5話「散歩が必要なんだ」
6/30:本文の『移す』を『取り出す』に変更しました。
翌日、朝食を取ってから皆でブンダのあんちゃんとルルーツさんに連れられて役所へ来た。
異世界でも役所なんだなーとかアホな事を考えながらあんちゃんの後ろをついて歩く。
二階建ての建物かと思えば地下もあり、外観と比べて意外と広い。つーか一階と地下が吹き抜けかい。
観葉植物とか飾ってあるし、芳香剤みたいなのも置いてあってかなりイメージを気にしてるっぽいな。まあ公務員の職場が汚いってのより良いのかな?
ぞろぞろと全員で階段を下りて地下へ。
下りた先に待っていたのはヒョロッとした眼鏡をかけた男だった。見た目的にははっきり言うと病気と疑うLVである。
頬がこけてる為か尚の事病的に見える。そんな彼が片手を上げてあんちゃんに声を掛ける。
「やあ、ブンダ君。良く来たね」
「ラスターさん、今日は宜しくお願いします」
男はラスターと言うらしい。着ている服はしっかりしているし、コートの止め具とかも綺麗なものだから此処の給料が良いのか、もしくは良い所の出身?
暫く病的に見えるラスターの事を考えていると、住民登録の説明が始まった。
「さて、サンダース商会の未来を担う子供達。初めまして、私はラスターと言います」
Oh、見た目からはちょっと意外だがかなり礼儀正しいな。奴隷候補の俺らなんか扱いが酷いと思ってたけど結構違うのかな?
一先ず皆ラスターに対して頭を下げる。
「今から皆さんにはこの街、バルバロッサの住民として登録を行いますが、以前別の所で住民登録を行った人は居ますか?」
誰も手を上げたりはしない。まあ全員田舎出身だからそんなのやらずに過ごしてきたんだろうな。俺だけしてません!な状況じゃなくてちょっとほっとした。
「ふむ、今回は居ませんね。もし他の町で登録を書き換えなければならなかったので……手を上げるのが恥ずかしい人が居たら、後で大人にこっそり言ってくれれば大丈夫ですからね」
「皆大丈夫かー? 別に恥ずかしがる事は無いからな。登録した事あるなら今の内に言っておけよ?」
「恥ずかしかったら後で私にこっそり言ってもいいからね?」
……やっぱり誰も手を上げたりしない。
「大丈夫の様ですね、では登録に移りましょう。今から皆さんにやって貰うのは2つ。住民登録の為の『書類作成』それと『魔力の資質鑑定』の2つです」
書類は分かるけど……資質鑑定?
「なんでそんな事を? と思うかもしれませんが。過去、魔法を用いて犯罪を行った人間は沢山居ます。そしてそんな人間が誰か、可能性がある人物は誰か。個人の事なので登録等を行って無かった時期があったのですが、登録を行ってからはその手の犯罪が比較的
早く終結を迎えるようになりました。その為、皆さんにも『魔力の資質鑑定』を行って貰い、書類に登録します」
「ウチの商会からは今までそんな奴は出てないが、これもこの街に住む者の義務と思ってくれ」
どんな犯罪があったかちょっと興味あるけどソレは後であんちゃんに聞くか。
「さて、書類を先に書いてから別室で資質鑑定を行います。書類が書き上がった人から行いますので皆頑張って書類を書いて下さい」
「文字が分からなかったり、どう書いたらいいか分からない時は俺かルルーツに聞け。毎回やってるから聞けば答えるぞ」
それを聞いて皆書類に目を落として書き始める、殆どの子は読み書きに問題が無いらしいな……大体の書き方を二人に聞いて書類を書いている。
さて俺はと言うと……実は文字が読めないし書けない。どうするかと思っているとルルーツさんの方で文字の読み書きを集めてるみたいなので俺もソコに加わる。
すると意外そうな顔でルルーツさんが俺を見る。
「あら? バッツ君も文字の読み書き出来ないの?」
「できないっす」
「意外ね」
「そうですか?」
「ブンダから聞いてたイメージだとどうしてもね」
うーむ、イメージ故か……前世の記憶があるから平気と思ってた分、こんな当たり前の事に気がつかなかった。商会に戻ったら勉強せにゃ。
「それじゃ、皆にはプレートを見ながら書類に名前と『スキル』があればソレも書いてね」
周りの子は『はーい』と当たり前の様に答えてるが何ぞソレ? スキルなんてあったの? この世界。
「ルルーツさん、スキルって何です?」
「え? バッツ君……もしかしてプレート持って無い?」
プレート? 頭に『?』を浮かべてると周りの子が取り出した銀色の板を見て思い出した。確か兄貴二人が常に持ち歩いてたアレか!
