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作者: 栗屋凜

長期休暇はボクを憂鬱にさせる


寝坊したって誰が困る訳でもないから

1人でいるのは楽だよね



何がユウウツなのかって

なんだかこの満たされない感覚サ





いくら寝たって

目覚めた時は空虚感に体が侵食されていくようで

なんだか虚しい


中途半端なボクは

あまりに太りすぎるのはイヤだから

多分絶対にそんなコトしないんだけど


いくら食べたって

苦しくなるばかりで

胸の空洞は

いつまでも満たされない




楽しくて笑うのは

一時的

ボクのイヤなところサ

そりゃあ確かに楽しいけど

なんだかすっきりしない




こんな風に悩むのは

ボクだけじゃないことをボクは知っている


ボクもキミも

きっと何かに飢えている




-キミも上手く笑えずに生きてるの?



考える時間をくれ だなんて

嘘っぱちサ

とうとうボクは

頭の中まで空っぽだ



クローゼットにしまわれた

ランドセル

本棚に並んだ参考書

タンスの上に飾られた昔の写真


…何のために


ボクは今まで生きてきた?




ボクらは面倒な生き物だ

目的が無ければ

言いようのない虚しさに襲われる



誰かが言うんだ

『人は笑うために生きてる』



上手く笑えない僕には丁度良い

今ボクが望むような日は

来ないかもしれないけど

小さくてくだらないボクだから

泣きながら生きていくのも

アリだよね?

そして少しでも笑えたら





胸をはるんだ

長期休暇の最後の日

泣いてばかりの人生を

嘆く理由がどこにある



憂鬱なんてぶっ飛ばそうヨ




ボクと一緒に

満たされる日を夢見よう






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