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猫課長( ΦωΦ )2  作者: 櫻木サヱ


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2/8

社長と課長と日常

朝のオフィスはいつも通り静かだ。

加藤課長は自分の机に座り、資料を整理する。

背筋はピンと伸び、青い瞳には鋭さと威厳が漂う。

(今日も部下たちはちゃんとやっているか…)

部下たちの動きをチラリと確認するのも日課だ。


そこに、会社の社長・ベンガルトラがゆっくりと歩いてくる。

普段の社長は圧倒的存在感で、オフィス中の社員が無意識に姿勢を正すほどだ。

迫力満点で、誰もが怖くて尊いと感じる。

だが、加藤課長と目が合う瞬間だけ、何かが微妙に変わる。


社長の瞳がわずかに柔らかくなる。

前足の動きも少し丸みを帯び、鳴き声もいつもよりトーンが優しい。

加藤課長はその違いに気づかず、威厳を保ちながら淡々と「資料の確認だ」と言う。

(社長も今日の会議資料をチェックか…よし、整っている)


部下たちはその光景を見て、心の中で騒ぎ出す。

(えっ…社長、課長と話す時だけ可愛い…!!)

表情には絶対出さず、普通に書類を整理する。

加藤課長のちょいちょい猫仕草も重なり、二重に尊さが増す瞬間だ。


午前中の会議。

社長が資料を説明するが、加藤課長に話しかけるときだけ少し首を傾げる。

部下たちは思わず息を呑む。

(なんで課長を見るとあんな動きになるの…!)

加藤課長は当然気づかず、社長の発言に耳を傾けるだけだ。


昼休み。

コーヒーの匂いが漂うフロア。

加藤課長は机の整理をしつつ、社長トラの近くを通る。

社長が小さく目を細め、ちょいっとしなやかな動きを見せる。

部下たちは内心大興奮。

(ああ…課長の横で社長が…可愛い…!)

しかし表情には出さず、普通に昼食を取る。

ここでも、威厳と可愛さのギャップが炸裂する。


午後の外線対応。

新人の田中あかりが加藤課長と社長を観察する。

社長の迫力にびびるあかりだが、加藤課長と向き合った時の社長の仕草に、思わず胸がキュンとする。

課長は淡々と仕事を進めるだけ。

あかりは「尊い…!」と内心で叫ぶが、声には出さない。


夕方、書類整理タイム。

加藤課長は自分の机で資料をまとめつつ、社長が軽く伸びをする姿をチラリと見る。

前足をちょいっと置くその仕草に、部下たちは悶絶。

(課長も社長も…可愛さが…!)

加藤課長は無自覚、社長も無自覚。

ただオフィスは今日も平和で、笑いと尊さで溢れている。


退社前、社長が一言「明日も頑張れよ」と言い残す。

加藤課長は軽く頷き、部下たちは心の中で「尊い…!」と再び叫ぶ。

威厳ある猫課長と社長トラ、部下たちのギリギリ可愛い日常。

今日もオフィスは、笑いとほっこりに満ちていた。


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