24話
またプロウスに逆戻りか、別に気にしないが・・・ん?
~~♪
ヤイバ
『音楽・・・いや、歌か?』
声のする方へ行ってみるか・・・
~~♪
あれは・・・バイオリンだったか?楽器を持った女性が横倒しの枯木に腰掛けて歌っている
???
『共に歩は災害と~♪障害と語りし神はそれを見る~♪』
ヤイバ
『てめぇは何者だ?』
???
『語りかけるは人の子で~♪願い願うは運命を~♪』
話聞いてんのかこいつ
ヤイバ
『無視すんじゃねえよ!』
???
『共に歩は災害と~♪我が名障害呼び止めん~♪』
ヤイバ
『・・・』
ダメだこいつ・・・
???
『証言するは現実で~♪証明召喚は我が成せる~♪』
ドスン!
デュラン
『お呼びか?』
デュランがどこからともなく落ちて来たが・・・
ヤイバ
『呼んで無い』
デュラン
『マジでー、ガチで引くんスけどー』
ヤイバ
『意味わからねえよ』
全く、デュランの言ってる事は理解出来ない。
???
『共に歩し災害よ~♪争い求めし人の子と~♪』
ヤイバ
『まだ歌ってるし・・・』
???
『その影今だに消えはせず~♪紅い記憶は蘇る~♪』
ヤイバ
『だからさ・・・』
デュランは静かに聞いてるし・・・
???
『流れる星に願います~♪胸に刺さりし楔はまだ見える~♪』
ん?やっと終わったか?
バシャン!
ヤイバ
『なっ!?』
あの歌ってた奴は水になって消えた。変化かよ
デュラン
『町がイークルズに襲われてるぜ?』
ヤイバ
『早く言えよ!』
急いで町に向かう!
・・・
共に歩し災害よ
(災害の名を持つものと一緒に居るのは)
争い求めし人の子と
(争いを求める人間だ)
その影今だに消えはせず
(その恐怖はまだ消えていない)
紅い記憶は蘇る
(殺された記憶は蘇ってしまう)
流れる星に願います
(どうしても叶えたい)
胸に刺さりし楔はまだ見える
(あなたが苦しむ姿は見たく無いよ)
???
『トルヴェザ・・・すまないがもう少し時間が欲しい』
トルヴェザ
『いいですよ。共に歩んだ仲間の些細な願いなんですから』
???
『ありがとう・・・』