クロエ 生涯の友人達を得る いち
マリーとの、お茶会 楽しいよね。
初春の学院は、木の芽が萌え出して、庭全体に薄緑色が広がっている。風も凄く清々しい。 寒く無くなって、マントも要らなくなって来た。 人影もちらほらしてるし。 中庭の日当たりのいい場所にある東屋がいつもの場所。 ここね、予約とかいらないのよ。 学院内のお部屋を使う場合は、 ” サロン ” ってものを申請して、一室を確保する必要が有ったのよ。
そんでね、その、 ” サロン ” ってのが、ちょっとね。 まず、主催者が必要なんだって。 でもって、最低五人の生徒が必要なわけよ。 んでね、部屋を申請して、 ” サロン ” の名称を登録して、給仕を雇って、常設申請して、許可貰って…… 煩雑なのよ。 たかが、休み時間や放課後の溜まり場よ? なんで、そんなに色々やる訳? 不思議に思ってた。
答えは、マリーが教えてくれた。
お貴族様の閉鎖性がそうさせたんだって。 自分達は特別だって、他人に対しての示威行為だって。 もちろん、こんな直接的な事、マリーは言わないわよ。 会話の中から、くみ取っただけ。
「クロエ様は、サロンを主催なさりませんの?」
「主催? 仲の良いお友達を最初から持っている訳では御座いませんので、そのような大役は……」
「大体の大公家や、公爵家の令嬢はお持ちですわ」
「そうなのですか……よくわかりません。 では、マリー様も?」
「私は…… 父にも叱られますが、社交は苦手です。 サロンは社交の一環だと。 其処で交わされる会話は、今、何が起こっているのかを探る、手段だと。 ……でも、私、あの中に居る事は、耐えられません。 サロンに参加するだけで、様々な審問がサロン参加各家の皆さまから有りますし、原則、全員が納得されないと、サロンに合流できませんわ。 そこで、話される内容も、たいていは噂話ばかり………… サロンを主催するとなると、疲れてしまうと思いますの。 だから、主催せず、参加せず……」
「ほほほ、私も無理ですわね。 それに……わたくしの場合は、 ” 五人揃える ” と言う条件で、ダメですわね」
「えぇっと……ここに、五人居られますわ」
「無理ですわよ。 たとえ、この場に居る五人で申請しても、サロンの維持なんて……そんな難しい事…… 私には荷が勝ちすぎますわ」
ニッコニコ顔で否定しとく。 確かに此処にはマリーも含めて五人いるよ。 でも、そのうち三人は、私の従者だよ? いかんでしょ。 趣旨を逸脱するよ。 それに、ココだったら、そんな煩雑な手続き要らないしねぇ。 御茶会っても、時間を合わせて此処に来るだけだしね。 お茶だって持参よ。 それ用のバスケットは、お揃いにしたけどね。
そうそう、このバスケット、ちょっと自慢の逸品なのよ。 エルに言って、買い物籠のちっさい奴、五、六個、買って貰らって、ちょっと可愛くデコレーションして、中敷きの裏に魔方陣書いて、作ったのよ。
魔方陣は魔法科の授業で習った物と、父様に教えてもらった物の混合。 保温、耐衝撃、なんかは、初級レベル。 んでね、父様に教えてもらった、重量軽減、容量拡大、なんかを組み込んでみたのよ。 そしたらね、使えるのよ、これが。
例えば、ちっさなバスケット三つばっかりの中に、十人分のティーセットと、御菓子、ポット、湯零し、お皿セット、敷物なんかが、あっさり入って、重さは、そんなに、変わんないのよ。
私とメイドズだけで、御茶会の準備は、十分なんだけど、マリーも欲しいって言ってくれたんでね、お揃いで作ってみたのよ。 凄く喜んでくれた。
風は爽やかだし、放課後のこの時間は、ほんと有意義。 私の知らない学院の不文律とか、お貴族様の間のゴニョゴニョとか、色んな事教えてくれるマリーには、ほんと、感謝だなぁ……
