特別版 クリスマス編 第2話
真優「アキちゃん来ちゃったぁぁぁぁ。」だきっ
真優は扉から入ってくると秋に向かって走りだし思い切り抱きついた。
秋「わぁ、なにしてんすか!?離してください。苦しいっす。」
真優「あらら、ごめんごめん。」
「でもこれは罰だよ、こんな会に優しい真優お姉ちゃんを呼ばなかったんだから。」
秋「それは…用事があると思って、真優さん美人だし彼氏とか」
真優「いやー、そんな美人だなんて」びしびし
真優は秋の話を遮り、頬を赤くして秋の背中を叩く。
秋「痛いですってもう。」
真優「ごめんごめん。」
そのやり取りをしている中秋はあることに気づく。
秋「あれっ、どーしたん!?妙に静かだしお前ら口空いてんぞ。」
忍「秋、その人だれ!?なんか妙に仲良くない!?」
シーラ・風華・紘が頷く。
桜花「秋お兄さんどなたですか!?」
秋「そっかぁ、皆は知らないんだっけ!?」
「美猫は知ってるけど、この人は」
真優「私はアキちゃんの彼女さんでーす。」
皆「えーーーーーーーーー。。。」
一同はその声の音量でガラスが割れそうな勢いで驚いた。
忍「秋どうゆうこと、私知らないんだけど。」
忍・シーラ・風華は顔は笑顔だがとてつもなく恐ろしい雰囲気を出し秋に迫る。
紘「そーだぞ秋、彼女出来たのならまず親友の俺に報告するべきだと思う。」
秋「いや、だから違」
忍「どうゆうことか説明してください。」
忍は秋の言葉を遮り強めに圧力をかけた。
秋「はい。」
秋の顔はこわばっていた。
「真優さんこう言うのはほんと勘弁です。」
真優「ハハハ、ごめんね。冗談だよ冗談。」
「私はアキちゃんのお姉ちゃんの親友なのです。」
秋「そう、だから全然俺の彼女とかそう言うのじゃないから。」
「つうか、何でお前ら俺に彼女が出来たらそんな怒るんだ。紘の言い分は分かるぞ。」
忍・シーラ・風華「それは…」
3人は顔を合わせ少し頬を染めていた。
真優「アキちゃんは昔からそう言うとこニブイよね(笑)」
「大変だね、お三人さん。」
真優は何か気づいたようにこう言った。
紘「秋はそう言うのホントに気づかないんっすよ、それで諦めた人を俺は数多く知っている。」
真優「あっそうなんだ、今度聞かして。私は真優、よろしく。」
紘「全然いいっすよ、親友の俺は知らないことないですから。俺は紘です、よろしくです。」
秋「おい、そこで俺の情報の取り引きやめろ。」
忍「あの、それ私もいいですか?」
忍は紘にこそっと耳打ちした。
紘はグッドのサインを出すとそそくさと秋のところに行った。
シーラ「後で私にも教えて。」
風華「私も私も。」
忍「うん、いいよ。」
秋「おーい、そこ3人でなにこそこそっ」
紘「まぁ、いいんじゃんか。それよりパーティーの続きしようぜ。俺腹へった。」
「そーだなぁ。真優さん来てて忘れたけど俺ら今乾杯したとこじゃん。」
「何か、分からん空気なったし真優さん来たしもう一回乾杯するか!?」
紘「そーだな、それがいいとおもう。ぱぁーっと楽しもうぜ。」
翔「おぉー、やっと、始まるか。お前らがわちゃわちゃしてる間にいろいろ作ったぞ。」
秋「あざまーっす。なるほど料理してくれたからお二人ともいなかったんすね。」
琴「そだよー、美味しいの作ったからいっぱい食べてね。」
皆「ありがとうございます、いただきます。」
秋「んじゃ、改めて紹介するな。姉さんの友達の真優さんです。」
真優「家の秋がお世話になってます、これからもどうかよろしくお願いします。」
秋「誰が家の秋ですか(笑)」
皆「よろしくお願いします。」
皆深々と頭を下げる。
秋「だれも突っ込まないんかい、てかノリいいな…」
若干疲れはてた秋であった。
秋「んまぁ、いいや!!んじゃ皆もっかいグラス持って。」
ガチャガチャガチャガチャガチャ
秋「メリークリスマス、乾杯」
皆「メリークリスマス」
雪も少し降りホワイトクリスマスとなり、秋たちのクリスマスパーティーは無事開催されるのであった。
続く。