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Heart to Heart~二人の想い~

作者: ひろろ
掲載日:2012/07/22

幼いころに交わしたある約束が長い間守られていたこと、忘れ去られていなかったこと、そんな小さな恋物語です。

「愛羅~!入学式に行く時間だよ!」朝から母親の声が飛び交う中愛羅は急いで学校に行く用意をしていました。今日から愛羅は小学生、どんな出会いが待っているのか期待と不安を抱いた中入学式が終わり教室に入りました。愛羅は隣町の幼稚園を卒園したのでまわりは知らない人ばかり、不安でたまらなく母親のほうを何度もみていました。そんな時「どこからきたの?」となりの席の男の子流星に声をかけられました。愛羅の不安を感じ取ったのか流星はいろいろと話しかけてきます。「僕は流星っていうんだ。名前は?」「あ、愛羅です」「かわいい名前だね。これからよろしくね」「こ、こちらこそ・・・」愛羅はすぐに流星のことを気になり始めました。それからというもの二人は何でも一緒にやるようになり、そのうちに家が近いことがわかり、学校が終わった後、一緒に遊ぶようになりました。そんなある日、二人は数人の友達と川のほとりを探検していました。橋の下まで行くと雑誌が乱雑に捨てられてありみんなはそれを読み始めたのです。二人は本に夢中になり、ほかの友達がいなくなったことすら気づかずにいました。「みんないなくなっちゃった!」「そうだね、僕たちだけになったね。でもすごく楽しいからまだ一緒にいよう」と流星が言いました。日が暮れて帰り際に流星が「ねぇ、僕たち約束かわそう」と言い出したのです。愛羅は何の約束かわかりませんでした。「僕たち、一番最初に友達になったからこれからもずっと一緒にいよう。約束する?」「うん!愛羅も一緒にいたいから約束する!」二人は夕日が沈む中小指を絡め固く約束したのです。月日は流れ、二人は高学年になりました。愛羅はある日突然学校に行けなくなる病気にかかってしまい、治療を続けクラスも変わってしまい、流星と離れてしまったのです。それから二人は廊下で会っても目を合わせようとせず離れてしまったのです。でも愛羅はずっと流星のことが好きであの日交わした約束を忘れることは1度もありませんでした。やがて小学校の最高学年になり、愛羅は病気も治り、みんなのところに行けるようになりました。廊下で流星とすれ違うたびに見つめますが目があうことはありませんでしたが、ある日ふと視線が合いました。愛羅はそれだけでも嬉しかったのです。愛羅の小さな願いが叶ったのです。愛羅は自分を励ましながらみんなのところに一生懸命行きました。そのたびに流星と目が合うようになり、やがて笑顔で見つめあえるようになったのです。愛羅はそれだけで幸せな気持ちになっていったのです。そして季節は変わり二人は中学生になりました。愛羅にとって嬉しい出来事がありました。それは流星と同じ部活になれたこと。それだけではありません、二人は陸上部の短距離選手になり、スタートを補助する装具を二人で使うようになり、装具を渡すときはお互い「頑張れよ」と励ましあい渡す。大会になるとお互いに勝負が終わるのを待つようになり、勝負が終わった後は一緒に歩いてテントに戻るなど一緒にいる時間も増え、話す時間もたくさん持つようになり一緒に帰るようになりました。中学になって一気に愛羅の願いが叶ったのです。愛羅はそんな毎日の中で流星へ対する思いが強くなってゆくばかり、片思いなのはわかっているけど何かを期待してしまう、でもあと1歩踏み出す勇気が持てない、はがゆい想いを抱くようになりました。そんな中愛羅は部活の練習で足を痛めてしまい、走れなくなってしまったのです。愛羅は悔しくて悔しくて、足を痛めた自分が嫌になり笑顔が消え、自暴自棄になってしまっていたのです。ある日みんなの練習をみていた愛羅のことを流星は気にかけ、そっとそばに行きました。まるで愛羅の曇った表情に気づいたかのように。流星は何も言わずただそっと愛羅のそばにいて離れようとしません。愛羅はこんな自分を好きな人に見られるのはすごく嫌でしたのでどうしてそばに来たのかわからなかったのです。でも流星の心配してくれている表情に気づき愛羅は涙が出そうになっていました。「愛羅、座ってみたほうが足に負担かからないよ」と言ってくれ座るとき手を貸してくれたのです。そして流星もその場に座り愛羅の顔を覗き込みながらそっと痛いほうの足に手を添え「早く治るといいね」とささやきさすってくれたのです。まるで魔法をかけているかのように。愛羅はその優しさに心打たれ、我慢していた思いがあふれ出し涙を流してしまいました。その時流星はそっと愛羅の頬に優しく親指を添え涙を拭いてくれたのです。「もう我慢しなくてもいいよ。もう一人で悩まないで。僕がずっとこれからも愛羅のそばにいて支えるよ。つらい時は我慢しないでいっぱい涙を流して。僕が支えるから。だからもう泣かないで笑ってよ」と優しい笑顔で言ってくれたのです。そして愛羅は涙を流しながら笑って見せました。「その笑顔が僕は好き」と頭を撫でてくれたのです。「私も流星のことが好き」と最高の笑顔で言えたのです。こうして長い長い片思いにピリオドを打つことができたのです。


初めてつくったので未熟ですがよろしくです。

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