父の話
2年前「なぁなぁ父さん。俺にも速く教えてくれよ。シンボルってやつを」
少しばかり..いやかなりおかしな力をもつ俺はみんなとは別なんだとずっと思っていた。みんなは訓練でどんどん向上していく中、俺は何もする事が出来なかった。
「あのさー。ラングは俺のことどう思ってる?」
「ぶふぁっ!急にどうしたよ。まぁそんなの決まってる、いいやつだと思ってる」
「なんだそれ、適当に答えた感じだなー」
彼いわく、本気で思っていると後に聞かされた
不安なものは払え切れないければ一生残る
でも俺はそんな事より家に帰ってやらなければいけないことがあるんだ。シンボルのことについて
学校から家に帰ったが父がいる様子がしない母親がいたので聞いてみたところ
「裏庭よーおっほほー」
と能天気に言ってきた。今年で35とは思えないぜ
裏庭に行くと花に水をやっている父親がいた
「きたか。じゃあさっそく..バァギュュュュ!」
その一瞬の隙に父親がいきなり銃を発泡してきた。
まるで悪党のように。
一気に雰囲気が変わったのが分かった
「うっっっ!!..................って。あれ???」
記憶が1週間前に戻る
「お前のシンボルは。ラウンドフォース。一周する力。まずシンボルは2つの種類に分けられる固定系と変則系...まぁこれの続きは1週間後で頼む。忙しくてな」
なぜいきなり撃ってきたんだ。父のシンボルはガン レセプションと聞いたことがある、だから撃てることは知っていたしかしなぜ自分に銃弾が届かなかったのだろうか
「レベル1。セルフスキルはバリアだな。メインはまだないみたいだ...だから全く向上したように感じないと嘆いていたのか...」
「父さんどういうことだよ?!それとなんで撃ってきたんだ!?」
俺は何も分からないまま父親に地下へと連れて行かれた
なにをされるんだか分からない怖さがある
なにか触れてはいけないこととかに触れたのか
あるいは...
??古い本を棚から取り出している父の姿がある
「おい。これを見てくれこの本の17行目だ。『平和なほど困難で危険なほど安易なことが存在する。』これどういう事かわかるか?」
自分からしてみればまったく分からず首輪振った。2、3回ほど
「そりゃわかんねぇか、ミロ。お前のシンボルと照らし合わせてみよう。お前のシンボルはラウンドフォース。経験値を集め強くなるんだ。だがその経験値は安全な所だと当然手に入らないが、危険なところ、つまりいろんな体験ができるところほど手に入る。本に書いていることと変わらないんだよ」
「安心しろ。ミロ。お前は確実に強くなるぞ」
俺はそう言われた事を一生忘れないだろう