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祇園守紋を掲げよ 〜立花家戦記〜  作者: ワールド
立花反撃
33/35

河野開戦 〜水戦〜

「あれが河野水軍か…」


「悲しいことに来島村上の残りはあちらについています。現当主こそ亡命しておりますがその弟を含めています」


「羽柴を当てにしているのだろう。吉継、吉郷、良いかな?」


「武吉殿、お気遣い感謝いたしますがお気になさらず」


長宗我部が河野攻めを開始

水軍を羽柴への牽制へ使っているため水軍を借りたいと打診してきたのを受け近習と馬廻りのみをつれ出陣した統虎一行は途中三島村上とも合流している

南蛮船(ガレオン船)4隻

関船3隻

小早200艘

という大船団を連れてきている


ガレオン船を含めて船はかなり余力があるが今回は留守番に残しているものが多い


河野水軍は関船3隻、小早120艘

油断しなければ勝てる


「右翼は因島村上、左翼は来島村上、中央は乃美、能島の小早も連れて行け」


因島村上は当主吉充指揮でガレオンが旗艦に一隻

来島村上は吉継と吉郷がそれぞれガレオンに乗り二隻いる。右翼より多いが敵の港に面しているから援軍が来る可能性がある。妥当だろう

乃美は関船だけしかないがあの老人ならやってのけるはずだ。能島からは小早しか来れていないからこれを丸々つける


「若旦那、姫様、くれぐれも自ら乗っ取りなど考えないでくだされ」


「そうだね-」


「前衛次第だ」


「全く…」


総指揮は武吉

立花夫妻は一応大将なのだが水軍は戦闘の練習をしただけで戦い方はわかっていないので待機だ




「敵船確認!投げ入れろ!」


一斉に焙烙玉が投げられる

河野水軍の先鋒も来島村上

焙烙玉が飛んでくる

中央は一気に乱戦となった


「こんなに歯ごたえのある戦は久しぶりじゃな」


先頭付近にいる関船に乗っているのは乃美宗勝

彼は脇差しをさしただけで鎧も着けず、ほかの武器も持っていない


「おまえら!乗っとりじゃい!」


「「「おおおおう」」」


彼の船に横付けした関船から一斉に敵兵が乗り込んでくる

迎え撃つ乃美兵

そして、具足を付けた兵が一人彼へと向かっていく


(武器は脇差しだけで年も取っている。これは好機)


次の瞬間彼は死んでいた

振り下ろした太刀を脇差しで受け流され太刀を奪われ斬殺された


「近頃の若い者は愚直じゃな。少し灸を据えねばならん」


奪った太刀を持ち直し、乱戦へと歩いていった



「そのまま進め!分断せよ!」


吉充は自らのガレオン船で敵の分断にかかる

左右両翼は来島村上ではないらしく一方的に焼き払っている


敵の後方に関船が見える


「あれが大将船とみた。大砲構え!…放て!」


ほんの一瞬だった

遠くから放たれた砲弾によって木っ端みじんとなる敵船


「これほどまでとは」


今まで大筒を使うような場面がなかったため初めてその威力を見た吉充は苦笑する


「そのまま行くぞ!」

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