<四海走破> ⑤
(=ↀωↀ=)<〈Infinite Dendrogram〉の七巻は明日発売
(=ↀωↀ=)<はやいところではもう並んでいるようです
(=ↀωↀ=)<なお作者はそろそろ本格的に八巻の準備に入る模様
(=ↀωↀ=)<次巻でようやく僕が挿絵レースに絡める気がする
(=ↀωↀ=)<新型レイ君とアズライトに取られてあとちょっとしか残っていない枠を
(=ↀωↀ=)<マリオさんあたりとデッドヒートすることになりそうだけど
(=ↀωↀ=)<……レイ君って衣装チェンジの度にキャラデザイン枠もってくよね
□<南海>・中央船
【神獣狩】ヴァナによるシージャックが終結してから数時間が経った。
ラフロント部族がかけていた通信魔法のジャミングは解除され、各船にも状況は伝えられた。
また、それに合わせて船員の配置換えが行われた。
中央船のラフロント部族を前方船へと移したのである。
ヴァナが引き連れていたラフロント部族と合わせて一隻を不足なく運用できる人員が揃ったため、前方船はラフロント部族のみで扱うこととなる。水中戦闘能力に特化した水棲亜人が船団の先鋒を務める形だ。
代わりに元々前方船に乗っていた人員は中央船に移り、旗艦の運用に余裕が出来た。
そうしたいくらかの作業が完了した後、左方船と右方船から一隻ずつ、小型の【連絡艇】が中央船へと乗りつけていた。
中央船から縄梯子がおり、左方船と右方船に乗っていた者……ン・レフトとライト少佐は【連絡艇】をアイテムボックスに仕舞い、縄梯子を上る。
「よう。待ってたぜ……へくし」
縄梯子を上った二人を、甲板で待っていたマシューが出迎えた。
「バロアとあの族長は会議室で待ってるぜ。くしゅん……、用件は聞いているか?」
「ああ。かの人物から、何か重大な話があるらしいと聞いている」
二人が中央船にやってきた理由は、前方船の船長に収まったヴァナから今後の航海について重大な説明があると呼ばれたからだ。
なお、ヴァナやラフロント部族の船団への参加に反対した船長はいない。
これからの航海で不足していた五人目の指導者であること。
ヴァナが【神獣狩】……超級職という代替の利かない戦力であり、ラフロント部族も水中戦において大きな戦力となること。
それに、バロアが必要であると感じて仲間に誘ったことが大きかった。
「しかしマシュー。先ほどからくしゃみばかりしているが、風邪でも引いたのか?」
ライト少佐が尋ねるとマシューは鼻をかみながら答えた。
「ズズ……ああ。バロアの船がシージャックされたって手旗信号見て、そっからすぐに海に飛び込んだんでな。今の季節ならいけるかと思ったが、想定より体温持ってかれたぜ……」
マシューが身を震わせた。
風邪を引きかけ寒気を感じているらしい。
そんなマシューに、ン・レフトが怪訝な視線を向ける。
「マシュー。私は船と船を行き来するための【連絡艇】を仕入れて各船に積んでいたはずだぞ。今しがたワシとライト少佐も乗って来ているが……お前はなぜ泳いだ」
彼らが乗ってきた【連絡艇】は彼らが出港したフェイデンで作られていた小型船である。
正式名称を【第三世代風力推進式高速連絡艇】といい、風属性魔法による噴進で水上を滑るように動く魔力式の機械船である。地球でいうジェットフォイルをモーターボートサイズに小型化した物、と言うのが近い。
亜音速で水上を進むことができるため、小型ながらフェイデンで作られている船の中でも貴重な部類だった。
それをン・レフトは商才と弁舌を駆使して五隻も手に入れていたのだが……。
「…………緊急時なんで忘れてたぜ」
「……緊急時こそ忘れてもらっては困るのだがな」
マシューの返答にン・レフトは呆れるように深く溜息を吐いた。
「立ち話はここまでにして、バロア代表とラフロント族長が待っている会議室に向かいましょう。それで、マシューは話の内容については聞いているのか?」
「ああ。<UBM>の話だそうだ」
「<UBM>?」
オウム返しに尋ねるライト少佐に頷き、マシューはヴァナから聞いたその<UBM>の名を口にする。
