5/22
友情
「はぁー。」
朝から、憂鬱だった。それに…百夜さん、私のクラスだし、席が隣って、どこまで最悪なんだよ。
「どうかした?片切さん。具合でも悪いの?」
「大丈夫、少し疲れただけだから。後、私のこと千でいいよ。」
「そう。」
まったく、今朝の事で私は、クラスいや全校生徒の話の的だ。歩くだけでも、立つだけでもみんなの視線が痛い。
「おーい!千!百夜!」
「せ、先輩!」
「ど、どうした!?いつもの千は、」
そう言われてもというくらい、私は先輩に抱きついていた。
「皆さんからの視線が痛いです。」
「やっぱり、私もなんとなくそう思ったから来てみたら、案の定か。」
「美咲も、クラスがそんな感じだったから逃げてきたんだよ。」
「や、山切先輩~!」
「先輩方、すみません。心配かけてしまって。」
そう言って、百夜は謝罪していた。
「いいよ。お前も、文芸部の一員だからな。心配して当然だよ。」
「先輩…。」
彼女の表情が少し笑顔になっていた。それを見て私は、
「そうですよ!私たちは、文芸部の部員なんですから!」
そうして、私たちは仲良くなっていった。