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妾の子として虐げられていた私が、爵位を継いだお兄様から溺愛されるだけ  作者: 下菊みこと


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ほわほわして死にそうになっていたら、皇太子殿下とお兄様が助けてくださいました

次クリス視点

絶望的な状況に、それでもどうにかできることはないかと手錠を外そうと試みます。


「…うーん。ほわほわした頭ではなかなか難しいですが、頑張れば抜けそうな気もするんですよね」


なんとか手錠を外そうとして、手をキュッとさせて抜こうとしたり色々とやってみます。でもやっぱり難しいです。


「うーん。引きちぎったり出来ないかな」


体育館の倉庫の中のさまざまな道具を使って手錠を壊そうと試みるのですがやはり難しいです。


「うう…ほわほわがだんだんと重く…意識が…」


本格的に死を覚悟し始めたその時でした。


「エレナ!」


「クリス様…?」


「エレナ、辛かったな。よく頑張った」


「お兄様…」


「みゅう!」


「エルまで…」


体育館の倉庫の扉が突然開かれて、クリス様とお兄様、エルが私に駆け寄ります。


「まだ意識はあるね?よかった。とりあえず薬を飲んで?父上から預かってきた」


「はい…」


薬を飲むと体が少しずつ楽になります。


「エルが魔力不足で弱っていくから、エレナの魔力がエルに供給されていないとわかってね。魔力封じされている前提で動いたんだ。父上から薬を預かりに行って、マックスにはエルと一緒にエレナを探してもらったんだよ」


クリス様が冷静で助かりました…。


「見つかって本当によかった。生きていてくれてありがとう、エレナ」


「魔力封じの魔道具の効力を打ち消すための、別の魔道具を持ってきたから使っていいかい?」


「はい…」


「マックス」


「はい、皇太子殿下。エレナ、手錠を切るから動くなよ」


巨大なハサミで手錠の鎖を切るお兄様。すると鎖が取れただけではなく、自然と手錠そのものが解除され両手が自由になりました。


「お兄様、クリス様、エル」


「なんだい?」


「どうした?」


「みゅう?」


「ありがとうございます…本当に、見つけていただけて良かったです」


安堵に包まれ涙がこぼれます。


「エレナ。大丈夫だよ。こちらこそ生きていてくれてありがとう」


「とりあえず屋敷に戻ろう。エレナ」


「はい、お兄様」


「みゅう!」


こうして私はお兄様とクリス様とエルに助け出されて、気付いたら自室のベッドの上で寝ていたのでした。

エレナはもちろん助かりました

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