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人の“寿命”を少しずつみんなから貰いながら生きる私。

作者: 七瀬




私の名前は、『山田 雫』24歳で、看護婦の仕事をしているの、、、!


毎日毎日、患者さんと接すると、、、?

いろんな考え方や思ってる事もみんな違ってて、、、。


病気に前向きの人や自分の病気の事を自分なりに詳しく調べたり。

はじめから諦めてしまう人もいるのよ!



私は、少しでも人の役に立ちたいと想い、、、!

看護婦の仕事をしようと心に決めたの、、、!!!


生きたいと思う人の心に寄り添ったり。

死への恐怖を持った人の傍にただ居るだけでも、、、。


きっと! 患者さんの役に、私は立っていると信じて!!!

この仕事に! 誇りを持って、やりがいも感じている!!!



・・・でも、どんなにその人が生きたいと望んでも、、、。

願いが叶わない事もあるわ......!



そういった、患者さん一人一人を私は忘れないようにしているの!

心に刻む事で、私の心の中で生き続けていると思っているから...。




でも、ある時ね、、、!

私自身が気づいた事があったの、、、。


子供の頃から、病気や怪我を治すのが誰よりも早い私だったけど、、、。

大人になってから、怪我も病気も一切しなくなったわ!


私は、健康なんだとなんの疑いもなく思っていたけど、、、?





私が、夜勤明けで家に帰る途中に交差点で車に私が轢かれてしまった、、、!?

そのまま、意識不明のまま救急車に運ばれて、私の働いている病院へ。



結構、大きな事故だったらしいけど、、、?

私は、1週間後には退院する事が出来たのよ、、、!


私を車で轢いた運転手も、ビックリしていたみたいで、、、。

事故の時に、私は頭から大量の血も出ていたし、お腹の当たりからも血が!?


相当、命も危ない状態なんじゃないかと思われていたらしいのに、、、!


相手の運転手の人も、私に、、、。


『本当に、すみませんでした。まさか!? こんな事になるとは、、、?』

『大丈夫ですよ! もう、怪我は治っているらしいので、直ぐに退院する事

も出来ると先生にも言ってもらっていますから、、、。』

『治療費は、わたしの方でお支払いさせていただきますので、、、。』

『ありがとうございます。』

『また、何かありましたら、名刺をお渡ししておきますので、何でもわたしに

言ってください!!!』

『あぁ、ははい!』

『では、わたしはこれで!』

『今日は、来ていただいて! ありがとうございました!』



先生も、私が病院に運ばれて来た時に、これは! ヤバいと思ったらしい!


『いやいや? 山田さんの生命力は凄いな! ココに運ばれて来た時は、、、?

かなり危険な状態だったのに、、、山田さんの回復力ときたら、、、! 

まあ、治ったんだから~! 良かったんだけどね! 退院、おめでとう!』

『ありがとうございます!』



・・・でもね?

私が、交通事故に遭って、病院に運び込まれているころ、、、。

私が受け持っていた患者さんが、1人亡くなったの、、、!




実は、、、?

以前にも、何回かこんな事があってね!


私が病気や怪我をする時、、、!

私の受け持つ患者さんの誰かが、大きな病気や怪我をしたりするの!



ひょっとして、、、?

これって! “私が、その人の寿命を少しずつみんなから貰っているのかな?”



そうだったら、、、?

私は、何の為に看護婦の仕事をしているんだろう、、、?



人助けが、、、? 

人の寿命を貰って私が生きているって事なのかしら、、、?






最後までお読みいただきありがとうございます。

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