表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

95/103

フィリピンで現地スタッフを使い、工場を建てる簡単なお仕事です  (完)

筆者さま:南野海

キーワード:フィリピン 仕事 上司 日常 ダイビング エッセイ


あらすじ

中堅ゼネコンにつとめていた「南野」さんは、突然のフィリピン勤務を命じられた! 少し昔の海外での悲喜こもごも。


感想

ユーモアたっぷりで軽快! 


~~~


これは私がまだ、某中堅ゼネコンにいた時代の話です。

 当時、名古屋で新築の現場をやっていましたが、そこでは現場所長ではなく次席。ある日、所長から話がありました。


「会社から言われたんだけど、君、来月からフィリピン勤務になるらしい」

「は?」


 いったいなにをいってるんじゃ、このおっさんは!


 来月からって、もう月の半ばを過ぎてねえか?


~~~


ここは「ジャーマン・チャネル」。世界でも有名なマンタポイント。

 真っ白な砂地を泳いでいくと、やがてポイントに到着。そこで少し待っていると……。


 来た、来た。マンタきた~っ!


 ここのマンタは比較的じっくり観察できます。一瞬だけのすれ違いマンタとか、遠目で逃げ去っていくマンタではありません。

 翼のようなでかいヒレをゆったりと動かしながら旋回。

 南野、カメラのシャッター、ばしゃばしゃ。


~~~


建築のお仕事話、濃い上司たちとのほのぼの(?)エピソード、現地のフィリピン人とのやり取り、ダイビングの美しい光景……1話ごとに話題が変わりテンポがとても良い。

個人的にはグイグイ来る上司Sさんが印象に残ってますね


~~~


 打ち合わせの最後のほうに、Sさんが言います。


「この南野はまだプロジェクトマネージャーとしては、未熟ですが、心配には及びません。私がちゃんと面倒見ますから」

「おお、そうですか」

「まかせてください」


 うそでもいいから、「この南野は若いけど優秀なので、大船に乗った気分でいてください」とかいえんのか!


 打ち合わせが終わり、施主と別れた後、Sさんがほざきました。


「なんでも俺に相談しろよ」


~~~


一緒にいると面倒くさそうだけど、見てる分にはキャラが濃くて楽しい(笑)

サクサク行ける読み進めていける良質エッセイです。


状態:完結

文字数:73,020文字

作品URL

小説家になろう https://ncode.syosetu.com/n6024dj/

カクヨム https://kakuyomu.jp/works/1177354054880932193

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