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妾の子として虐げられていた私が、爵位を継いだお兄様から溺愛されるだけ  作者: 下菊みこと


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これってそういうことだよね?

クリスおめでとう!

朝登校すると、エレナが僕のクラスに居た。声を掛けると相談があるとのこと。その切羽詰まった真剣な様子に心配になるものの、話を聞いてみなければどうしてあげることもできないのでとにかく空き教室に向かう。


空き教室に入ると、エレナは何度も深く深呼吸する。それほどの案件なのかと不安になる。エレナの悲しむ顔はみたくない。なんとかしてあげないと。


しかしエレナの口から出たのは意外な相談。ダンスパーティーのパートナーの件で、とそこまで言って噛むエレナ。可愛い。声も上ずってた。可愛い。


でも、ダンスパーティーのパートナーの件でなんだろう。他の男にもう誘われたとか?だったら面倒だな。どうやって排除しよう。僕のエレナへの気持ちを知らない連中は少なくともこの学園にはいないはずだから大丈夫だろうと、ギリギリまで誘うのは我慢しようとしていたけれど。これは誘ってしまった方が良さそう。


そう思って、エスコートを任せてもらえないか聞いたら何故かエレナは停止した。頭が真っ白という感じ。声を掛ければ壊れた人形のように頷くばかり。


好きな子を誘うんじゃなかったかと言われたけれど、決定的な言葉は言わずに微笑んだ。きっと、エレナは鈍いからそれで誤魔化されてくれるはず。そんな風に思っていたけれど。


「私は…クリス様が良いです…」


頭を思いっきり鈍器で殴られたような衝撃。頬を赤らめ、目を潤ませて、目を逸らさずに僕を見つめる可愛い人。


これってそういうことだよね?


僕はダンスパーティーでロマンチックなプロポーズをする時のことを考えて、その時に必ずエレナが頷いてくれるという確信を得て、多分今までの人生で一番の笑顔をエレナに向けた。

あとはきちんとプロポーズできるかどうか。

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