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妾の子として虐げられていた私が、爵位を継いだお兄様から溺愛されるだけ  作者: 下菊みこと


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入学しました

エレナ、注目されます

いよいよ入学する日になりました。制服を着て、ナタリーに髪をハーフアップにしてもらい、バレッタで留めてもらいます。可愛らしい感じに仕上げて貰えて、初登校に緊張していた心に勇気をもらいます。


馬車で登校して、職員室に入ります。先生から色々と説明を受けて、教室に連れていかれて入室します。


私が入るとざわざわしていた教室がしんと静まり返りました。


「エレオノール・セヴランと申します。よろしくお願いします」


私が挨拶をすると拍手を送られます。


席は窓側の一番後ろ。お友達は出来るでしょうか…!

ナタリーはお留守番です

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