ガリウルと地球
宇宙船が地球に着陸する。
僕は小さい子のように泣き疲れて眠っていた。
「ガリウル、着いたよ」
母さんの友達が起こしてくれた。
僕は宇宙船を降りた。ここは宇宙ターミナルと言う所で航空に似たようなところだった。
地球に着いたんだ。いろんな宇宙人が居る。
深呼吸をして前へ進む。
みんなは僕を見てコソコソと話し出す。
僕には耳も四つある。話し声は全部聞こえていた。
「ひぃぃいっっ!なにあれ宇宙人……?」
「うわっ……!?」
そう言いながら地球人は僕を通ろうとする道全てを開ける。
あげくに小さな女の子は僕を見て大泣き。
僕はここに来ちゃいけなかったのかな。
こんなにも批判されるとは思ってもいなかった。普通通り生活出来ると思っていたんだ。
「母さんのためだ。僕は負けないぞ」
ふんと鼻息を出し、僕は前に歩いてる方の胸を張る。後ろから見ればすごく姿勢の悪い奴が後ろ向きに歩いているように見えるんだ。
その所為でまた軽蔑された目で見られる。
ここに来て早々、僕を批判する声はたくさんあり、それらは天球人を批判するのと同じだ。僕は深く傷ついていた。
ターミナルから外へ出るとたくさんの人がいる。さっきよりも酷い声が聞こえ、人は次第に減って行く。
でもそんな事に構ってる暇はなく、僕は少しばかり小さな街を探した。
僕は部屋を借りる為に近くの不動産屋へと入っていった。
そこに入り、僕は空いてる安い部屋を探そうとするが、店員はボロボロの高い部屋ばかりを紹介してくる。
「安い部屋ないですか?」
僕は店員に聞いた。彼は一度ため息をつくと紹介した以上にボロボロの部屋を見せてきた。
しかしそこはものすごく安い家だ。
穴が開いてたりするが、僕だけが住むんだ。汚れていても構わない。
僕はその部屋を借りた。
その不動産屋から歩いて三十分、家に着いたのだ。
荷物を置き、もう一度外へと出て行った。今度は仕事探しをしなくちゃならない。
求人募集のチラシをたくさん見る。
そしてコンビニで履歴書を買う。
僕にできそうな仕事を見つけては片端から電話をかけ始めた。
電話で天球人と言うと切られることが多く、結局面接をしてくれるところは二つしかなかった。
明日、一気に二つあるのだ。時間は終わってすぐになる時間。
僕は二時間くらい色々なところに電話を掛けまくった。
「母さん……シャルウル……」
疲れたように二人を呼んだ。
そして、仰向けに寝転がり目を閉じた。




