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9話「ルールの検証をしよう」

あんちゃんの部屋にあんちゃん、ルルーツさん、ファシー、俺を合わせて四人が椅子に座ってテーブルを囲ってる。

そして先ほどのあんちゃんの『ファシーと同室』という意味が分からなくて困惑している俺にルルーツさんが理由を語ってくれた。


「バッツ君、先ず貴方のゲーム機で出来る事は隠さなければいけない。これは良いわね?」


頷いて返事をする。便利なモノを低コストで取り出せる道具なんてあくどい人間が知ったら何されるか分かったものじゃない。それに俺の立場は『奴隷預かり』、しかもこの身分はサンダース商会独自のもので、世間的に見たら既に奴隷の身分だから多少の無茶もまかり通ってしまう。


「そして貴方のゲーム機の存在を知ってる人間はココに居る四人とサミール君の五人だけ。これ以上他に広がらない様にしないといけないわ。それと同時に私達には情報を共有して欲しいの」

「情報の共有ですか?」

「ええ、何があるか分からないからいざと言うときに助けが有るのと無いのじゃ全然違うもの。秘密は守る、でも特定の人物にはある程度話しておくと色々やりやすいのよ。もしバッツ君が公務員の害獣課になったら、サミール君ならフォローしやすいだろうし」


成る程、確かに一人で抱え込んでる時よりは良いとは思うが、それでもファシーと同室の意味が分からん。ゲームで遊ぶ為? それならどこか人に見られない場所で遊べば良いだけだと思うんだけど……。


「今一納得してないって顔だな」

「あんちゃん、やっぱりファシーと同室の意味が分からないんやけど」

「らしいぞ? ファシー、説明してやれ」


俺がファシに顔を向けると満面の笑みを返して宣言した。


「あたしね、バッツと同じ所行く!!」

「同じ所?」


それは部屋という意味だろうか?? 頭を捻っていた俺を見かねてあんちゃんがフォローしてくれた。


「ファシーはお前と同じ職場に行きたいんだとさ」

「……公務員になるって事?」

「もしお前が別の職に付いたのならそこにファシーも通うって言ってるんだよ」

「何でファシーはそう思ったの?」


ファシーはファシーのステータスに合った職業ってのがあると思うんだけど、俺と同じ職を選ぶってのは何でだ?


「えへへ、昨日助けてくれたバッツが格好良いなーって、好きだから一緒のお仕事したいの!」


………………OH。

子供故に真っ直ぐな言葉で直接気持ちを言われた訳だが……前世と合わせて結構な精神年齢だがここまで素直に気持ちを言われると嬉しいな。……あれ? でもこの世界って12で成人扱いだから割と普通なのかな?

とか考えてるとあんちゃんに背中を『バシッ!』っと叩かれた。


「ほれ、バッツ。女に気持ちを伝えられたんだから返事をしてやれ」


おお、そうだった、告白されたんだった。告白かぁ。

改めてファシーを見てみる。背丈は俺より少し高い位で大体150cm程度、髪の毛は肩に掛かる程度で若草色をしており日の当る場所では、見ようによっては金髪にも見える。体は少しふっくらしていて肌が白く、良く笑うファシーは可愛いと思う。


「ファシー、俺も好きだよ」


いやはや……奴隷になったと思ったらリア充になってしまった、まさかの展開って奴だがこーいうのもアリなのかな? 改めて宜しく、とファシーに手を差し出すと飛び上がって抱きつかれた。

あんちゃんとルルーツさんに祝福されちょっと顔が赤くなる。うむうむ、子供でもやっぱり女の子だな。背中に回した手から伝わって来る感触が柔らかく自分の中の雄を刺激してくるがこの場面で色欲全開は格好が付かないので程々で体を離す。

一旦落ち着いて全員椅子に座りなおすと部屋割りに関しての話に戻る。どうやらファシーの気持ちだけで部屋割りを変えた訳では無い様だ。


「再度確認をするが、バッツ、お前のゲーム機は『他人にも見えるし触れる』だから事情を知ってるファシーと一緒の部屋にさせたが、お前のソレはどこまで他人が使えるのかも調べて欲しい」


詰まる所、他人でも俺のゲーム機から『取り出す』の項目が使えるかどうかって事か。


「了解、それは後日やってみる」

「頼んだぞ。万が一お前が動けない状態でもソレが使えるなら薬取り出して飲ませる事が出来るだろうからな」


成る程、俺が有事の際に薬が無いとなればそうするか。じゃあ一応皆に渡して……取り出した薬の使用期限ってあるんだろうか? これも要検証かな。

全員で検証する事を色々話し合い、それらをメモ帳に記入して忘れないようにする。検証するべき事も粗方出揃った所であんちゃんが終了の一言。


「じゃあ検証する事は取りあえずはそれで、他にも検証した内容があったら教えてくれ。部屋の移動は出来る様に昨日の内に掃除は済ませてあるからこの後直ぐに移動してもいいぞ」


