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21・性能テストと駅までGO!

次は地球辺です

「ドルフトさん、ありがとう!」


「強化ありがとうございました!」


 春と里実はドルフトにお礼を言うと頭を下げて鍛冶屋から外へと向かった。


「そういえばもう夕暮れか」


 ドルフトの鍛冶で時間を費やし、時間は食事の時間になっていた。


「今日の夕食は何が食べたい?」


 テリオスは歩きながら春達に問う。


 向かっている方向は探索者ギルド。


「とりあえず探索者ギルドに戻ってから考えようぜ」


「そうね、メニュー持ってないから答えられないのよね。美容にいい食事があるならそれを優先したいわね」


 春達は探索者ギルドに着くと、まず最初に行う魔物素材の鑑定だった。


「迷宮で倒した魔物の素材を買い取ってもらうよ」


 テリオスは腰に付けたポーチから、今まで倒してきた魔物の素材を探索者ギルドの受付嬢に渡すと金額を提示される。


「1万3000ゼルですね」


 日本円換算で1300万。


「探索者って儲かるのね」


 里実はテリオスが持つ大金に目が行く。


「これはテリオスのお金だぜ。俺たちの分は無いだろ」


 正論だが、テリオスは笑顔を見せて二人に希望を持たせる。


「このお金は自分たちの分だよ。春くんたちが倒した魔物も含まれているからね」


 テリオスはそう言いながらマジック・ウォレット(財布)マジック・ウォレット(異次元財布)にお金を入れた。


「この後、切れ味を試してみようか」


「いいね、せっかく強化されたんだから、試さないとダメだよな!」


「確かに試射しないとダメよね」


 テリオスの案に春達は賛成意見を出し、探索者ギルドから出るとカンドルの町から外へ向かい、強化された武器を試す。


「この辺に魔物っているのか?」


 カンドルの町から出たあたりの森林にて春達は魔導武器を握りしめる。


「いるよ。デスパルダーという蜘蛛がね」


 春達は周りを警戒しながら森の奥へと足を運ぶ。


「蜘蛛の魔物って、大きさはどれくらいなんだ? もしかして一目でわかるほど――」


「ほら後ろにいるよ」


 春の質問に対してテリオスは指先でデスパルダーの咆哮を示した。


「先に言えよ!」


「同じく同意よ!」


 春と里実は武器を構え、デスパルダーに向ける。


 デスパルダーは普通の蜘蛛ではなく、とてつもなくデカく黒い蜘蛛。


「行くぜ!」


 春は新しく強化された魔導剣を握りしめ、デスパルダーに向かって切り裂こうとするが、同時にデスパルダーは糸を射出し、春の顔面を横切る。


「あっぶねぇ。蜘蛛の糸って捕まると抜け出せないんだよな」


 太く長い糸は後方の気に絡みついていた。


「だが、糸さえ当たらなければデカいだけの蜘蛛だ!」


 魔導剣に魔力を注ぐと、今まで以上の量が流し込まれる。


「まずは一撃、喰らってみろ!」


 春の持つ魔導剣はデスパルダーの糸を軽く切断。魔力による切れ味も格段に上がっている。


「春ばかりずるいわよ。わたしも!」


 里実は魔導弓を構え、魔力弦を引くと魔力の矢を生成する。


「魔力の流れも、矢の生成時間も今までと全く違うわね」


 魔導弓に流した魔力により作られた魔力矢は一本から十二本に増加していた。


「行くわよ、食いしばりなさい!」


 そう言うと、魔導弓から放たれる十二本の矢はデスパルダーに高速で向かい、魔力の残光と共に蜘蛛の顔面へと突き刺さる。


「威力も数も格段に上がってるわね!」


 武器の性能が上昇していることに喜び、里実の表情が変わり、デスパルダーになんっども矢を放つ。


 デスパルダーも負けじと糸を放ち、里実の魔導弓を絡めさせるが、


「蜘蛛の癖にやってくれるわね!」


 魔導弓に魔力を流し込み、双刃剣のように振り回し、デスパルダーの糸を切り裂く。


「これほど魔力の流れが良すぎると、魔法も使ってみたいよな。テリオス、魔法使っても良いか?」


 魔導剣に与える魔力の量が上昇しているため、気になって仕方ない春。


「うん、試しに撃ってみると良いよ」


 テリオスから許可をもらうと、春は魔導剣に魔力を注ぎ込み、指先で剣身をなぞる。


アル・(最下級)ファイア・(火炎)バレット(魔力弾)


