卒業
無事に、卒業式が終わり、卒業生は、後輩の所に別れを言いに行っている人や、友達と最後と言って、記念写真を先生に要求している人など、いろんな人がいた。
「千。」
名前を呼ばれ、振り返ると先輩方と百夜ちゃんがいた。
「先輩__、卒業おめでとうございます…。」
「千ちゃん。」
「千__。」
先輩は、私を抱きしめて、
「我慢すんな。バレバレだぞ、今日位は、素でいろ。」
「せん__ぱい__。ヒック、うわぁぁぁぁぁぁぁん!嫌です!先輩ともっと一緒にいたいです!一緒に、学園生活enjoyしたいです!」
私は、大きな声を出しながら、先輩の胸の中で泣いた。一生分くらいの涙を出した気がした。
「千、よく聞け。これが最後の別れじゃない、ほんの少しの間の別れだ。きっと、すぐに会えるさ。なんたって、私たちは、今の小説界の救世主と文字の魔女だぞ、私達が、チームを組んだら誰も敵わい。だろ?」
「はい!!」
先輩の言葉に、勇気づけられ、前を向いて笑顔で先輩の言葉に返事をした。
「じゃ、皆!いっちょ盛大にお祝いしましょう!!!」
「「「はーい!せーのっ、先輩方今までありがとうございました!!在校
生一同、心を込めてお祝いっ、もうしあげまーす!!!」」」
私は、生徒会の知り合いに協力してもらい在校生みんなで、先輩方をお祝いしようと提案したのだ。
「これだけじゃ、まだ足りませんが、私達全員の気持ちです。受け取ってください。」
「皆っ」
「俺達の為に__」
「ありがとう、皆。」
先輩方の目には、涙が浮かんでいた。
「じゃ、こっちも!せーのっ!!」
「「「今までの!3年間!!あ!り!が!と!う!!!!」」」
こうして、私たちの先輩たちへ贈る卒業式は終わった___。