私から教えられる、マリーの知らない事って……おいしく食べられる、魔物とか? 毒草の見分け方とか? ……キリル語のスラングとか? まぁ、役に立たないものばっかりだね。
ハハハハ、私、女子力ひっけぇ~~~。
そう言えば、最近、ちょっと遠巻きにしてた、人達が、なんかわざと東屋の近くの小道を歩いているのをよく見かける。 マリーも気が付いていた。
「お声がけ、しましょうか?」
「マリー様がご負担に成らなければ。 此処は、いわば、公の場所ですから、それに【サロン】て、訳でもございませんしね」
「そうですわね。 クロエ様が、お嫌でなければ、一度ね」
「ええ、エル達もお友達連れて来ていいのよ?」
「はい、有難うございます、お嬢様」
そうだよねぇ…… 私がここに入り浸ってるから、エル達お誘い断ってるんじゃなかろうかって思ってんのよ。 そんで、水向けてみた。 行かないなら、呼んじゃえってね。
次の日の御茶会、なんか、人が一気に増えとる。 ほとんどはエル達のお友達。 うん、庶民階層出身者、又は、よそん家の、従者とか、使用人。 私の側じゃなくて、みんな、マリーの側に座っとる。
うん、ほら、ミハエル殿下が言ってた、 ” 卑しい眼つき ” ってさ、あれ、あながち間違いじゃないのよ。 私の目って、目の色こそ綺麗な紺碧だけど、眼つきが、 ” 鷹の目 ” の爺様にそっくりだったの。 うん、開拓村でもエリックに言われたよ、『睨んでんじゃねぇよ!』ってね。 普通にしてたら、眼つきがヤバイらしい。
大公家の礼法の時間にも、さんざん先生に笑えって言われたくらい。 学院に入ってからの一件で、あんまり笑えなくなってるから、また、いつもの眼つきに戻っているらしいのよ。
……自分じゃ普通なんだけどね。 マリーとか、メイドズは、気にしてないのだけど……他の方々がねぇ……なんで、私がしゃべると怯えるの? どうして? お茶を勧めただけよ? なんで、硬直してんの?
マリーが笑ってるから、いいけど……なんか凹む。
以前、アルフレッド様が連れて来ていた人達も居るよ。 まぁ、爵位持ちの家系の人なんだけど、面白いよ。 話題がね。 辺境出身の人も居るし、私のなんの役にも立たない話に乗っかるのも居る。
まぁ、来たり、来なかったり、【サロン】じゃないから、みんな気楽に参加してくれてる。 其処は良かったと思う。 いつの間にか、中庭のこの東屋、その人達の間で「大公家のお茶席」、なんて呼ばれてた。
いつも、私が居るわけでも無いので、良く来る人たちに、 ” 例の ” バスケットを渡して置いた。 みんなお揃い。どれも一緒よ。 そんで、中身は、各家で要らなくなったり、定数が欠けたりして、使わなくなったもので一杯にしてた。 それもまた、話題になるのよ。 なにも、完璧だけが求められてるんじゃないってのも、来てる人達が気に入ってくれてるんだろうね。
そんな中で、割と良く来る人達が三人いた。 みんな、”変人” って思われてるらしい。
一人目
マーガレット=エスパイヤー子爵令嬢
この人、魔法科希望の薬剤師目標にしてる人。 毒草に滅茶苦茶詳しい。 私の毒草話に一番食いついて、私が間違って、”ブランデール”って草、喰って、猛烈な腹痛起こした事話したら、大爆笑してた。
「アハハハ! あれ、喰ったの? マジ? よく呑み込めたね。 クロエって、相当、鈍感なの?」
うん、変人だね。
二人目
アスカーナ=ホテップ男爵令嬢
この人、辺境出身だけど、めちゃめちゃ頭いい人。 行政内務科、王国戦略局志望だって。 どんだけ頭いいんだ。 そんでもって、あの”ゲーム”のマスター資格保持者。 青龍大公家の傍系。 マリーとも仲良し。 そんで、めっちゃ食いしん坊。 バスケットの中身全部喰っちゃうんじゃね?
