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妾の子として虐げられていた私が、爵位を継いだお兄様から溺愛されるだけ  作者: 下菊みこと


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妹は中庭も物珍しい様子だった

お兄様はエレナを喜ばせたい

エレナを連れて中庭に行くとエレナは物珍しそうに花を見つめて、顔を綻ばせる。その様子を見て中庭に連れてきて正解だったと確信する。


幼い頃は別邸の中庭で良く遊び、花に囲まれ幸せそうに笑っていた。それが普通だったというのに、あの日から花とすら縁遠い生活になってしまったのだと悲しくなる。


エレナの幸せな日常を守ってやれなかった。無力だった自分が憎い。


だが、これからは違う。この公爵家の当主はもう私で、エレナを冷遇する父もエレナを敵視する母ももういない。これからは、エレナは好きなだけ素敵なモノに囲まれて生活すれば良いのだ。


エレナにすずらんを見せる。すずらんの花言葉は、純粋・再び幸せが訪れる・謙遜。どれも、エレナにぴったりの花言葉だ。特に再び幸せが訪れる…。エレナには、この花のようにいつまでも可憐に咲いていて欲しい。今度こそ、私が守るよ。

エレナを笑顔にするためには時間も惜しまないお兄様なのです

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