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始まる研究
美和
『路亜、数年前にあったあの男の事覚えてるかしらぁ?』
路亜
『印象的でしたから覚えてますよ、ろくに日本語を話せず様々な方法を使って翻訳したんですから』
美和
『そうねぇ、確かブレイクと名乗ってたわねぇ』
路亜
『今更どうしたのですか?』
美和
『急にブレイクが居なくなった時の事を覚えてるかしらぁ?』
路亜
『何かが割れた音がしたと思えば、割れた鏡と白いはねが散乱していたぐらいですね』
美和
『あの羽は地球のものでは無かったわぁ』
路亜
『そんな訳あるなんて事は無いですよ』
美和
『前にブレイクの記憶を読み取った事があったでしょう?面白いわねぇ・・・』
路亜
『異世界なんて信じられませんよ』
路亜は信じてないわねぇ、でも私はぁ
美和
『ミラーワールド・・・アハハ、面白そうだわぁ』