「頭使うと、お腹すいちゃいますねぇ…… あぁ、それ貰っていいですか?」
……食欲魔人だ……
三人目
ビジュリー=エリオット=バンデンバーグ子爵令嬢
この人ね……御茶会に来ても、いっつも寝てる。 いや、意識が薄いのか? 楽しいのか? って思ってた。 で、専攻……貴族科。 リヒター様、イヴァン様が嫌ってる科だよ。 でもね、この人、ちょっと違う。 いろんなサロンに誘われてるんだけど、全部お断りしてんだって。 なんでだ?
「わたしぃ 家がぁ 宮廷楽士なのぉ それでねぇ 音楽の勉強をしにねぇ 学院に入ったんだけどねぇ まだ、授業のレベルがねぇ わたしに追いついてないの 退屈よねぇ でねぇ、 皆さんがねぇ、 サロンにねぇ 呼びたがるのよぉ ほらぁ、 音楽がねぇ、 欲しいらしいのよぉ。 でもねぇ…… 私一人で、ずっと演奏する訳じゃないぃ、 疲れんの、 嫌なのよぉ」
うん、大変判りやすい、怠け者さんですね。 でも、腕は一流なんだって。 高位貴族のお嬢様方のサロンに、どうやって引っ張り出すかって、噂になってるって、エルが言ってた。 この御茶会に来てだいじょうぶなんか?
「ここでは、ビジュリー様、楽器は御使いになられておりませんので、一応は……」
エルの歯切れは悪いね。 そうか……気を付けよう。 うん、楽しんでくれたらいいよ。
*************
ある日の午後。 放課後の御茶会タイム。 マリーと一緒に東屋に向かってた。 なんか、申し合わせたようにみんな来てんだよね。 東屋について、テーブルに真っ白なシーツ引いて、席を用意して……みんなが其々に、思い思いの場所に陣取ってるね。 何となく御茶会スタート。 エル、ラージェ、ミーナ ゴメン、お茶入れてくれてるんだね。 ほんと、ありがとう!
そんで、一人なんか遅れてやって来た。 ビジュリーだった。 大きな箱二つ抱えてた。 何かなぁって思ってた。 自分の席を作って、ゆったりとカップを持ち上げてる。 うん、いいよ。寝て。
「あのねぇ、 クロエ様ぁ」
「はい?」
「あなた、リュート、お上手なのねぇ」
「はいぃ?」
なんで、私がリュート弾くの知ってんの?
「『魔法弾の射手』、プロローグからメインテーマ、エンドロールまで、一気に弾ける人なんてぇ あの劇団の初回公演で弾いた人しか、居ないよぉ」
お、おい……なんで、それを知ってるんだ? 確かに、リュートの先生に連れられて、小劇団のオーケストラボックスに居たよ。 初日だけね。 そんで、弾き切ったよ。 先生の課題だったしね。
”出来るまで通うよ”って、云われて、閣下に知れたら、ヤバかったから、死ぬ気で初日に遣り切ったよ。 ……あん時は、まだ、誰も私の事知らんかったから、出来た荒業だし……
「歓迎舞踏会で、最後まで居たんだぁ 私。 でねぇ、だぁれも居なくなってたんだけど、そん時、どこかの御令嬢が、リュートであの歌劇、最初から最後まで、弾き通したのよぉ。 半分寝てたんだけどねぇ、最初はソロ、だったねぇ……最後はフルオーケストラになってたでしょぉ……えへへへ、あんまり嬉しくって、踊っちゃったぁ」
いたよ……うん、いた。 一人、ボールルームで踊り狂ってんのが……あれ、ビジュリーだったんだ。
「でねぇ……誰だろうって、ずっと思ってたのぉ あの楽団、宮廷楽士だったんだよねぇ コンマス、御兄さまなんだよねぇ…… で、聞き出したんだよねぇ…… あれは、ミハエル殿下の御婚約者だってぇ」
いやいやいや……ちょっと待って下さい。 あの殿下のせいですか! 単に楽しんだだけですよ! それまで壁の花だったから。 ちょっとは楽しくしたいなぁって…… あぁ、その箱……もしかして……
「持ってきちゃったぁ あの時、クロエ様が、使ってた リュート。 えへへへ、弾いてぇ~」
めっちゃ強引じゃん! ビジュリー、あんた、目的の為に手段を問わないタイプなんだ。 リュート出して来たよ。 赤いベースに黄色の帯入り……そうだね、あんときのだね。 うわぁ……出まかせだと思ってたぁ!!!
