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主人公は「自分に近いか、同じ要素」と、「憧れる要素」の二つを持たせる

 魅力的な主人公を書こうと張り切って、イケメンで背が高くて、お金持ちで頭がよくて、スポーツ万能で……と、あれもこれもと素敵な要素を満載にして、読者さんが共感できない主人公や、ご都合主義感丸出しになってしまった方もいらっしゃるかもしれません。


 しかし、あまりにもリアルを追及すると、共感できるけど、魅力を感じない、それほど惹かれない、地味でつまらないキャラになってしまう場合もあるでしょう。


 それなら、どうやって、共感できて、それでいて引き付けられるキャラを作ればいいかと言うと、読んだ人が共感しやすい部分、「自分と近い、もしくは同じ要素」と「憧れる要素」の二つがあればいいのです。


 見た目が地味で運動も勉強も平均値な主人公。

 確かに、共感は出来ますが、これだけだと、なにか物足りない感じもしますし、それ以前に魅力的に思えないでしょう。ならば、ここに思わず憧れてしまう要素を足せばいいのです。


 ミステリーなら、天才的な推理力を持っているとか、忍者の家系に生まれていたため、忍術が使えるとか、主人公はゲームオタクで、その業界では大人気プレイヤーでファンまでいるとか、なんでもいいので、「これはすごい!」と思われる要素を一つ持たせればいいのです。


 リアリティのある普通の主人公に、「これはそうそう出来る人がいないだろうな。でもできたらカッコいいだろうな」と思えるものを持たせると、魅力がアップします。



 逆にイケメンや美女、ものすごく頭がいいキャラが主人公なら、そこにマイナスの要素を入れてバランスを取りましょう。


 ものすごくイケメンなのに、恋愛運がなさすぎて、いつも本命の子の前でへまをやらかして嫌われてしまう、今回の恋愛は上手くいくか? とか、頭脳明晰なのに猫が大の苦手、なのに好きなった人が大の猫好きでどうすればいいかを頭脳で解決できるのか? というような、「いい部分もあるけど、マイナスな部分もある」「マイナスの部分を、自分の持ち味や武器でどうやって解消しようか?」という方向から物語を書いていくのもありだと思います。


 カッコいいだけでなく、だからと言ってダメな部分だけでもない。そういういろんな顔を見せられる主人公が一番魅力的に見えるのではないかと思います。



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