文化祭!2
「百夜ちゃん、どこか行きたいところあります?」
「フフッ、千ちゃん。やっと私のことをちゃん付で呼びましたね。」
「えっ、あ、そうだね。」
「この際、敬語もやめたらどう?」
「そ、そうだね。」
私と百夜ちゃんは、事件以来、前よりも仲良くなっていた。
「じゃぁさ、行きたい所無いなら、私に付き合ってくれない?」
「いいよ、千ちゃん。」
そう、私が行きたかったのは……、
「いらっしゃいませ。お嬢様。」
行きたかったのは、2年生のクラスでやっている。メイド&ホストカフェ。
し・か・も、
「千、百夜。よく来たな。」
「えっ?って、川切先輩ですか!?」
「フフッ、皆、そんな反応するのよ、千ちゃんは、慣れてるわね。」
そう今日の川切先輩は、男子、女子ともにホストをお願いされていたのだ!
「当然です!もう、調査済みですから!」
「千、それは、自慢にもならないぞ…。」
先輩には、呆れられたが、先輩の男装なんて滅多に出会えない!
「で、二人共、注文は?」
「あっ、ここって、ランチとかありますか?」
「あるよ~、二人ともそれにする?」
「「はい。」」
私は、この二人のメイド&ホスト姿が見れれば、満足なので、ここで、昼を済ませる。そのあとは、時間が許す限り、見て回る予定だ。