「リクエストはぁ ダランダールのぉ 『新しき未来』 第四楽章でいいわぁ」
何つう超絶技巧曲! 馬鹿たれ! できるかぁ! いきなり言われたって! 指、動かねぇよ!! 困った、どうしよう。 そりゃ、弾けって言われて、練習してたら、何とかなるよ? でも、いきなりじゃ……
「あの、ビジュリー様? 突然、言われましても……」
「あらぁ、 スコアー知らないのぉ?」
「い、いえ。 知っては居りますけれど……」
「えぇぇ~~ 出来ないのぉ~?」
なんで、寂しそうに見るんだ! 周りも止めろよ! なんで、期待した目で見るんだ! ま、マリー、助けて!! マリーが興味津々で、ビジュリーに聞いてた。
「ビジュリー様、もう一つのお箱も楽器?」
「あぁ、これぇ? うん、私のよぉ~。 私の分身なのぉ」
「えっ、あの『伝説の名器』を持ってこられたんですか?」
「うん、だってぇ、あれだけの音出せる人に合わせるのよぉ、私も全力で、なきゃねぇ。 御兄さまの許可も貰ったしぃ。 いいでしょ、クロエ様ぁ」
「クロエ様、私も聴きたい!」
だめだ、マリーもあっちに行った。 ”伝説の名器”ってなんだ? ビジュリーもう一つの箱の厳重な梱包を解いて、中から、バイオリンを1挺取り出した。 ええっと、私、楽器の事は判んないけど、なんか、物凄く輝いて見える。 うん、そうだ、精霊に愛されとるね。 精霊の光がキラキラ舞っとる。 ……なんつうもの持って来とるんだ? いいのか、ここ屋外だぞ?
もう、進退窮まった。 弾かないと、みんなががっかりするだろうし……弾いてがっかりされるかもしれないし…… 第一、指、動くんか? あれ、相当難曲だぞぉ
「……判りました。 上手くないですよ? 練習もしてないし……」
「あのねぇ、第四楽章はねぇ、『新しき未来』を迎えて幸せになって欲しい人に捧げるのぉ。 そうするとねぇ……とっても綺麗な音が出るのぉ」
「幸せになって欲しい人?」
「そうよぉ、恋人でも、婚約者でも、家族でも、大切な人を、誰を思い浮かべても、いいのよぉ 音が形になるのぉ 想いが深ければ、深い程ねぇ~」
「……判りました。 では、……その方に捧げますね」
「いつでも、いいよぉ」
私は、リュートをとった。 思い浮かべるのは……辺境に帰られてしまったアルフレッド様。 『新しき未来』を迎えて幸せになって欲しい人だ。 ……アルフレッド様。
もし、この音が届いたら、クロエは嬉しいです。
ボディを叩き、リズムを取る。 後は、イメージだ。 最初の一音、極々弱く。 夜明け前のまだ星が満天を埋め尽くす、序盤。 曲の進行は、細く、弱く、密やか。 私のリュートに、ビジュリーのバイオリンの音が乗る。 スコアーが頭の中を走る。
徐々に東の空が明るくなり始める。 星が、一つ、また一つと消えていく、寂しさの中に、喜びが生まれ始める中盤。 此処から、バイオリンが先行する。 それに合わせた形で、リュートの音が乗る。
ビジュリー、いつもと全然違う! ピリッとした表情。 奏でられる美しい音色。 眉間の皺はご愛敬だね。わたしも、必死。 もう、死んだ。 指が。 でも、頑張る。 こんなに綺麗な音色聞いた事無いよ。
徐々に周囲が明るくなり、夜の帳が上がる。 天空は、深い青から、水色のグラデーション。一片の雲も無く晴れ渡った朝。 地平線はマルーン。 仄かに赤みがさす。 曲は終盤。 此処から、私の出番。 リュートの音が大きく強くなっていく。
あぁ、精霊様。 お願いします。 アルフレッド様の未来に、”闇”を置かないでください。 彼に幸せを運んでください。 感情が音に乗る。 大きく強く、高らかに!