「多分プレートってのは知ってるけど……持っては無いですね」
「そっか、じゃあスキルの有無も分からないかー」
「普通持ってるモンなんですか?」
「大体7歳位には親から貰うと思うんだけど……」
「貰って無いっすね」
「まあ、ちょっと高いから……ね。でも持ってると色々と便利だから」
ふむ? そんな便利アイテムがあったのか。でも高いとなると……ウチの経済状況じゃ買えなかったんだろうな。
明日食う飯にも困り気味だったし、そんなのに金裂く位なら食料買ったほうがいいもんな。
「取りあえずは名前だけでも書きましょうか」
「そうっすね、教えてもらって良いっすか?」
「勿論、えっとねぇ……」
無事に書類を埋め……と言っても名前の欄と所属にサンダール商会と書いただけだが……資質鑑定に移る。
職員に書類を渡してチェックして貰い、書類を返されてから案内された部屋に行くと、ラスターさんがテーブルに着いて待っていた。
「いらっしゃい、では書類を此方へ渡してから椅子にお座り下さい」
大人しく書類を渡して椅子へ座る。
「名前は……バッツ君、スキルは無しか」
うーん、何か品定めされてるみたいで気分良くないな。
「それじゃあ、この魔工結晶に手で触れてくれるかな?」
促されたのはテーブルの中央に置かれた赤みを帯びた結晶とやら。見た目はビスマス結晶の様にカクカクしていて手を近づけるとほんのりと暖かい。
触ってみると、触れたところから線が延び、一角に光が灯る。
「成る程、君の属性は『雷』の様だね。じゃあ次はこっちの魔工結晶にさわっておくれ」
次に見せられたのは珪孔雀石の様に突起がある淡い緑色した結晶だった。言われたとおりに触ってみる。
今度は全体が薄っすらと光ると特定の突起だけが尚の事光る。
「特性は……『放出』『蓄積』『付与』か、付与は珍しいね」
そう言いながら俺の書類にラスターさんが書き加えている。
「さて、最後にこれ!」
お待たせしました!と言わんばかりに見せられたのはスコレス沸石の様な形をした紫の結晶。
コレまでの流れ同様に手で触ってみる。
すると結晶の先にぽつぽつと光が灯っていく。1分位触っていたか、全体の3割位に光が灯ってから変化が無くなった。
「うーん、3割か。悪くは無いけどちょっと少なめかな? バッツ君は魔法とか使おうと思った事は?」
「使い方とか全然分からなかったんで思った事無いです」
「そうか、今から鍛えれば結構仕事の幅が増えるかもしれないから覚えておくと良いよ?」
「有難う御座います」
ラスターさんが書類に記入したのを見届けてから部屋を出る。
外に出るとブンダのあんちゃんが待ってた。
「バッツ、お前プレート持って無いんだって?」
「そうみたい。っつーかプレートっちゅうのが在る事自体さっき知ったから持ってる訳が無いわな」
やれやれとばかりに肩を上げて見せる。すると、あんちゃんが考える様に腕を組んでから俺の頭に手を置いて頭をわしゃわしゃと揺らす。
「よし!プレートを買ってやる」
「は?」
何言ってるのこの人。
「あんちゃんよ、そりゃ買ってくれるんは嬉しいがそんなに贔屓してええんか?」
「贔屓? 何がだ」
「いや、ワイにだけ買うんやろ?」
するとあんちゃんがちょっと可哀想な子を見る目で見てくる。そして俺の肩に手を置きながら。
「あのな、バッツ。他の子は皆プレート持ってるんだぞ」
「……嘘ぉ!?」
ばっと周りを見ると皆こっちにプレートを見せてくる。つまり……持って無いの俺だけ確定。つーか俺より小さい子も持ってるじゃん!