折角なのでさっそく部屋を移ってゲーム機の検証をしようと部屋を出た。




部屋に戻って同室の子に部屋を移る事になったと告げて荷物を移す……といっても元の荷物が少ないのと移動先の部屋が2つ隣なので直ぐに作業は終わった。結局あの二人の名前聞きそびれたな、なんて思いながら事務員さんに新しい寝具二人分を貰って部屋に運び込んだ所でファシーが来たので、それぞれベッドの準備を完了させた。

一先ず最低限部屋での生活準備が整ったので早速ゲーム機の検証をやろうとしたんだが……俺がゲーム機を出した途端にファシーが一言。


「やりたい!」


と、目をキラキラさせて言うもんだからつい貸してしまった。そんなファシーは現在飛竜クエストに挑戦中。

この飛竜クエスト、武器防具の低レベル時はほぼ負け確定イベントでこれ以降に少しずつ協力な固体を倒してから、再度飛竜へ挑むという形になっている。だが当然このイベントでも勝ちを拾う事は十分出来る。

そもそもこのゲームは武器防具をどれだけ鍛えてもプレイヤースキル次第で全然勝てないってのがある。勿論そういう人用に救済処置も用意はされているが基本は自分で動きを覚えてから倒すという形になっている。

その特性上、碌に装備が無い状態で依頼を達成すると特殊武器や防具の設計図や素材が貰えたりして得をする事があったり、エンディングへのフラグが建ったりするのが結構面白い。勿論俺は問題なく討伐が出来ている、何せプレイ経験が長いから初見の武器でも敵の動きを覚えているので、そうそう死ぬ事が無いので後は武器の特性を掴めば討伐はそれほど難しくない。最も敵の動きが追加されたりしている場合もあるので油断は禁物なのだが。

じゃあファシーはどうかと言うと、飛竜相手にリアルでキャーキャー言いながら何度も依頼を失敗している。ガチ初心者だとこんなもんだよな。


「バッツー、勝てない~」


泣くほどかい!涙を貯めてベッドの縁に座ってる俺の横に来る。


「これってどうやったら倒せるの?」

「んー、飛竜は空飛ぶと武器が届かなくなるだろ? だから敵の翼を攻撃してから飛べなくするか、フィールドアクション使って地面に落す、若しくは飛竜に飛び乗る」

「乗れるの?」


ファシーは目をぱちくりとさせ俺に聞き帰してくる。初見プレイだとここではチュートリアルが入っていないから知らないだろうが、このゲームの売りが敵を倒すまでの行動の自由さにある。

正面から戦ってよし、罠に嵌めてもよし、他の敵を誘導して倒させてもよし、酷いのだと寝ている所へこっそり侵入して毒殺って方法もあったりするのが驚きだ。まあソレを実行するには防具のレベルを上げたり、拠点でのスキルを上げたりしないといけないってのはあるが……。

取りあえずファシーからゲーム機を借りて操作を変わる。今ファシーが装備してるのは……アイアン装備一式か。スキルは【健脚Ⅰ】と【採取Ⅰ】、後【攻撃力上昇Ⅰ】ね。

因みにスキルの効果はこんな感じ。


・健脚Ⅰ:走る速度に補正がかかる。(1.25倍)

・採取Ⅰ:採取ポイントで採取出来る回数が増える。

・攻撃力上昇Ⅰ:攻撃力に+250の効果。


割と初期に作れるモノの中じゃ良い装備だな。採取に良し、雑魚討伐に良しって感じだ。まあ防御力は初期防具なのでそこそこって感じではある。

そして武器はと言うと……ありゃ? まさかの初期武器?? 防具の強化の仕方を教えたからてっきり武器の強化も分かったと思ってたけど……まあいいや、丁度良いから教えておこう。


「ファシー、武器も防具と同じで強化出来るんよ」

「そうなの?」

「せやで、っていうか文字読めや」

「むー、まだ読めないの!」


思いっきり背中を叩かれてしまった。すまんすまんと言いながら画面を見せて説明する。


「防具の時と同じな、鍛冶屋に行っておっさんに話しかけて武器の強化項目を選ぶ。素材とお金を要求してくるからソレを持って行ったら……って所持金めっちゃ少な!」


画面に表示されている所持金額が結構カツカツのレベルだった。このゲームちゃんと日数が経過したらソノ分食費とか引かれるから適当にやってるとお金が底を突きかける事がある。

底を突いても一応日数経過は出来るし戦闘もやれるがステータスにマイナス補正が付くから出来るならちゃんと稼いでおかないと戦闘が辛くなる。そこで一先ず飛竜クエストは置いておき、ファシーに初期の金稼ぎクエストを教える。


「この依頼って何?」

「基本は採取クエストなんだけど乱入してくる『ドードマウス』ってネズミみたいなのを倒すと追加報酬でお金が増えて楽だからそれを何度もやるといいよ」

「分かった、じゃあ貸して!」


ファシーにゲーム機を渡してからメモ帳に目を落す。検証する内容が書かれたソレを見ながら一つ一つ手順を確認していく。


・他人にもゲーム機の起動は可能か?

