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11・探索者の敵は探索者?

どこかの国の軍人が相手です。


 春達はジュースを飲み終わると、奥に進みワープゲートを起動させると、第一階層へと続く扉が現れる。


「ここを通ると第一階層の入り口に戻れるんだよな?」


 少し不安げな表情を見せた。


「まぁ、自分が保障するから、通ってみようよ」


 テリオスの意見に賛成した春はゲートをくぐった。


「里実ちゃんも早く通りなよ」


 せかすテリオスに従い、里実もゲートを通る。


 その先は一階層のスタート地点につながっていた。春、里実、テリオス、ロウは一階層に着くと、見覚えのある軍服の人が五人待ち伏せしていた。


「え、この人たち誰?」


 春の疑問に対して軍人はM16自動小銃の銃口を向け、春達に暴言をぶつける。


『クソ餓鬼ども、マテリアルオーブを全部よこしな。さもなくばここで死ぬぜ』


 向けられた銃はM16自動小銃に見えたがコピー品のようだ。


「あんたたち、何してるのよ! テオリアにいる以上、ルールに従うように習わなかったの!?」


 里実が軍人に注意するが、言葉が通じないようで、銃のトリガーを指先で引き、本物であることを証明し、さらに脅しをかける。


『おれたちにルールなんて関係ない。よこせば命の補償はしてやるかもしれないな』」


 その言葉には遊びで殺すという答えが含まれていることに春達は気付いた。


「言葉が通じる相手じゃないようだね。みんな迷宮に逃げよう!」


 テリオスの提案に賛成した春達は三手に分かれる。


『追いかけるぞ!』


 どこぞの国の軍人が春達を追いかける。


『よこさなかったら、殺しても?』


『構わん。やっちまえ!』




 里実の後を追うようにロウが付いていく。


「ロウはわたしのこと、守ってくれるの?」


 里実の質問にロウは「ガウッ!」と吠えて安心させる。


「頼もしいわね」


 一息つく暇もなくどこぞの軍人が追いつき、銃を向ける。


『女であってもやっちゃっていいんだよな、おれってついてるぜ』


 ニヤニヤといやらしい目で里実を見つめられ、里実とロウは戦闘態勢に入った。


「舐めた真似してくれるわね!」


 里実は魔導弓を引き、魔力の矢を生成。しかし軍人は里実に向けてM16自動小銃を撃ち込んだ。


「きゃっ!」


 銃弾は里実の衣服に直撃したが、貫通どころか、傷一つつかない。


「この服、テリオスから貰ったテオリア製の……」


 衣服のおかげで守られたことに気付くと勇気が湧いて魔力の矢を撃ち込んだ。

 それ以外に今まで覚えた技術を駆使し、魔導弓を使い軍人を殴る。叩く。刺す。

 追加でロウは口内からイル・(下級)ファイア・(火炎)ブレス(咆哮)を放ち、軍人に止めを刺した。


「ロウくん、ナイス止め!」


 里実とロウは掌でタッチすると、どこぞの軍人を縛り付けた。




 三人の軍人はテリオスを追っていた。


「どこまでも追ってくるストーカーだね」


『テオリア人は集団で殺せ!』


 彼らの言葉を聞きながら、テリオスは広い空間に誘い込むと足を止める。


『なんだ、鬼ごっこは終わりか。なら銃弾全部ぶち込んで死んでもらおう』


 彼らは余裕をもって構えるなり、トリガーを引く。


「私も舐められたものだな」


 テリオスの口調が変わり、空気が変わった。銃弾よりも早くアル・(最下級)エアロ・()サイクロン(竜巻)が発動し、すべての銃弾を風の流れで逸らされた。


『な、なにが起こった!?』


 三人の軍人は何が起きたか解らず戸惑っている。


「私に逆らうとは愚かな者たちですね。よほど死にたいようです」


 テリオスの裏の人格はアル・(最下級)グラビ・(重力)フォール(落下)フォール(落下)を放ち、一人目の軍人を跪かせて動きを止める。


「次は二人目ですね」


 テリオスは魔法を放とうとするが、銃弾が衣服に直撃。しかし、テオリア製の服は地球産の防弾チョッキよりも高品質且つ防御麺でも地球産の武器では傷一つつけられない。


『なら、ヘッドショットだ!』


 軍人の銃弾はテリオスの頭を狙うが、直撃を確認するも無傷だった。


ウル・(中級)ファイア・(火炎)バレット()


 テリオスの放つ火炎弾が軍人の一人に直撃し、一瞬にして焼き尽くされ、骨に変わる。


『ば、化け物!』


 残りの軍人はテリオスに手榴弾を投げ、味方ごと爆死を狙うが、テリオスはそれ以上の速さで魔導杖を構え、接近戦に持ち込む。


「あなたの罪には罰が伴う」


 そう言うとテリオスは魔導杖を振るうが軍人はナイフを取り出し、魔導杖を受け止めた。


『使い慣れた武器こそ最強だって知ってるか?』


 軍人のちゃちな質問にテリオスは、


「愚問ですね。テオリアでは誰もが知っている事ですよ」


 魔導杖を横に振り、右へ左へ打撃を与え、軍人に連続で痛めつける。


「私は杖を使い慣れているのですよ。ですが、あなたはナイフすら使い慣れていないようですね。滑稽ですよ」


 と話しながら、ウル・(中級)エアロ・()バレット・()を放ち、軍人の衣服や肉を抉り、骨すら残さず消滅。


「これがあなたの罪がもたらした結果です」


 テリオスは中級魔法を使い、軍人一人を残し二人を始末。


「ふう、終わったかな」


 戦いが終わると、テリオスの人格は元に戻った。




 仲守春は一人の軍人と戦っていた。


 魔導剣を構え、軍人のナイフと鍔迫り合う。


「たかがナイフなのに、剣が受け止められるなんて」


 相手はナイフに使い慣れている様子。魔導剣の剣先を受け止め続けていた。


「知ってるか、小僧。狭い空間で似た武器同士だとナイフのほうが有利だということを」


 そう語りながらニヤニヤと笑いを見せる軍人。


「笑いながら偉そうにしやがって! アル・(最下級)バレット(魔力弾)!」


 春は手を向け魔力弾を放つと軍人の顔面に直撃した。


「知ってるか、接近戦でも時と場合に寄るんだぜ!」


 と春は言い返す。


 魔力弾を受けた軍人は散歩下がり、春を睨みつけるとナイフを強く握り襲い掛かる。


「くたばれクソガキが!」


「ちょ、速っ!」


 軍人のナイフは春の回避より速く心臓をひと突き、出来なかった。


 テオリア製の服は地球とは異なり、とにかく頑丈な繊維で編まれているため、銃弾やナイフ等、地球の武器では傷一つ付くことはない。


「た、助かった……テリオスから貰ってなかったら死んでいたぞ」


 春は素早く下がり、間合いを取る。


「マテリアルオーブを置いてくたばれよ!」


 銃を構えた軍人は春に向かって銃口を向けようとするが、それよりも速く動き、胴体に魔導剣を押し当て、魔力を流し始める。


「アズール・リムーバー!!」


 そう叫びながらグリップを強く握り、蒼白い閃光が刃となり軍人の胴体に強烈な一撃を与えると、受けた軍人は倒れ伏した。




入手マテリアルオーブ

火2水6地3風2光2闇2無31


所持アイテム

メントドリンク8本

スピリアルドリンク10本

アブレコドリンク8本

パナシアスドリンク10本

リジェネスドリンク10本

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