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ゆとりは騒がしく眠る

よろしくお願いします。

僕、姫乃蓮(24)はどこにでもいそうな普通の青年だ。



全てのパーツが平均。平均の身長体重に頭の良さも中の中。何の特徴も持たない日本人。性格は偏屈。めんどくさがり。普通すぎて誰の目にも留まらず友達もいない。彼女もいない。



そして僕はゆとり世代だ。



物心ついて普通に学校行って普通に勉強して普通に卒業して普通に社会に出たら、はみ出し者扱いをされる毎日…


これだからゆとりはとか、ゆとり世代だから仕方ないとか、バカにされる。


なりたくてなったわけでもないのに…


そんな毎日に嫌気がさして会社を辞めて引きこもりゲーマーになったのはちょうど半年前のことである。



今の僕は超ハッピー!!!




「おっ!レアドロップktkr!!!今日は最高についてんじゃん!!!」



パソコンに向かい毎日死ぬほどやってるゲーム『フェアリーウィングオンライン』を誰と会話してるわけでもなく1人で騒ぎまくる僕。


結構経験ない?こういう独り言いいながらゲームしちゃう感じ?絶対同じ世代の人は共感してくれると思うんだけど…



もう何時間ぶっ続けでやってるか忘れてしまった僕はふとパソコン右下にある今現在の時刻を確認する。



「やべっ!もう20時間くらいゲームやってるじゃん!…流石にそろそろ寝ないと死ぬな…やっぱりカーテン締め切ってゲームやってると時間を忘れちまうな…」



これもよくある?話だと思う。うん、よくある話だ。



早く寝ないと流石に辛いな…続きのレベル上げは明日にしよう。…あとちょっとでレベル100に…いやいや、マジでそろそろ寝ないとやばいな、身体が重い



そう思いパソコンの電源を落としすぐさまベッドに横になり目を瞑る…









…あれ?やばいな…頭ぐるぐるする…


なんか無理矢理呑み会で呑まされて二日酔いになったあん時と似てる感覚だわ…


世界が回ってる感じ…


あー…気持ち悪い…



早く寝なきゃ…明日はボルケーノダンジョンに潜ってレベル上げの続きしなきゃだし…



目が覚めたら何時だろうなぁ…
















そんなことを考えてるうちに意識がシャットダウンされていった。



ありがとうございます

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