え? 何? 持ってるのが当たり前なの?
皆に聞いてみるとこのプレートって携帯みたいな事が出来るらしく、一度プレート同士を重ねた相手だと念話が出来るらしい。その為、田舎の子供でもプレートは必須という認識で、持って無い奴なんて相当な貧乏か田舎じゃない限り買い与えられるんだとか。
つまり……俺の貧乏っぷりが伺える為に皆が俺にプレートを買い与えるのを良しとした様です。
皆の優しさに触れつつ、自分だけが与えられなかった事に若干の悲しみを感じつつもあんちゃんとプレートを買いに行く。と言っても役所で販売しているので同じ建物内での移動になる。
やってきたのは一階のプレート売り場。似たり寄ったりのプレートが幾つか並べられてるが良し悪しがさっぱり分からん。
どれを買うべきなのか品を見て、ついでに値段を見て悩む。
「あんちゃん、コレって何がどう違うんかさっぱりやねんけど……助言は無いんか?」
「あはは、プレート自体知らんかったから、そりゃそうなるわ」
「せやろ? かと言って買ったは良いけど使い道が微妙とかは避けたいから……買うべきはどれやろな」
「そうだな、基本プレートっつーのは常に持つ物だから掌サイズのが良いかな。最近はあえて大きなのも取り扱ってるみたいだけど、アノ手の奴は特殊なスキル持ちじゃないと意味無いんだ」
「ワイの場合初めてプレートを持つから大きいのは除外やな、サイズは掌位で良いとして性能に差はあるんか?」
「魔力消費量の違い位じゃないか? あとは厚みが多少違うけど性能はどれも似たり寄ったりだからな、裏の色違い位か?」
本気で携帯みたいなもんやな……だったら特に拘らなくてもええんかな。
ぱっと目に付いた表が銀、裏が黒のプレートを手に取る。値段は……全体的に見て平均位か。
「あんちゃん、俺コレにするわ」
「お、決めたか。それじゃ買おう」
店員さんにお金を支払いプレート背面を一度外して設置されている水晶に俺の血を一滴垂らす、これでプレートの登録完了らしいので渡してもらう。
「後は半日も経てば起動します、画面下にあるボタンを押せば起動、もう一度押せば停止。細かい動作に関してはこちらの冊子をご確認下さい」
そう言われて冊子とプレートを受け取って皆に合流する。皆と一緒の物を持ってるというのは何故か安心感を感じるのは集団意識なのかな?
周りの子に買ってもらったプレートを見せながら皆のプレートを見せてもらう。銀一色の物や背面単色タイプに背面の色に細かな装飾が施された物、背面だけでも意外と個性が出るなと思いながら皆のプレートを見ていく。
ついでにプレートの起動画面も見せてもらった。そこには登録者の名前、年齢、スキル等、個人の情報が記されており、身体的なモノまで数値化されている。
つまりコレって携帯電話機能を兼ね備えたステータスプレート?? そう思うと自分のプレートが早く起動しないかとワクワクしてくる。
まあ果報は寝て待てと言うし、何か出来る事も無いので一先ず置いといて、昨日からあんちゃんと約束していた武器屋へ行く事に!
