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オンラインの友は死ぬほど可愛い  作者: 天魔 ハルニャン
6/7

ジャングル攻略 その2

PM:16 00

~ジャングルにて~

「いや~まさかメリアから、

あんな言葉を頂けるなん―っ痛い!」

言葉の途中でメリアに頬をつねられる。

「だ・ま・り・な・さい?」

「すみません、自重します…」

あまりの威圧に即答した。メリア怖ぇ…

「ところでユート、ボスはまだか?」

「ナージャはジャングルの遺跡にいる。だからまだまだ遠いね」

「体力の調整をせねばな…」

「そんな大袈裟な事しなくて良いよ」

と言いつつ、カスミは謎の呼吸をし始める。

(何かロボットみたいだな…)

「ねぇねぇ~ユート先生?」

「はいユート先生です―って先生?!」

「うん、ユート先生♪」

「はぁ…で、何の用?」

「ユート先生はぁ♪どんな女性がタイプ?」

「はぁ…タイプねぇ…」

ユートは参考として3人を見た。しかし中の2人は様子が変だった。メリアはもう真っ赤になっていて、カスミは落ち着かない様子だ。

「(ユウナ殿…恥は無いのかッ?!)」

「(エッ?!どうしよう…私がユートの事…好…きな事知ってるの?!)」

「(2人とも恋する乙女だねぇ~♪)」

落ち着きのない2人に小悪魔のように笑うユウナさん。一体何が…

「まぁ…タイプは…優しい人かな」

「(優しい人…それだけ?!)」

「(情報が少なすぎる!これでは対策のしようが…)」

「ユート先生は優しい人が好きなんだねぇ☆」

「う…うん、どうしたんですか突然」

「何でもぉ?ね?お二人さん♪」

ユウナさんが2人に投げかける。しかし反応が少し遅かった。本当に何があったんだ?

「へ…へぇ~ユートって普通ね!」

「普通ってなんだよ!」

「ユートはまだまだ甘いな…もう少し上の女性を望むべきだ…」

「上って何だよ…」

謎多き2人の行動と言葉に戸惑うユートであった。


~遺跡より~

「やっと着いた…」

「遂にボスね!」

「腕が鳴る…」

「回復任せてちょ☆」

1人を除き準備は大丈夫そうだ(ユウナさんは不安が残る)

そして遺跡が暗くなり、イベントが発生。

(確かナージャは周りの遺跡を壊して入ってきてたはず…)

ユートは周りの確認をする。壁の亀裂を見つけ、銃剣を取り出す。

「先手必勝ってな!」

壁の亀裂が深くなった瞬間、ユートは斬撃を放った。

「光あれ―『ライトブレイバー』」

少量の光を纏った剣が壁を貫通する。ナージャは外にいたため、剣を不意に喰らい姿を現す。

「よしっ!ここからは3人!君達の戦闘だ」

「任せなさい!近距離に行くわ」

「罠の設置は完了している。敵を引き寄せて、メリア」

「ガンガン攻めて良いよォ~回復するから☆」

メリアが速攻に出る。ナージャの前に立ち、戦闘を開始する。

「縛れ―『バインドソード』」

メリアはレイピアに纏ったエネルギーをナージャに放つ。エネルギーは(じょう)となり、ナージャを固定させる。

「よし、この位置ならッ!」

「打ち砕け―『トールハンマーボム』」

ナージャの真下に配置された爆弾が作動。中に入っていたエネルギーが個体となり、ナージャに降り注ぐ。ダメージは絶大。ナージャは木っ端微塵になって消えた。

「あらあら…私出番なしぃ~」

ユウナさんは残念そうにドロップアイテムを拾う。

カスミとメリアはハイタッチ。初のボス戦で嬉しかったのだろう。笑顔でじゃれあっている2人を見て、少しにやけている自分がいた。




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