27話
シルガ
『久しぶりだね、ヤイバ』
十字架から幽霊のように出て来るシルガ、あれは(トルヴェザクロス)か
ヤイバ
『一体どうやったんだ？』
シルガ
『封印は不動でもあるからね、俺自身を(トルヴェザクロス)に封印して盾になっただけだよ』
封印は不動か、封印されている状態は動きがないために破壊される事もねえか
グバル
『あわわわ、ガレット！ゆ、幽霊だよ！？』
ガレット
『グバル！た、多分大丈夫よ』
ヤイバ
『ガキ二人は怯えてるじゃねえか』
シルガ
『幽霊じゃないよっと』
ドガン
シルガは一回転して背中に繋がれた(トルヴェザクロス)で鎌を弾き飛ばす。これで自由に動けるな
ギュロス
『ハッハッハ！いやー、加勢が来ちゃったか』
ヤイバ
『これで逆転してやるぜ？』
あまり時間をかけてられないしな！
テルトス
『・・・ギュロスさん、貴方はイエロザへ向かい作戦を開始して下さい』
ギュロス
『うおい、大丈夫なのか？』
ハカ
『我でも時間稼ぎぐらいは可能だ』
テルトス
『私達が二人を留めます、早く行って下さい』
ギュロス
『わあったよ』
ヤイバ
『行かせねえ！』
ギュロスは鏡を取り出しイエロザへ転移しやがった。追うしかねえか
グバル
『行かせないよ！光術(パーフェク・・・』
バキューン！
グバル
『うぐっ！？』
マテリア！？いつのまにバリアから出たのか！？
マテリア
『あなたがグバルを殴った時にバリアが数秒消えました、その時に脱出してたのですよ。早く行きなさい』
ヤイバ
『言われなくてもわかってる』
そして、世界イエロザに向かう
ギュロス
『なんだ、ヤイバ来ちゃったのか』
ヤイバ
『お前らの予想どうりだろ？戦力を分割したかったんじゃねえか？』
あの時、テルトスは止めに入らなかった。どうせ、グバルは状況を理解出来て無かっただけだろうよ
ギュロス
『そこまでわかってるなら、じゃあ何できたんだよ？』
ヤイバ
『てめぇとの決着をつけるためだろうが！』
ギュロス
『ハッハッハ！いやー、面白いなお前！聞いてたか？新入りのリロードとアーク』
リロード
『私には考えられません、私がイークルズに加入したのは自らの保身だと言うのに』
アーク
『私はリロードについて来ちゃっただけだしー？』
ギュロス
『とりあえず、ヤイバを袋だたき作戦は中止だ！俺が仕留めるからロンハイズに居るザラの所に行ってろ』
ヤイバ
『お前一人で大丈夫なのか？三人でも四人でもいいぜ？』
大人数の方がスリルがあるからな！
ギュロス
『うん、俺一人で大丈夫』
リロード
『では私は行きますね』
アーク
『行っちゃうよ』
リロードとアークはロンハイズに向かいやがったか
ヤイバ
『後悔しやがれ！！』
ギュロス
『ザラさんの目的を達成するまでは後悔したくないな』
マテリア視点
テルトス
『流石ですね、シルガさん』
私はまだ傷が深く援護射撃が限界、それでもシルガは四人を圧倒している。尤もテルトスが万全な状態ならばヤバかったでしょうが
シルガ
『どうすんだ？後はお前だけだ』
テルトス
『・・・魔法』
テルトスは気絶している三人をどこかに転移させましたか
スメリア
『我が名はスメリア、貴殿が我が道を妨害するのならば、容赦はせん』
気配も無しに私達の目の前に！？
シルガ
『へー、やるじゃん』
スメリア
『いざ尋常に勝負！』
