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祇園守紋を掲げよ 〜立花家戦記〜  作者: ワールド
立花反撃
25/35

四国の覇者、九州の覇者 〜腹の探り合い〜

「家久は戦ってみてどうだった?」


「はっきり言ってやり合いたくないですよ。島津の兵を大幅に減らすことになるでしょうね」


秋月の援軍として向けられた島津軍は立花と戦った経験がない


家久らは戦ったが義弘、歳久を筆頭に島津の兵は連れておらず、島津軍は大友本家の残党と戦っていた

親盛討伐にも参加していない


「一体どうやって助けろと…」


「全くです。詰め城で四方を囲まれその間もきちんと柵で防護されています」


「南の城は堅固だし他も油断は見えない。詰め城突破の策は今のところ思い浮かばないな…」




「島津が来たか…」


「はっ、大殿様からは動く様子がないとのことです」


「思ったより数が多く、簡易だが城もある。どうしたらよいか考えているのだろう」


「父上なら持たせること自体は余裕だろう。東と西はどうする?」


問われたので控えている半兵衛、隆景、秀政へ目線を向ける


「私は動く必要はないかと」


「敵は少数と聞きます。攻めてこないのならば放っておいても害はございません。守りを固め、油断しなければそれで十分かと」


「念のため警戒を強化する必要はあるかと思います」


「失礼します」


入ってきたのは重朝


「重政の準備が終わりました。また、志賀、吉弘両名の軍は準備を済ませたとのことです」


「ご苦労。あくまで保険だ。使いたくないものだ…」





秀政がいるのは本陣の大将の寝室の隣室

武将である秀政が自ら詰めているのはとても重要な話し合いが中で行われているからだ

反対側には半兵衛の弟重矩が構えているし、中では軍師二人と重朝、元総、重光がいる


「正明、ご苦労さま」


「正明、大義」


「はっ」


平伏する後ろにいるのは男二人

長宗我部信親と吉良親実

長宗我部の次世代がそろっているのは訳があった


数週間前に神から新たな連絡があった

颯も同時にだ

二人は転生者の情報を要求しており、これは後々追加されても有効であった

もうわかるだろう

新たなる転生者の情報を受け取ったのだ


長宗我部元親夫人、水心

美濃出身で明智光秀の重臣、斎藤利三の妻と姉妹

1583年死亡のはずの彼女の体に転生し生きているそうだ


転生の話を聞くとすぐさまコンタクトをとった

長宗我部を引き込めるかどうかはかなり大事な要素だった


転生者であるという話をしてもなかなか警戒を解かなかった彼女だが、重朝が自ら行き、現代地球について話すことで理解してもらえた

夫へ提案し、彼らを派遣してもらうまでに至ったのだ


長宗我部は家臣より一門が優秀だ

羽柴家一強ではないならば四国を統一することはできるだろうしその直後に攻められる可能性は極めて低いだろう


「信親様、わざわざおいでいただき申し訳ありません。どうかごゆるりとお過ごしください」


「いえいえ、我々は立花様と同盟を結びたくてきたのです。年も近いことですしどうか仲良くして頂きたい」


「ぜひよろしくお願いします」


「ええ、長宗我部家は精強とお聞きします。味方になっていただけるならこれほどうれしいことはない」


互いに褒め合うが彼らの1番の狙いはおそらく鉄砲はや火薬の融通だろうそのためにタイミングを計っている

軍師二人に目をやりつつ要請受諾の方向で始めるつもりだった


しかし、ただではなく正当な価格で売りつけようとする

両者とも利点がある契約を進めようと交渉が始まる

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