君と教室!
「とうとうやつら「金色の夜叉 ヘルハウンズ」に一矢報いる時が来た・・・!」
「博士!それ以上喋っちゃダメ!!」
「やつらは「壁覆われし学びや」におる!」
「博士の意思、無駄にしないから!!」
2050年日本
AIの技術は急速に発展し、今や街中には人間と同じように
ロミィたちが生活していた
「あのさ、まじで学校通うの?」
私ことルメが質問をする
「当然だよ、博士の弔い合戦なんだから!」
「いやじいちゃん死んでないでしょ?メーテ」
こいつはじいちゃんが作り上げた旧式のロミィ、いまだに何のために作られたんだかわかんない
そうこうしてる間に教室に着いた
「あら?なんですの、その旧式のロミィは?ルメさん?」
こいつは戦闘用ロミィ(研修中)のシャリオット、癖が強いロミィだ
「それよりあんたさ。また赤点取ったって本当?」
「ほんとうですわ!!」
さすがのわたしもどういうことなのか聞き返した、すると
「わたくし「馬鹿」を目指しておりますの!」
「戦闘型ロミィという概念はもう前時代的ですわ!!わたくし殿方に愛される愛嬌
を手に入れ、玉の輿をねらいセレブロミィになりますの!!」
聞けば、クラスの赤点候補のやつらの回答傾向を学習したらしく、本気だということは伝わったよ
本気でバカだということがね・・・・。
私が言う
「セレブはとりあえず置いといて、ずっと赤点だと卒業できないぞ?」
するとシャリオットはきょとんとした顔をしながらこう言った
「あら?それはどうもありがとうございますわ、つぎからもう少し上の点数をとれるやつら
から学習しますわ!」
長いブロンドの縦ロールを振りまわしながらシャリオットはけらけら笑った
「これが戦闘用ロミィ・・・。かっこいいね!」
何をどう判断したか、メーテのシャリオットに対する第一印象は「かっこいい」だった・・・。
「あら?旧式のくせにわたくしの良さがわかるなんて。今度一緒にオイル差しでもいかが?」
「いいね!いちばん高いオイル差そうよ!」
おっ、なんかメーテがいい感じに打ち解け始めている!
よかったー。中二病セリフ連発するんじゃないかとヒヤヒヤしたよ。
しばらくして教室に入ってきたのは担任じゃなかった
両手にマシンガンを持った男だった!!なんで?!!
「死にたくなかったら全員床に伏せておとなしくしろ!!!」
「死!!!死にたくありませんわー!!!!」
おいお前戦闘用ロミィじゃねーのかよ!
ていうか状況呑み込むのはえーな!!
そのうえでその行動かよ!!
シャリオットはクラスの誰よりも先に床に伏せた
逆にメーテだけがぼーっと突っ立ってた。
私は言った
「メーテ!!伏せろ!!」
両手マシンガン男は完全にキレていた。
「俺が伏せろって言ったら総理大臣でもふせるんだよぉぉおおおおお!!」
男は銃口の引き金をひいた、が弾は一発も出なかった
「安全装置が作動したままでしたぁあああああ!!」
男が安全装置を外そうとした瞬間
「今ですわ!!」
いつのまにかシャリオットはマシンガン男の背後に回り込んでいた
「えい!!」
両手マシンガン男は手ぶら男になった
「今だ!!」
メーテは手ぶら男にラリアットをかました・・・。
メーテ・・・お前のほうがずっと戦闘向きだと思うわ・・・・。
手ぶら男を鎮圧してしばらくすると警察がきた
「犯人逮捕へのご協力感謝します!といいたいところだが
つぎ危ないことをしてみろ、お母さんに言いつけてやるからな!」
その日からメーテとシャリオットにあだ名がついた。
メーテは「ミス ラリアット」
シャリオットは「赤点クイーン」だった。
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あっメーテ!それだけはやめろ!