といっても全員で行く訳じゃない。2グループに分かれてそれぞれ興味のある方へ行く事に。
あんちゃん率いる武器防具屋見学ツアーグループ、もう一方はルルーツさん率いる服&雑貨店見学ツアーグループの二通り。
武器防具の見学には男の子中心で少し女の子、服&雑貨の方は女の子中心に男がちょっと居る。
役所の前でそれぞれに別れて着いていく。
ドワーフの作った武器や防具。そしてドワーフを代表する技術の属性武器。
なんともゲームっぽい話にちょっとワクワクしてる自分が居る。周りの子達とどんなモノが好きなのか聞いてみると、殆どが剣で、後は斧と短剣だった。
オーソドックスなモノほど人気高いなーと思いながら歩いているとどうやら到着したらしい。店の扉を潜ると、壁や棚に所狭しと並べられている品々。
剣、盾、斧、短剣、鎧、兜、篭手、グリーブに靴、他にも棍棒、ハンマー、弓に鎌。色んな武器や防具がギッシリと積み上げられている。
そんな光景に圧倒された俺達はソレ等をぼけっと眺めている。
「お前等、一旦中入れ。入り口に溜まってると邪魔になる」
あんちゃんのその一言で俺も含め、皆再起動。一度あんちゃんの近くまで移動する。
「よし、んじゃー皆それぞれ見るか。でも下手に触って怪我するなよ、切れ味が鋭いのがドワーフ製の武器の特長の一つだからな」
それを聞いて皆それぞれ好きな物を見に行く。
俺はというとあんちゃんの隣から移動していない。聞きたい事があったから。
「あんちゃん、属性武器ってこの店置いてるの?」
「お? バッツは属性武器見てーのか。確か向こうにまとめて置いてあるぞ」
そう言って店の一角を指したほうを見ると、ディスプレイに飾られ、一層買いたくなる様な展示の仕方をしている場所がある。
近寄って見てみると展示されている武器の刀身がキラキラと輝いている。勿論武器自体の装飾なども綺麗なのだがそれ以上に刀身の煌きが様々な色で光っていてとても目を引く。
ディスプレイにベッタリと張り付いて見ていると店員の人に声を掛けられた。
「坊や、どれか気に入ったのあるかい?」
「えっと……そこの青く光ってるナイフがいいなーって」
「ふむ、ちょっと待ってな」
そう言って店員さんがディスプレイからナイフを取り出して持たせてくれる。
触ってみると武器の冷たさとは別に、澄んだ川に手を突っ込んだ時の様な冷たさを触れた部分から感じる。
「そいつはウチで取り扱ってる属性武器の『アクアナイフ』主に解体に使われるモンだな」
「解体ですか?」
「ああ、何せそいつは血糊が付かない。武器っつーのは血糊が着くと切れ味が落ちるがそいつはソレが殆ど無い。だから解体で使うナイフとしちゃ一級品って訳だ」
「普通のナイフじゃ駄目なんですか?」
「まあ、普通そう思うんだろうけどな。態々高い金払って解体用のナイフってどうなんだって。でもな坊や、そのナイフは属性武器なだけあって切れ味がかなり高い。ばらすのに本来かなり時間が掛かるヤツもサクサク解体出来るから解体用には人気って訳だ」
成る程、こんなナイフでもそんなに切れ味がいいのか。見た目は刃渡り30cm位の普通のナイフなんだけどな。
まじまじとアクアナイフの観察をしていると店員さんがカウンターから木の板を出してきた。
「ほれ、坊や。試しにそのナイフでコレを突いてみな、但し勢いはつけずに」
突けと言われた木の板……というより木のブロック。厚さ20cmはあるんじゃないか?
言われたとおりに刃先を木に当ててゆっくり押す……あれ? 抵抗感が無い? 刃先はゆっくりと木に沈んでゆき、まるで泥水の中に棒を突っ込んでる様な感覚になる。
ついにナイフが木の板を刃の根元まで貫き、ナイフから手を離す。すると店員さんが木を横にずらして見せてくれると、そこにはナイフの先が木を貫通していた。
『お~』
皆の声が漏れる、どうやら俺がナイフを見てた頃から集まりだしていたらしい。
すると店員さんがナイフの柄を掴み、木を貫いた状態のままナイフを上へと引き上げる。するとスルリとナイフは抜け、木を切り裂いた跡が綺麗に残った。
それを見てまた皆から声が漏れる。なんだろうこの通販番組っぽい流れ。
「坊や達、これがドワーフが作る属性武器の切れ味だ。岩の様に硬い甲羅や外殻でも、属性さえ相性が合えばスルリと切り裂き相手の骨まで届く一撃になる」
「最もそれ相応の値段がするんだけどな」
「総合的に見たら安いんだけどねー」
あんちゃんが店員さんに合いの手を入れた、知り合いなのか。それとも此処を贔屓にしてるのかな?
