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うららちゃんはゲームをやらない  作者: ササガミ
1章 うららちゃんはゲームをやらない
1/75

転んだ…っていうかつまづいたっていうか


挿絵(By みてみん)


けいむさん(@K_6_TR)に素敵な、ハナチラシミナモとうららちゃんのイラストを描いていただきました。

借り物ですのでお持ち帰りはご遠慮ください。

よく、さ。

異世界転生物とか、さ。

あるじゃん。


主人公は大体男の子(偏見)で、どチート(偏見)でさ。


アタシはっ!

女の子だぁぁ!


そうだ、神様!神様とか天使とか何か!

こう……何か魔法の使い方を!

教 え て 下 さ い !!!!


アタシは見知らぬ森の中で追いつめられてた。


自慢になるけど可愛さにはそこそこの自信あるよっ!

ほら!誰か助けよう!?


素早く辺りを見回しても、人影は無い。


しょうがないから、涙目になりつつ、落っこちてた木の枝を拾う。


「ぶみゃぁぁ!」


目の前にいる、ぶよぶよクラゲに投げつけた。


ぽよん


「いやあああああああ」


ダメージゼロってやつだぁぁぁ!


だんだんぶよぶよクラゲはアタシに向かって近付いてくる。


もうダメ……アタシこんな所で死ぬのかもしれない……だって、ものすごく、クラゲの移動速度が早い!


一生懸命走っててもあんまり距離が開かない!


こうなったら……アタシは石ころを拾う。投げる。


外れた。


「いやぁぁぁぁぁ!」


もう喉が痛い……。おかあさぁぁぁぁん……。


ほら!このタイミングで勇者的な誰か!?……はやっぱり来てくれてなかった。


7センチヒールの靴を脱ぐ。


本気で逃げてやる!逃げきってやる!

で、走っていたら、虎とばったり出会いました。


「いぃやぁぁぁぁぁ!?」


なんで虎!?

なんで虎が黒光りしてるの!?


バスッ!

パシャァァ……ン!


虎が、切られて、消えた。


「あ、スライムと遊んでた人だ。……ん?なんで泣いてるの?」


穏やかに微笑むその人を前に、アタシは、とりあえず、気を失った。


××××××××


アタシは、近道をしたかったんだ。

アオイと買い物に行く約束をしてて、待ち合わせ場所の駅前広場……の少し前で転んだ。


正確には、マンホールにつまづいた。


そして、なぜか穴に落っこちて、この森に着地した。


普通に落っこちたんなら、怪我のひとつもしてたんだろうけど、その穴は深くて深くて、だんだん感覚が鈍くなってきて……(まさか落っこちながら寝てたとか言いにくい)……気が着いたら森にいた。


そしてぶよぶよと遭遇した。



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