 マトリクスプレートが輝き高速で魔法陣を描き出すと、魔導剣の先端から魔力が噴出し、紅に光る火の集合体がデスパルダーにめがけて放たれる。


「ならわたしも!」


 里実はマトリクスプレートに新たな魔法陣を刻む。


アル・(最下級)ファイア・(火炎)アロー()


 里実の持つマトリクスプレートが輝き、魔導弓の矢の十二本が炎と化した。


 十二本の炎の矢はデスパルダーの腕に直撃し、燃え始める。


「春くんも里実ちゃんも魔力の使い方が上手くなってきたね」


 テリオスの誉め言葉に春達は反応し、喜びを表情に表す。


「テリオスのおかげだろ」


「そうね、テリオスが紹介してくれた鍛冶師がいないと、ここまで使えなかったわ」


 春達はテリオスに感謝しつつ、魔物のデスパルダーに視線を向ける。ダメージを与えすぎて弱っているデスパルダーを見て、春は魔導剣に魔力を注ぎ込む。


「最後の止めだ! アズールリムーバー!」


 剣身から濃縮された魔力が蒼白い光を放ち、一振りの素刃となりデスパルダーに向かって魔力が飛翔し、残光と共にデスパルダーの胴体を切断する。


「こいつのマテリアルオーブは~っと」


 春はデスパルダーから地属性のマテリアルオーブを取り出す。


「自分の手助け不要で倒せたね。おめでとう」


 テリオスは春達に明るい笑顔を見せる。


「でもさ、テリオスの支援はこれからも必要になると思うからさ、やってくれると嬉しいな」


 春は頬を赤く染めつつもテリオスにお願いする。


「自分で良ければ、支援するよ。ね、ロウもそう思うよね」


「ガウッ!」


 春と里実はテリオスの解に喜びの表情を浮かべた。


「じゃあ、フォートレス・アルテミア号に乗って。駅まで送るよ」


「よっしゃあ、フォートレスに乗り込むぜ!!」


「はしゃぎすぎよ、まったく」


 春と里実はテリオスの用意したビークル、フォートレス・アルテミア号に乗り込んだ。後部座席に座ると、シートベルトを締める。


「じゃあ駅まで行こう♪」


「ガウッ!」


 テリオスが操縦席に座り、ロウは助手席にお座りで座る。


 フォートレス・アルテミア号は六人乗り。余った座席は荷物置き場となる。


「発進するよ!」


 アルテミア号はハッチを閉めると浮遊を開始して空に浮かんだ。


「アルテミア号って空も飛べるのか!?」


「地上を走り、空も飛べるなら、もしかして水中も?」


「里実ちゃん、正解だよ! よくわかったね!」


 テリオスはそう言いながら、アクセルを踏むと全速前進を開始。エルダムの駅まで高速で飛翔した。










入手マテリアルオーブ


火2水6地9風2光2闇4無31雷45


1万3000ゼル


入手鉱石

青いラトグラム鉱石12個

赤いマトリウム鉱石12個

緑のルナテウム鉱石12個


所持アイテム

メントドリンク5本

スピリアルドリンク10本

アブレコドリンク6本

パナシアスドリンク10本

リジェネスドリンク10本


乗り物

ライド・フォートレス・アルテミア号

6人乗りの魔巧ビークル

水陸空の移動が可能なマシンでBランク以上の探索者しか購入できない

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