「まあ、お前等がどんな風になるかは分からないが、武器や防具関係で困ったらこの店に来ると良い。ここはウチの商会と提携してるから割引も効くし丁寧に対応してくれるからな」
「はい、そういう訳で、サンダース商会の皆は贔屓にしてね。勿論何か相談があれば乗るよ。武器や防具の事から恋愛の事まで、武器屋『ミルシュ』を宜しく~」
何ともおどけた店員だが子供だから、奴隷候補だからといった態度を取られなかったので非常に好感が持てた……まあ、提携先の子供だからというのも合ったのだろうけど。
何にせよ属性武器というのが凄まじいって事は分かった。今度ゲームから属性武器を取り出したら此処の武器と比べてみようと思う。
そうやって各自ある程度の品物を見て満足した所で商会に帰る。歩いていると唐突に頭の中で『ピコン!』と鳴った様な気がした。
胸元に目をやるとゲーム機が出ようとしている、『コレ』が他の人に見えるかどうかは分からんし試しても無いが、見えるとしたら面倒になる事が間違い無いので咄嗟に取り出して直ぐに体に仕舞う。
誰にも見られては無いっぽいので一先ず落ち着いて皆の後に続いて歩く。
商会に着いて昼飯まで自由休憩となったので直ぐに部屋へ戻る。幸い他の子達は庭で遊んでる様で部屋には俺一人、さっき鳴ったゲームを確かめるには丁度良い。
ゲームを取り出して開いてみると『お知らせ』の所にアイコンが付いてる。お知らせを起動してみると……。
『歩数が1万歩を超えたので、コインが100P付与されます。ソフト『Home&Life』で使用してみよう!』
と表示されている。
このゲーム機、万歩計機能も付いてるのかよ……しかも100歩でコイン1P分なのね。そして表示されてる『Home&Life』というソフト。
そんなソフトなんてあったかなと思いながらゲームのホーム画面に戻ってみると、例の俺のデフォルメキャラが表示されるソフトが「Home&Life」らしい、無かったはずのタイトルが追加されている。
試しにソフトを起動させると『購入』の項目が追加されている。
部屋に設置する物やアバターの服、ペット何かも買えるのか……。これで物を買ったら取り出せるのかな?
しかし100Pで購入出来る物は少なく、良さそうな物が見つからない。そんな中で見つけたモノは……。
「メモ帳か……」
何の為の物かはさっぱり分からなかったが、どうやら設置タイプのアイテムらしく丁度100Pで買える。他にも良さそうな物は沢山あるが何分ポイントが足りないので買える物の中だとコレくらいしか無さそうだ。
購入するとアイテムの設置場所が求められたので、適当に部屋の隅へと設置する。すると台に乗ったメモ帳と筆記用具が部屋に設置される。デフォルメキャラを近づけるとアイコンが出て自由に設置し直す事も出来るらしい。
そしてアイコンの中には『取り出す』の文字がある。
ゲーム機の充電は『98%』なので迷わず実行!!
するとバッテリー残量が『96%』に減り、ゲーム機の上にノートと鉛筆それに消しゴムが浮いている。
俺の予測だと台も出てくると思ったがそんな事は無かった。
ゲーム機を覗いてみると台座だけがポツンとあり、上に乗っていたノートは消えている。試しにキャラを近づけて台を選択してみると『移す』のアイコンが消えて『購入』に変わっている。
「購入」を選択するとコイン20Pが要求された。
つまり補充が可能で、且つ補充費用は安くなるという事だろうか。
これを見た俺は毎日散歩を心がけようと思った。
最近気づいた事。
自己満足の二次小説書いたり、絵を書いた後はやたらと書き進められる。
何故か分からないけど連鎖的に思いついてるのかも?