夜空の星
空の彼方には幾千の星の瞬きが
所狭しと押し込められたように輝いている
星の中に煌めくものが1つ
あれは流星なのか
ほうき星の流れが一瞬の角度を保って
空の端から端までを横切っていく
それはあたかも空のエネルギーが充満して
満を持して天から漏れるような
夢物語の一端を示しているよう
もし死後に星になれるのなら
どんな星になろう
数え切れない星が夜空に眠っているから
死んだら星に生まれるかもしれない
あれらの星々は人間の転生の姿かもしれないんだ
その中に蒼白く異質な輝きの星を見つける
彼女は北極星であると告げた
俺はその時に
淡いあこがれを自らの中に見出した
北極星に生まれ落ちれたらいいなと
死後の亡骸は土の骸に
俺の魂は北極星の一部となりて永遠を誓う