・『取り出す』機能は誰にでも使えるか?

・『取り出す』を使用する為のルールは何か?

・バッテリーはどれ位持つのか?

・他人のデータでも『取り出す』は使えるのか?

etc、ect……


一番簡単に片付きそうなのは……『『取り出す』機能は誰にでも使えるか?』これかな。丁度良いからファシーにやってもらおう。


「ファシー、拠点画面に行ってアイテムボックス開いてくれる?」

「いいよー、ちょっとまってね。直ぐクエスト終わらせるから」


クエストを終わらせ拠点へ戻りアイテムボックスを開くファシーのキャラクター、開かれているメニュー欄を横から覗き込むとやはり『取り出す』のアイコンはグレーアウトしてる。


「じゃあ今度は選択してるアイテムを1個ずつ変えていって」

「こう?」


と言ってUIを1つずつずらして見せる。


「そうそう、そうやって全部のアイテム見せて」

「はーい」


喜々としてファシーはゲーム機を操作する。操作してる事自体が面白いのかな? そんな事を思いながら画面を覗き込んでいると幾つかのアイテムで『取り出す』のアイコンが使用可能な状態として表示されている。

一先ず順に選択アイテムを変えさせてメモ帳に『取り出す』が使えそうなアイテム名をメモしていく。全部のアイテムを見終わってから今度は実際に取り出しが可能なのかをチェックする。


「ファシー、回復薬を選んで」

「どれどれ?」

「そこの2つ左上……行き過ぎ、もう1つ右の奴、そうそれ」


やはり『取り出す』が使用可能っぽい、取りあえずファシーにそのまま実行してもらおう。ファシーが『取り出す』アイコンを選択した状態で決定ボタンを押すと回復薬のアイコンから飛び出す様に回復薬が出てくる。


「あわわ」


ファシーが思わず右手で回復薬を取ると俺の目の前にウェイドウが表示され、そこにこんな一文が乗っている。


『11:16 プレイヤー名:ファシーが回復薬を取り出しました。』


ゲーム機を見てファシーにもう一度回復薬を取り出してもらうと、さっきの文章と同じものが縦に並んで表示されている。試しに他のアイテムを幾つか取り出してみて分かった。このウィンドウはログだ。

新しいアイテムをファシーが取り出すと上に何を取り出したかが記載され、古いものは下にスライドする。そしてこのログはファシーには見えておらず、俺だけが見える可能性がある。

他人にログが見えるか試しにファシーにゲームをやらせたまま元の部屋に戻ってみたらラヴィが居た。


「あれ? ラヴィやん、どないした?」

「おー、バッツ。お前部屋移ったんだって?」

「おう、ここの2つ隣やな」


俺の視界の左端辺りに浮かんでるウィンドウには全然気づく気配が無い、そうこうしてる間にもファシーはアイテムを取り出してログは更新されている。……どうやらコレは俺しか見えないっぽいな。


「どうした? そんなに左側をチラチラみて」

「いや、ちょっと忘れものが無いかなと見に来ただけやから……特に無さそうやし部屋戻るわ」

「? そっか、じゃあまた昼にな!」

「おう」


部屋に戻って再度ファシーに回復薬を取り出してもらう。この時にバッテリーの消費を確認してみると。82%の表示から80%に減った。つまり回復薬を1つ出す毎にバッテリーを2%消耗してるのか。

そのままどれだけ『取り出す』が使えるか続けてもらうと、24個の回復薬を出した所で『取り出す』がグレーアウトした。使用回数に限りがあるのか……それとも他の条件か? バッテリーは50%を示してる。

ファシーに指示を出して他の取り出すが使える奴を探すとメモ帳に書いていたアイテムはどれも出来そうだ。つまり何らかの条件が満たされなくなったから取り出しが出来なくなった?

