008 帰還と合流
ジン 「あぁー…遅かったか…初心者の町にはパンフにあった酒場は無いんだね。
飲食店はどこもやってないわ」
くノ一「…ごめんなさい」
ジン 「なにをなにを! こちらこそ遅くまではしゃいじゃってごめんなさい」
くノ一「ジンさん ノリノリでしたね…私も楽しかった」
ジン 「お恥かしいぃぃ…とりあえずお腹はすいたもんね。
宿に売店があるみたいだからそこでなんか買ってから合流しようか」
-
ジン 「選ぶほどなさそうだから適当に買ってくるね。しまえない荷物もあることだし
先に行ってゆっくりしてて。ドアに アカリ って書いてあるみたいだから。
もしあれだったら一度一緒に行こうか?」
くノ一「大丈夫です。今、接客業してるんでその辺は大丈夫です」
ジン 「ほぉぉ。 それでは後程」
-
くノ一「ココだ。 コンコンッ こんばんわー」
アカリ「はいはいー ジンさーん? どうぞー」
くノ一「ジンさんではないですけど…失礼します」
- あれっ…いない… …あれ、寝室?
アカリ「黙って聞いて? 頑張ったみたいだからいくら稼いで来たかは知らないけど
この先お金がいくらあっても困らないと思うの。ツインだと倍するって言うから
試しに聞いてみたんだけど2人でもシングルならシングル料金でいいんだって。
よく考えたらさ、仮眠室!会社の時の仮眠室と変わらない距離じゃない?
私こっち半分で寝るからジンさんそっち半分使ってよ。 それで…いいよね?
……何でずっと黙ってるの?」
くノ一「…黙って聞いてっておっしゃったので。。。」
アカリ「 !!! ガバッ!」
くノ一「…なんか…すみません」
アカリ「……クノイチ……さん?」(今晩どこかで暗殺でも?)
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ジン 「いきなり仲良しだね! もう一緒のベッドで寝てるの」
アカリ「まぁ…女の子どうしだし」
くノ一「黙って聞いて? 頑張ったみたいだからいくら稼いで来たかは知らないけど
この先お金がいくらあっても困らないと思うの。ツインだと倍するって言うから
試しに聞いてみたんだけど2人でもシングルならシングル料金でいいんだって。
よく考えたらさ、仮眠室!会社の時の仮眠室と変わらない距離じゃない?
私こっち半分で寝るからジンさんそっち半分使ってよ。 それで…いいよね?
何でずっと黙ってるの?っておっしゃってたので、お邪魔してしまいました?」
アカリ「何で一言一句正確に」
くノ一「……それもガウン一枚で… 何せ、黙って聞いていましたので」
ジン 「マジでか…俺は千載一遇のチャンスを逃したのでは…」
くノ一「私は別の部屋を取りましょう」
ジン 「冗談です。本当に。 それに仮眠室ってその人俺が国一番のカフェイン中毒で
不眠症なのを良い事にボディーガードさせてたんですよ。それも無償で」
くノ一「それでデカフェなんですね」
ジン 「言ったっけ?…不眠症はまだ良かったんだけどカフェイン中毒って
神経症?っていうのかな?…ちょっと違うか? 不安症? かな?
とにかく、なんかちょっと不安なことがあると、ドキドキドキドキしちゃって
もうやだなーってめっちゃブルーになるのよ。 まぁ俺だけかもしれないけど。
カフェイン辞めたら副作用としてこの世の終わり位の頭痛が来てたんだけど
耐えて耐えてカフェイン完全に抜けたらそれら全部が改善されて。
……利尿作用ともさよならして頻尿も治り。わしも夜よう寝れるようなった」
アカリ「とりあえず、最後の一人を連れてきてくれてありがとう」
ジン 「マジか。どういたしまして。 全員10レベルだから初段になれるね」
アカリ「ジンさん戦士にするの?」
ジン 「やっぱりわかる?アカリちゃんは…ヒーラーさんでしょう」
アカリ「ご名答。わかっちゃうか。 くノ一さんは?」
くノ一「それなんですけど……決まってるんですけどまだ決めてなくて」
アカリ「何それ」 ジン「わかるわ…悩むよね 実際」
くノ一「いえ…そうでもなくて…ジンさんはチームを組むならどの士族の人が
一番良いと思いますか?」
ジン 「えーっと…一番?」 くノ一「一番」
ジン 「一番って難しいけど…まぁ個人的には俺は戦士がやりたいから
法術士のヒーラーさんかな? 誰かと2人だけって考えるとどの士族とも
相性が一番いいのはヒーラーさんになるんじゃないかな?」
くノ一「私はヒーラーさんになるんです」
ジン 「えええっ…俺の個人的な見解なのに…自分で決めたほうがいいよ」
くノ一「ええ。自分で決めてました」 アカリ「……」
ジン 「そうなの?…まぁこのゲームのヒーラーさんは他とは違ってかなり特殊で
その気になったら攻撃面でもめっぽう強い。その他豊富な特権がある…らしい
開示されていないので詳細は自身で頑張るか教えて貰う以外に知りようがない。
みたいなことパンフに書いてあったしね。ヒーラーさん多そうだね」
ジン 「俺は ストング に 二人は インテス に行かないといけないね。
とりあえずごはん食べながらこれからの予定を立てようか」