東の空に太陽が昇る。 曲はクライマックス。 最大音量、一途に、一途に祈ります。 貴方に幸せを!
最後の一音が終わった。
指が二、三ヶ所切れてた。 弦も緩んだんじゃなかろうか? ゴメンね、ビジュリー。 大事な楽器でしょ? あれ、あれれ? なんで、目をまん丸にして、見てるのビジュリー。 なんで、みんなだまってんのよ。
へ、下手だった?
き、聴くに耐えない音だった? た、確かに超絶技巧要求されるし、知ってるだけで、二三ヶ所、フィレット緩んだよね? なんか、すんごく、どえらい、”ミス” してた? え、え、なんで……なんで、静まり返っての? 引き連れてる左目の下が、ヒクヒクと痙攣するね。 冷汗が額から滑り落ちた。 あれ? なんか、いたたまれない……
パチパチパチ
遠くから、拍手の音が…… みんな、我に返ったようにハッとした眼つき。 そのあと、割れんばかりの拍手! えっ、えっ、えっ えぇぇ~~~ 何が起こってるのよ~~~
「ビジュリー、お前、腕を上げたな」
渋いお兄さん居たよ。 誰?
「御兄さまぁ~ 凄かったねぇ~ 引き摺られたの、初めてだよぉ~~~」
「あのリュートは……こちらのお嬢さん?」
「そうよぉ、ほらぁ、お話したでしょぉ~ 今日やっと合奏出来たのよぉ~ それが、さっきのぉ~」
「ほ、ほう。 これは、また…… 良かったな。 ビジュリー。 学院に来たかいがあったな」
「そうねぇ、やめようかと思ってたけど、辞められなくなったわねぇ~~」
なに?何事? 御兄さま? 宮廷楽士のコンサートマスターの? え?
「お嬢さん、貴方の音は、きっと精霊様に届いて、想い人に伝わりますよ。 これだけの音だ、必ずね」
「ありがとう……御座います。 そうなれば、いいなと思っておりました」
「しかし、誰に師事されたのです? こんなリュート聞いた事が無い」
「ええ、黒龍大公様の御屋敷で習いました。 お恥ずかしいです」
ビジュリーの御兄さん、ちょっと考えてから、大きく頷いた。 どうやら知り合いらしい。 先生型破りな方だったからね。 きっと、名の知れた方なんだろうね。 そん時、私、煮詰まってて、楽しみがリュートだけだったからね。 ” 思いを弦に乗せる ” って、良く先生が言ってたもの。
「ビジュリー、いいお友達が出来たようだね。 大切にしなさい」
「はいぃ、御兄さまにぃ、云われるまでもぉ、御座いませんわぁ」
周囲は、まだ、大きなの拍手が続いている。 マリーも一生懸命拍手してる。 なんか、勘違いしそうだよ。 これはね、良い楽器と、ビジュリーのバイオリンが凄かったんだよ。 ホントだよ。 なんか恥ずかしくなって、顔から火が噴きそう。 エルも、ラージェも、ミーナも、そんな私を優し気に見て、拍手してた。
何なんだよ、もう!
恥ずかしいじゃん!
評価、コメント、有難うございます。
モチベーションがMAXまで、跳ね上がっております。
読んで頂き誠に有難うございます。
今後とも、クロエ共々、宜しくお願い申し上げます。