ゲーム機を受け取ってまじまじと画面を見る。色々見比べてある事に気が付いた。

試しに俺のデータをロードしてアイテムボックスを開く。そして取り出しが可能な物と無理な物を比較して確信した。


『アイテムの個数が2以上無い物は『取り出す』が出来ない』


多分これがルールの一つだろう。再度ファシーのデータをロードし直して拠点で回復薬を1つ作る。そしてアイコンを見ると……やはり『取り出す』アイコンが明るく表示されているので実行してみると取り出せた。これでほぼ確定だろ。

ふと気になる事があり『Home&Life』を立ち上げる。相変わらず俺がデフォルメされた形で部屋に居るので操作して持ち物のリストを呼び出してみる。

リストの中には回復薬が1個ある……やっぱり他人が取り出した物は俺の物では無いという認識っぽいな。そこで気が付いた。メニュー画面の右上に別のタブが開いてる。

そのタブを選択してみると、そこには回復薬が24個。恐らくファシーが取り出した分だろう、何せタブ名が『ファシー』になっているのだから。さて、肝心の『移す』アイコンだが、アイコンはあるがグレーアウトしている。

家具を選択してないからかと思い、キャラを箪笥の前へ移動させてから決定キーを押してメニューを呼び出す。再度タブを選択すると『移す』の項目は明るく表示されているので試しに1つ移してみる。

すると取り出してテーブルに置いてあった回復薬の1つが光の玉になりゲーム機に吸い込まれる。そして箪笥に入ったほうの回復薬を移そうとするとこんな選択肢が出てきた。


 ■渡す相手を選択出来ます

 ⇒・バッツ

  ・ファシー


相手を俺にして実行するが特に変わったことは無いので手持ちのリストを見ると回復薬が増えている。じゃあファシーだと? ……実行してみよう。

矢印をファシーにして決定キーを押す、するとファシーの腕から俺がゲーム機を生やす様に『回復薬』が出てきた。すると俺の目の前にログが開き『11:34 プレイヤー名:ファシーに回復薬を送りました。』の一文が追加されて表示される。

急に回復薬が腕から生えてきたファシーは目を見開いて手と回復薬を見比べ……いや、何か別の場所にも目線送ってるな。何見てるんだ?


「ファシー、何見てるんだ?」

「何かここにあるの」


そう言ってファシーは何も無い空中を指差す。もしかして俺みたいにログが表示されてる?


「ファシー、取りあえずソレに向かって消えろって考えて」

「うん……あ、消えた」


多分ログかな? 詳細はファシーがまだ文字を読めないから分からないけど。必要なら後であんちゃんかルルーツさんに協力して貰おう。その後もちまちまと検証をしていたらお昼時になったので検証を中断して食堂へ。

食堂に行くとあんちゃんとルルーツさんの他にサミール先輩が居たので挨拶をしてからテーブルに着く。


「サミール先輩こんにちは、けど夕方から来るんやなかったんですか?」

「そのつもりだったんだけど急遽シフトが変わってな、今日一日暇になったから午前中にやること済ませて昼飯がてらお前に魔法教えようと思ってな」

「そうなんですか」

「バッツ、騙されるなよ。サミールの奴、目的の半分はウチに居る事務員の一人を口説こうとして来てるんだから」


ブンダあんちゃんがそう言うとサミール先輩が苦々しく顔を歪めて顔を手で覆う。


「ブンダ先輩それは言わないで下さいよ」

「本当の事だろうが」

「後輩に格好がつかないじゃないですか」


へえ……サミール先輩の好きな人ってここの事務員さんなんやな。


「ま、こいつは恋愛に関して奥手だからバッツがアドバイスしてやれ」


えー、何で俺が他人の恋愛にアドバイスしなきゃならないんだよ。前世ではソレで一度酷い目に合ってるからやりたくないんだけど……恋愛相談とか無理無理。


「? 何で坊主が俺にアドバイスくれるんです?」

「こいつは隣に座ってるファシーと付き合ってるしな」

「は?」


サミール先輩が目を大きく開いて俺を見る。暫く俺を見ていたと思うとテーブルに突っ伏して小声でブツブツと呟いてたと思うとガバッと起き上がり飯を掻き込んで俺を指差して一言。


「午後からは俺と庭で魔法の練習! みっちり行くからな!!」


そう言われたのでファシーも参加出来るか聞いてみる。


「サミール先輩、ファシーも公務員希望で出来れば魔法を習わせたいんですけど良いですか?」

「うん? その子も魔法習いたいのか?」


サミール先輩がファシーの方を見て意思確認を行うとファシーは笑いながら。


「バッツと同じ仕事するから魔法習うの!」


それを見てサミール先輩は肩を落としてため息をついてから力なく『庭へ先に出てるから飯食ったら来い』と言うとさっさと食堂を出て行った。ちょっと悪い事したかなとは思ったが魔法が使えるかもと思うとその辺りの事は直ぐに頭から抜けてた。


「それじゃバッツとファシーは昼食ったら庭でサミールに魔法教えて貰え」

「分かった」

「はーい」

「後で私達も様子見に行くけど、程々にね」


ちょろっとゲーム機の機能とルールが出てきました。

今後も彼等は検証を重ねてどんな事が出来るかを解き明かしてくれる予定です。

次の更新は来週末辺りを予定してます。

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