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そうるぶれいかー 番外編  作者: 旋風 元気
3/3

番外編 自称大悪党、困惑する

マミマミマ様(@YofvE)のお宅の大悪党マノンちゃんとまたまたコラボさせて頂きました!

マノンちゃんほんと書いててめちゃくちゃ楽しいし可愛いです( *´艸`)

少しでもマノンちゃんの魅力が皆様に伝わりますように

マノン「私はマノン、誰もが認める大悪党(だと思ってる)だ」

SE(公園の噴水の前で募金を募っているのを見掛ける)

マノン「………」

SEちゃりーん

女性「ありがとうございますー」

SE(募金と引き換えに渡された羽を胸に着けながら)

マノン「ふっ…………さぁて、今日はどんな悪事を働いてやろうかな?」



シン「ソウルブレイカー」

レン「番外編、自称大悪党、困惑する」



シン「珍しいな、お前から買い物行きたいだなんて」

レン「んー、まぁちょっと色々不足物資があって…」

シン「なんだそりゃ、まさか闇取引みたいな物騒なモンじゃねーだろうな;(疑いの目)」

レン「シンは僕をどんな人間だと思ってるの?返答によっては数時間くらい話し合うからね?」

シン「いや冗談です、ごめんなさい」

レン「物分りのいい人は好きだよ」

SE(商店街を歩く2人、やがて1件の店の前にたどり着く)

レン「着いた」

シン「ここって……お茶、屋さん? ?」

レン「そうっ、紅茶から日本茶ハーブティに至るまで様々なジャンルの茶葉を扱っていて特にこのお店独自のオリジナルブレンドの茶葉が売っていたり茶葉を自分で好きなようにブレンド出来るサービスもやっててあと試飲はもちろん置いてあるティーセットの数も豊富だし無いものはもちろんお取り寄せしてくれるしそれから(一息)」

シン「(遮って)わかった!わかったから落ち着けっ!あと息しろ!;」

レン「(深呼吸)って事で、今日はこのお店で数量限定のハーブティが発売されるので、それを買いに来ました」

シン「お、おう、なるほどな;」

レン「じゃあ入ろう」

SE(店内に入る)

レン「あ、」

シン「あ、」

マノン「あ」

SE(店内で鉢合わせる3人)

レン「大悪党だ」

シン「幸運の女神じゃないか」

マノン「え?めが、え?なんて?」

レン「何してるのこんな所で」

マノン「何って……普通に買い物だが…」

レン「君もお茶好きなの?」

マノン「あぁ、いや、好きというか…今日この店で珍しいお茶が発売されると聞いてな」

レン「数量限定のハーブティ?」

マノン「(ふっと不敵に笑い)そうだ、それをな、大悪党らしく根こそぎ頂きに来たのさっ!見ろ!この日の為に用意した10万円貯金を!(10万円が貯まる貯金箱を高らかにかかげる)」

シン「ちゃんと買おうとする辺りが律儀なんだよなぁ…」

レン「しかも多分10万円も貯まって無さそう」

マノン「(ギクッ)なっ、何故それを!!」

レン「だってマノンだから」

マノン「お前いつも思うけど私の事馬鹿にしてるだろ!!;」

レン「まぁ、うん」

マノン「否定しろ!せめてそこは!;」

シン「まぁまぁ、店の中なんだからそんなに騒ぐなって2人とも;」

レン「僕は騒いでないけど…」

マノン「くそっ……私をコケにしやがって…こうなれば!お前より先に数量限定ハーブティ根こそぎ買い占めてやる!!」

SE(会計に走るマノン)

シン「あっ!ちょっ!……おいレン!なに落ち着いてんだよっ、止めなくていいのか!?」

レン「うん、別にそこまでしなくてもいいかなって…だって」

SE(会計に貯金箱をドンと置くマノン)

マノン「すいませんっ、この限定ハーブティ全部下さいっ(どやぁん)」

店員「申し訳ございませんお客様、こちらは人気商品となっておりまして、おひとり様2つまでとなっているんです」

マノン「ガーーーーン!!!;」

レン「……個数制限あるんだよね、あと僕このハーブティ予約してたからそもそも焦らなくても良いって言うか…」

シン「……先に教えてやれよ、マノン自分でガーン言っちゃったぞ」

レン「なんかごめん」

マノン「くっ……くそっ……個数制限なんて聞いてないぞ………とりあえず2つください…(泣きながら)」

シン「しかも買うのか」

レン「まぁでも美味しいからここのお茶、おすすめだよ、ほんと」

SE(お茶を包んでもらい、すごすごと店を出ようとするマノン)

レン「あ、待ってマノン」

マノン「なんだっ!私は今ものすごく繊細なガラス細工の心を粉々に砕かれたばかりなんだ!優しさ以外いらないぞ!!;(泣いてる)」

レン「じゃあ優しくしてあげるよ」

SE(トッ、とマノンを壁ドンするレン)

マノン「えっ、なっ、なに(ドキッ)」

レン「君にこれをあげる」

SE(スッと小さな瓶をマノンの手に持たせる)

マノン「これは……」

レン「(スッとマノンから離れて)薔薇の蜂蜜、お茶に入れると美味しいからやってみて」

マノン「……」

レン「次会えたら、感想聞かせてよ(ふっと優しい顔を見せる)」

マノン「はぅあっ!!(ハートにズキュンと矢が刺さる)」

SE(よろよろと離れながら)

マノン「こっ………こここここんな事で私が負けたなんておおお思い上がるなよ!!いいいいいつか絶対お前たちをふふふ震え上がらせてややややるからなっっっ!!!(顔が真っ赤)」

SE(そう宣言して猛スピードで店から走り去るマノン)

レン「………顔真っ赤にするほど悔しかったのか…」

シン「レン、お前鈍感にも程があるけど天然タラシなのも自覚した方がいいぞ……」

レン「たら…え?なに?(わかってない)」



SE(その夜)

マノン「………」

SE(昼間の出来事を反芻している)

レン『じゃあ優しくしてあげるよ』

マノン「っきゃーーー!!!やめろ!!私はっ、私は孤高の大悪党マノン様だぞ!!そんなっ、そんなっ、色恋沙汰なんてそんなっ、でもそんなに私の事が好きなのかっ!?やっぱり私が美しくて可愛すぎるからなのかっ!?でもお前の気持ちには答えられな……いやいや別に私は好きになってないぞ!?お前が私を好き………きゃー!!」

SE(ベッドの上でゴロゴロしながら困惑する大悪党なのであった)



マノン「明日はもっと凄い悪事を働いてやるからなっ!!」



まだまだ続くよっ

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