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祇園守紋を掲げよ 〜立花家戦記〜  作者: ワールド
立花反撃
31/35

弔い合戦2 〜先鋒の激突〜

「ぐはっ」


「ふう…これで8人目か…」


彼の名前は藤堂高虎

史実ではとっくに津田信澄のもとから出奔して羽柴秀長に仕えているが何が理由なのかわからないが未だに配下に残っている


恩賞に不満があったため出奔したとも言われる彼にとって統虎と誾千代の家臣への接し方に感化され変化しつつある主君とたとえ家臣の家臣であろうともしっかりと評価する新しい主君の主君のもとで働くことは幸せであった


そんな彼は前線で員昌の近くにいた


「員昌様!2陣より後詰めが到着!これに合わせ両翼が攻勢を開始いたしました!!」


「呼応しろ!立花の強兵よ奮起せよ!!」


「新入り達にも立花家の誇りが出てきた」と満足げに槍を振るうのは先鋒の内の一人、城戸知正

誾千代の傅役だった男だ


家内でも重臣として扱われている彼が先鋒の大将でないのは彼が辞退したためだ

「老いぼれよりも若き者へ機会をお与えくだされ」だそうだ

律儀なものである

そんな彼が次の刹那に見たのは員昌率いる強兵を中心とした先鋒が大攻勢へ出ようとしたちょうどその瞬間に敵の新手が猛烈な突撃を仕掛けてきたところだった


「!! 員昌殿!新手ですぞ!!」


「確かに!なかなかの敵と見受けます。知正殿!ご助力ください!」


何とか初撃を耐えた立花先鋒

そこへ一人の騎馬武者が現れる


「我こそは島津義虎。よき敵とお見受けいたす」


「…磯野員昌参る」


ここに猛将二人の一騎打ちが始まった

そして本陣では…


「そろそろか…」


「よいのですか?」


「たまにはよいじゃろうて。おぬしは大筒を打てるようにしておけ」


「かしこまりました」


もう一人の猛将が動き出した

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