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名も無く果てなくスチャラカな200字

目の前の魔女【200字】

 何だい、これはあんたが望んでやったことだろう? 目の前の魔女は笑う。


 そうだ。私は自由になりたくてあの男から全てを奪ったのだ。

 だが死後に私は男の愛に気付いた。守られてすらいたのだと知った。


 なら今度はあの男の後を追うのかい? 


 魔女の言葉に頷くことはできない。

 夜会では老獪な貴族との駆け引きが待っている。今は踊り続けよう。それが彼への贖罪なのだから。


 私は鏡の中の魔女に背を向け領主代行である未亡人の顔に戻った。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 色々と想像と言うか妄想を掻き立てられる200文字でした!お見事!! [一言] 名家名門のお嬢様が父親のやらかしの尻拭いの為に、そうとは知らず成り上がりの不細工な男の元に嫁がされて…………な…
[良い点] 無駄が一切ない完璧な作品ですね。 [一言] すれ違い、とは違うかな? 借金苦で無理心中して家族を皆殺しにしてから、後で奥さんが密かに借金よりも大きな額の貯蓄をしていたことに気づいた人の話を…
[良い点] プロローグのようでもありますね♪ きっと依頼したか魔女の甘言に惑わされたかで、力を借りてしまったのかなぁと。「男」を亡夫として拝読しました。恨みに近い感情を抱いていた亡夫に自身が愛されてい…
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