25話
ヤイバ
『何でさっさと言わねえんだ!』
デュラン
『黙秘権を行使します』
ヤイバ
『ふざけんじゃねえよ!』
デュラン
『ナンデスカ?ナニヲイッテルカワタシワカラナイ。English、Please?』
ヤイバ
『お前に聞いた俺が馬鹿だった・・・』
デュラン
『やーいやーい、バーカバーカ』
イライライライラ
馬鹿なやり取りをしてる間にプロウスの町についた。既にイークルズの奴らは来てるな、バギャとマテリアが防衛してるが人数に問題が・・・
ドゴーン!
バギャ
『ぐおっ!』
ああ、バギャがやられた
マテリア
『あなたはその程度ですか?馬鹿な所だけが取り柄なんて救えませんよ?』
バギャ
『グオオオオ!!』
おっ、バギャが立ち上がった・・・
???
『岩魔法』
ドゴーン
バギャ
『ぐふっ!!』
岩が飛んできて、またやられたじゃねえか
ヤイバ
『デュランどうすんだ?』
イークルズは5人、マテリアを合わせてもこちらは3人、あのテルトスはここに居るし時間をかければ他の世界も攻撃される
デュラン
『こういう時は道具を使うのさ!』
ヤイバ
『なんだそれ?』
デュラン
『たーだーのぼー』
ヤイバ
『・・・』
デュランは上着のポケットから木の棒を取り出す・・・
デュラン
『えいっ!』
デュランは木の棒を投げる
コツン
???
『いたっ』
????
『どうしたのよ、ガウス?』
ガウス
『木の棒が飛んできた。問題ない』
・・・
テルトス
『ガレットさん、グバルさん。木の棒が飛んできた方を調べて来て下さい』
ガレット
『いいわよ』
グバル
『わかりました!行ってきます』
・・・
ヤイバ
『ばれたじゃねえか!?』
デュラン
『いやー、間違えた。これだった』
デュランはポケットから札を取り出すが・・・
ヤイバ
『どうやったら間違えんだよ!』
グバル
『怪しいのが二人いたよー』
ガレット
『一人はテールね』
チッ!仕方ない。奴らの方を見ると・・・黒族が2人ガレット、ガウス。羽族が2人グバル、ハカ後テルトスか
ヤイバ
『ハカとグバルはホワイトレッグじゃなかったか?』
グバル
『僕は人助けになるような事をするんだよ!イークルズは良い組織だよ!』
はっ、イークルズだって普通に町に侵略してて何言ってんだよ?
ヤイバ
『こんな事が人助けになるとでも思ってんのかよ?』
ガレット
『グバル、言いたい事はわかるけど。敵対者でも何でも治療するのはやり過ぎじゃない?』
グバル
『人助けに差別はいけないんだよ!困ってる人が居たら敵でも助ける!』
ヤイバ
『・・・』
逆にやり過ぎな気が・・・
ハカ
『我はテルトス様の忠実なる部下だ。ホワイトレッグなぞ知らん』
ヤイバ
『てめぇは急にどうしたんだよ!?』
ハカ
『我はテルトス様のためならば命すらも投げ出す覚悟はある』
ヤイバ
『何かに固執するのは変わらねえが・・・逆に重病になりやがったな!?』
テルトスだって苦笑してるじゃねえか!
テルトス
『では、貴方達もイークルズの仲間になりませんか?』
ヤイバ
『なるかよ、てめぇらの邪魔に来たんだからなあ!』
テルトス
『仕方ない・・・貴方達を撃退します』
初めっからそうやってりゃいいんだよ
グバル
『光術』
グバルはバリアでバギャとマテリアを閉じ込めるだと?
マテリア
『・・・何をする気ですか』
グバル
『バギャさんとマテリアさんはもう戦ってはいけないよ、怪我してるからこっちをどうにかしたら治療するね』
ガレット
『グバル、あんたは相変わらずね』
ガウス
『ヤイバ、俺が相手だ』
テルトス
『では、私の相手はデュランですか』
ガウスとテルトスが前衛で他が後衛か・・・後衛が多くないか?
デュラン
『しかし!俺にそんな常識は無意味だ!』
ヤイバ
『はあ?』
急に何言ってんだよ?
デュラン
『風の災害!起こせ台風!操作(風害符)』
ゴゴゴゴゴ・・・!
巨大な台風が迫って・・・!!?
ヤイバ
『ここら一帯を殲滅する気か!!?』
デュラン
『いやー、メンゴメンゴ。ついノリで?』
ノリで台風呼び出すな!!!
ガレット
『巨大台風!?グバルどうにかしなさいよ!!?』
グバル
『えっ!?えーとえーと。光術』
広域バリアか、でもそれじゃあ強度に問題があるんじゃねえか?
ゴゴゴゴゴ・・・!!
台風はバリアに激突したがびくともしない。強度どんだけだよ・・・
ガウス
『岩魔法』
ヒュン!
ヤイバ
『創言(盾の創造)』
盾で岩を防ぐ、全く不意打ちはひでえな
デュラン
『水の災害!起こせ津波!操作(水難符)』
・・・ゴゴゴゴゴ!!
デュランは津波を呼び出すが、またエリアバリアに阻まれる
テルトス
『対人戦は苦手ですか?虚撃』
デュラン
『俺は殲滅の方が得意なんだよね、操作(爆撃符)』
ドガン!
デュランは反物質の岩を爆撃で防いだか
ヤイバ
『さっさと終わらせるか!創言(剣の創造)剣技(威圧剣)』
衝撃波をガウスに飛ばす!
ガウス
『くっ、岩魔法』
ガウスは岩の壁で衝撃波を防ぐが・・・おせえ!!
とっさにガウスの後ろに回り込み
ヤイバ
『創言(光の剣)』
グサッ!!
ガウス
『ぐあぁ・・・』
バサッ
ガウスは光の力で灰になり崩れ落ちる
ヤイバ
『次はてめぇだ!テルトス!』
テルトス
『・・・二人相手は厳しいですね』
ハカ
『テルトス様!!』
ガレット
『ハカ、貴方の表情じゃ落ち着いてるか慌てるか解らないわよ・・・』
グバル
『光術』
グバルは俺を閉じ込めようとするが・・・おせえんだよ!
バリアが展開される前に範囲外に出て
バコッ!
グバル
『うわっ!!』
グバルを殴る!
デュラン
『今だぜ、風の災害・・・』
ガレット
『まずいわね・・・デュラン私を見なさい!』
やばいのはわかる、光術は使用者が傷つくと力がかなり弱まる。今ならデュランの力でバリアを突破出来るだろうが・・・(見なさい)だと?
ヤイバ
『デュラン警戒し・・・』
デュラン
『何だ?』
ガレット
『見たわね、幻影(貴方の影は誰?)』