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オンラインの友は死ぬほど可愛い  作者: 天魔 ハルニャン
7/7

ユート登校

皆さんは久々に行く場所に戸惑いや、緊張があったりするだろうか。

昔の後輩や先生などの反応が怖く感じたり、元カノの視線や行動に一々ビビったりしないだろうか。

何故こんな話をするかと言うと…

今、不登校で有名だった俺、ユートが長い時間の休みを終え、学校に登校したからだ。


「え~君達は忘れ気味かもしれんが、このクラス35人の1人、雪島(ゆきじま) 優人(ユート)が、何故か今日、登校してきました」

痛いな…先生の言葉が心にジャストミートだ。

少しはフォローを入れてくれてもイイじゃん!

ゾンビの様な足取りで黒板の前に立つ。

「……入学式以来ですね…雪島…雪島 優人です。仲良ッー宜しくお願いします」

あまり歓迎のされてない拍手が起こる。悲しいスタートを切った俺である。


昼休みより

「ユート君」

「はい…」

「あの自己紹介は何?」

「緊張してました」

「あら…そう」

「本当に緊張してました」

「言い訳ね…」

「決して!メリア様のアドバイスや自己紹介の原稿を無視した等ございません!」

「でも何も活かされてなかったわ」

「独自の判断でございます!」

「死ねッ♪」

「すみませんでしたァ!」

即死。昨日の事、メリアに登校する事を伝えた時に、彼女は1分という時間で『自己紹介に使える作文とヒント』を作り、俺に渡したのである。

流石『優秀な美少女』、メリアである。しかし俺はその作文等を完全に忘れていた。そしてこの結果である。

「もうッ!何でよ!何でよ!あれほど覚えて起きなさいって言ったのにぃ!」

「ごめんなさい!って言うか口調がお母さん風!?」

「人の言葉にツッコミ入れないッ!」

「すみませんでしたァ!」

こうして、最悪のスタートを俺は切ったのであった(2回目)

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