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どんぐり食堂

私は暫くやる気が出なかった。


また一人になったのもショックだったし、素敵だと思っていたノリが、カエデとできていたのもショック。


カエデと子作りをしながら、女ばかりのパーティーをずっと作ってて、そこに私も加えられようとしていたのもショックだった。


でも、働かなくては生活ができない。Dランクの私はそんなに稼げていたわけではないので直ぐにお金が底をつく。


久しぶりに冒険者ギルドに寄ったらタカシさんが居た


「あっ! アズミちゃんじゃないか? 元気だった? あれ以降全く依頼を受けてないって聞いたから心配してたんだよ。」



「うん……」


「げっそりしてるじゃないか? ちゃんとご飯たべてるの?」


「うん……」


何故か涙がでてきた。


「泣いてるの? どうしたの? 話聞くよ?」


そういって、タカシさんは私を椅子に座らせてその隣に座った。


私はどうして悲しんでいるのかを説明した。


「それは酷いね! よかったら俺、アズミちゃんの依頼手伝うよ。アズミちゃんのメンタルが回復するまで。」


それは、願ったり叶ったりな提案だった。


でも……


「それは、タカシさんへの負担が大きすぎます。迷惑をかけるわけにはいけません。」


「アズミちゃん、俺は冒険者ギルドの隊長だよ。若い冒険者のケアも俺のお仕事なんだ。だから、負担とか考える必要はないよ。」


「ほんと……?」


「うん……ほんとだよ」


タカシさんは私の手を握り目を見つめて言った


「わかった。ありがとう。」


そして、私はタカシさんの補助で任務を行うことになった。ただし、私が立ち直る迄という条件で


「まずは、ご飯食べに行こ! お金ないでしょ? 俺おごるよ!」


そう言ってたかしさんは私をご飯に誘った。


着いた所は『どんぐり食堂』


キノコ・川魚・猪肉・鹿肉・山菜・木の実といった山料理を提供してくれる。


私は、鮭とキノコのホイル焼きを食べた。


タカシさんは、鹿肉ステーキを食べた。


久しぶりに食べるご飯は本当に美味しかった。タカシさんありがとう。


昼食を終えたら、任務に当たる。


アルマジロンや、キノピーといった魔物を倒して少しずつ報酬を貰うことにした。


タカシさんは手は出さないものの「阿修羅蜘蛛の捜索も兼ねている」と言って私を見守ってくれている。


凄く優しくしてくれて嬉しい。

少女漫画風に書いてるつもりです。筆者を暖かい目で見守ってください。

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