う御座いますね。 その通りですわ。 正式に貿易条約を結ぶ為に、アルバートル=ヌクイヌス副王陛下と、ヴィヴィ妃殿下が、御来訪されますわ。 【精霊祭】後に、到着されると。 父上から、そうお聞きしました。 なんでも、リュウコクにての、御会談だとか。 王太后様も、ご一緒されるとか」




 やっぱりね。 条約かぁ…… そしたら、承認式とかもするんだろうね。 承認官として、 ポール=ブスレット=グランリーブラ法務大官様も、随身されるね。 あの方が居ないと、正式に条約を結ぶこと出来ないもんね。 


 あれ? あれれ? そうすると、【精霊祭】の後って、黒龍大公一家、赤龍大公一家、青龍大公一家、国王陛下と王妃様、ついでに、王太后様、そんで、グランリーブラ法務大官様と、法務官様 御一行が、こぞって、王都シンダイから居なくなるのか? 残ってるのは、白龍大公家の方々と、ミハエル殿下、グレモリー様、そんで、ミルブール国教会の奴等 だけじゃんか…… 


 えっ? そしたら、ミハエル殿下主催の舞踏会って…… なんだ? とんでもなく、偏った出席者になるんだ…… はぁ……なんか、思い当たって……愕然としたよ。 でも、まぁ、奴らと絡むと、碌な事無いから、マリー達が、夏の間中、王都シンダイから、離れていて良かったよ。 万が一、彼女に招待状が来ても、居ないんじゃ、出れないもんね。 




     それなら、良かったと思おう。 




 さて、なんだか、トンデモナイ事聞いちゃったけど、そろそろ、お暇するね。 ほら、これ以上ゆっくりすると、また、あの、大量のお食事をする事になっちゃうじゃん。 ……それは、避けたいよ。 ホント。




「マリー様、有意義な ” お話 ”、有難うございました。 御領地での出来事、また、お聞かせくださいね」


「ええ、【精霊祭】は、本当にごめんなさい。 御父様ったら、絶対に連れて帰るって……」




 そうね、マリーが帰んないと、始まらないしね。 あぁ……そうだ、もう一個、聞いとこう。




「マリー様、アスカーナ様と、マーガレット様は、如何 されるのか、御存じありませんか?」


「……それが、わたくしと、同じ時期に、アスカーナ様は、御領地へお帰りになります。 マーガレット様も、アスカーナ様と一緒に、御領地のお屋敷へ、遊びに行かれるとか。 なんでも、珍しい薬草が有るとか」




 ほう、そうか。 そっちにも、根回ししたのか。 そうか、凄いな、お爺ちゃんズ! 完全に固めた感じだね。 あれ? 私は? ……あぁ、役割が有ったよ。 王家の目を引いとくって奴。 まぁ、仕方ないね。 楽しんでおいでよ、マリー。




「そうなんですの。 ウフフフ  なにか、良い事があると、よいですね」


「まぁ! ありがとうございます。 クロエ様は、如何されますの?」


「ええ、此のところ、少し大変でしたから、王都シンダイに居りますわ。 そうですねぇ、 そうだ! 街区の精霊教会で、庶民の方達と【精霊祭】の御祈りをいたしますわ」


「それは、良いですね。 また、わたくしも、御一緒させてくださいね」


「ええ、またの機会に! それでは、ごきげんよう、マリー様」


「ごきげんよう! クロエ様」




       チクッ



 まただ…… なんだ、この胸の痛み。 先の話をする度に、チクッと、痛むのよ。 なんだろ? これ?  なにか、抉るような痛みだ。 なんか、悪い予感する。 楽しい未来の話をする度に……


     なんなんだコレ? 


 にこやかな笑顔を浮かべながら、背中に冷汗が流れるの。 全身が警告する感じ? そんな感じがするのよ。 嫌な悪寒が、背中を這い登って来るの。 でも、顔には出さない。 お別れの挨拶を交わしてから、お部屋を出るの。 戸口でボリス様が立ってらしたのよ。 だからね、ちょっと、早いけど、言っておいたの。




「ボリス様、お伝えください。 クロエが ” 幸多からん日々を、お祈りしております ” と」


「承知いたしました。 事が終わってからで、宜しゅうございますか?」


「勿論です。 そういう風に、手配されているのでしょ? 台無しにはしたくありませんもの」


「これは、これは。 確かに、” ご伝言 ”、承りました」


「では、ごきげんよう」


「失礼いたします」




 胸に拳を当てた、ボリス様。 あのね、それ、淑女に対しての礼じゃ無いよ? それ、騎士に向かってする礼だよ? 知ってるよね。 ねぇ!!





**********





 次の日から、ヴェルを伴って、八大精霊様を祭る、大聖堂を巡ったのよ。  うん、ちょっとした根回し。 要らない事されても、大丈夫なように。 龍王国の精霊様に被害が出ない様に。 精霊様にお願いして回ったのよ。 


 私の立場は、一応、王家の端っこに居るからね。 だから、王家の代表みたいな顔してね。 はははは、大事な事なのよ。 だってね、王家の者が率先して、やらかそうとしてるんだもの。 止めとかないと、精霊様の加護が消えてしまうからね。


 各大精霊様の教会でのお願い。


【精霊祭】の日、絶対に、絶対に、内郭に近寄らないでくださいって事。


 あいつ等の事だから、去年より、網掛ける大きさ、絶対大きくして来る。 だったら、その網に引っ掛からない様に、近寄らない事。 かなり魔力を持った、高位の導師は消えて貰った。 だから、余裕を見て、内郭全域への接近をやめて貰う事にしたの。


 これで、奴らが、ミールフルール呼び出したとしても、最小限度の被害で収まる筈。 まぁ、荒れ狂った奴が、何人かの人の魂を喰らうかもしれないけど、基本、美味しいモノしか食べない奴だから、狙われるのは、ミルブール国教会の導師だろうけどね。 


 ほら、奴の好物って、自分の信奉してくれている信者の魂 でしょ。 龍王国の民の命は……まぁ、安全かもね。 あぁ、奴を信奉してたら別。 でも、そんな奴は、龍王国の民じゃないもんね。 だから、いいや。


 最後に行ったのが、光の大精霊様の教会。


 そんで、お願いするの。 同じようにね。




 ⦅光の大精霊様に伏して、願い奉ります。 此度の【精霊祭】において、ミールフルールの召喚陣が、王城ドラゴンズリーチの内郭に張られる可能性が有ります。 我、クロエ=ハンダイ、王家に連なる者として、これを恥じ入ると共に、大精霊様、精霊様の眷属の方々の安寧を護らんがため、まかり越しました。 奏上申し上げます。 此度の【精霊祭】において、彼の地に近寄らぬよう、御眷属の方々共々、御身を安んじ下さいますよう、伏して御願い奉ります⦆




     頭の中で、



    ゴーン ゴーン 



って、重い鐘の音が聞こえるの。



   了承されたって事ね。



     それでね、



 優しい光が、私を取り囲んだの。



    で、聞こえたの。


  ⦅心遣い、感謝する⦆ 


      って。





     ふぅ……





    お願いに来て、





     よかった。





ブックマーク、感想、評価、本日は新なレビューまで頂き、誠に有難うございました!!

中の人、感謝感謝で、一日中浮かれておりました。


本当に、皆様のおかげで御座います。


有難うございます。


楽しんで読んで頂ければ、幸いです。


それでは、また、明晩、お逢いしましょう!!

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