生徒会の日常3 緊急任務1
「キタ:こちらアルファ、待機完了」
「モ:こちらブラボー、待機完了」
「副会長:こちらチャーリー、位置につきましたっ」
「会長:こちらデルタ、作戦行動開始まで2分………」
1時間前……
「キタ:こんちは〜」
いつもみたいにドアを開ける…が、みんなのバックはある、だが、肝心の会長や副会長が見当たらない……(落ち着け…いつも通りだ)
「キタ:後ろかっ!」
背後から視線を感じた、後ろを振り向くとそこには副会長の姿……
「副会長:あーあ、ばれちゃったw」
「キタ:こんちは副会長」
「副会長:次のターゲットはモトヤンよ!」
「キタ:ふっ、のった!」
「モ:こんちは〜」
今だっ、棚の上から飛び降りモトヤンの後ろに立つ、そして左手で首を絞め、左手でプラスチック製のナイフを首元にあてる、
「キタ:動くな…」
「モ:キタか……やるな、」
「副会長:はいっ、そこまで、」
「会長:みんないる?」
会長が息を切らしながら駆け込んできた、様子をみるかぎり只事ではないらしい、
「キタ:どうしたんですか会長?また弁当の中にセロリでも入ってました?」
「会長:セロリじゃない!」
「モ:じゃあピーマンやな」
「会長:ピーマンでもない!いいから聞いて!緊急任務よ!」
緊急任務…それは俺達生徒会が本気で取り組まなくてはいけないことだ、今までの緊急任務は急に市長が来たりした時とかだった、
「キタ:今回はなんです?」
「会長:情報書類の回収と交換よ!先生に間違った書類を渡したの、その書類とこの書類を交換しないといけないの!」
「キタ:それなら普通に先生に頼めばいいじゃないっすか?」
「会長?あの書類はあと2時間後に校長先生に渡る……そしたら、私達は大変よ!」
「キタ:間違った書類は何が書いてあるんですか?」
「会長:私達が昨日全力で描いたドラ◯もんよ‼︎」
「全員:なんだってぇ‼︎」
「モ:こいつはやばいで」
「キタ:副会長!」
「副会長:さあ、訓練の成果を見せるわよ!」
「会長:では、キタ!貴方はアルファ、モトヤン、貴方はブラボー、副会長、あなたはチャーリー、そして、私はデルタ、みんな、これから無線使用時この名前で呼ぶように!」
「全員:サーイエッサー!」
「副会長:みんな、装備準備!」
生徒会室のロッカーを開ける、中から必要なものを取り出していく、無線はもう貰った、「キタ:副会長、双眼鏡を」
副会長に双眼鏡を投げる、副会長は屋上からの状況報告だ、俺とモトヤンが潜入だ、
「副会長:キタ、これっ、」
副会長が俺に投げたのはマスターキーだ、これで基本、どのドアも開けれる、
「いい、先生は常に移動中、どうするかは、私が決める、指示を待つように、」
「キタ:OK」
「モ:行くとしますか」
「会長無線は常にオンラインに!」
次回、生徒会の日常4 緊急任務2