「たしか……【亡霊戦艦】っつー古代伝説級の<UBM>だ」
◆◆◆
■【亡霊戦艦】について
その<UBM>の誕生は一〇〇〇と数百年前……かの先々期文明の崩壊の時期にまで遡る。
先々期文明の崩壊は一柱の神と一三の眷属によってなされたと民間の寓話では語られている。
しかし実際には、“異大陸船”と呼ばれる超巨大飛翔体によってこの大陸に出現した一三体の“化身”の手によるものだ。
一三体の“化身”は恐るべき力で大陸の国々を滅ぼした。
その中でも大陸の南西部を襲ったのは“夢遊の化身”と呼ばれる個体だったと言われている。
断定はされない。
誰もその“化身”を見ていないし、姿も記録に残っていないからだ。
だが、それが近づいたことだけは分かる。
なぜならば、それの能力の圏内に囚われれば、意識は現実から足を離し、幻の如き不確かな世界に落とされる。
見るものも聞こえるものも、触れるものすらも確実ではない。
敵を撃てば味方であり、目の前に振った剣は自分の首を斬り落とす。
五感全ては欺瞞に落ち……どうしようもない悪夢の如き魔空間。
それは機械にさえも有効であり、敵をロックオンしたと誤認させられた迎撃兵器が、自国の首都にミサイルを叩き込むという無惨な結末までも引き起こした。
そして“夢遊の化身”――TYPE:インフィニット・ラビリンス【無限幻想 フーディエモン】は、あっさりと複数の国やその軍勢を自滅させた。
そうして滅んだ軍勢の中には、一隻の戦艦も含まれていた。
艦名は、【アヴァン・ドーラ】。
先々期文明の古語で『惑星と衛星』の名を持つ戦艦は、かの名工フラグマン設計の新型兵器を試験投入した新鋭艦であり、海軍力の強化を図る虎の子の兵器でもあった。
試験航海では上位純竜クラスである【エンペラー・ホエール】の群れを撃破したその性能は確かなもの。今後も海洋において純竜級モンスターの討伐に遺憾なくその力を発揮すると思われていた。
しかし“夢遊の化身”との戦闘では、それが真逆に働いた。
幻想の中で自国の艦隊を殲滅し、最後には自らの兵器で船底を吹き飛ばして自沈するという、何の救いもない末路を迎えていた。
沈んだ超兵器は、そのまま先々期文明の遺物として海底に埋没するはずだった。
だが、それを許さなかった者達がいる。
それは、【アヴァン・ドーラ】の残骸と共に沈んだ者達。
現実を奪われたまま死した戦士達の怨念。
海底ですら煮え滾るような怨念は、自分達の魂をアンデッドと変えただけでなく、棺桶であった【アヴァン・ドーラ】をも変質させた。
その有り様は海を彷徨うアンデッドモンスターの一種、【ゴーストシップ】の誕生に似ていたが、それらとは明確に一線を画している。
なぜなら【アヴァン・ドーラ】は古の帆船ではなく、最新鋭の戦艦だったのだから。
最新兵器の残骸と怨念が結合し、未だかつてない幽霊船を生み出した。
その名は、【亡霊戦艦 アヴァン・ドーラ】。
自国の艦隊を壊滅させた超兵器の力と幻想で死した怨念達の力を併せ持つ、科学と怨念の異常融合体。
即座に<UBM>として認定された【亡霊戦艦】は、毎年決まった時期……彼らの死した季節になると自沈した海域に出現し、近づく全てを殲滅する。
船舶やモンスターの区別はない。己の縄張りで動くものは海の波以外は全てが敵。
それはまるで、今も幻想の悪夢に囚われているかのような有様だった。
しかし狂った亡霊を、誰も倒せない。
人も、モンスターも、倒すことができない。
なぜなら、【亡霊戦艦】は海を制するために生まれたモノ。
この三強時代と違い、人類が海という異界に対抗出来ていた時代の産物。
その成れの果てであり進化系。
それゆえに【亡霊戦艦】は先々期文明から長き時を経た今も、存在し続けている。
◇◇◇
□<南海>・中央船
「……以上がこの先の海域に巣食う【亡霊戦艦】に関し、ラフロント海洋王国に伝わっていた逸話だ」
中央船に集まった各船の長を前に、今は前方船の船長であるヴァナがそう締めくくった。
船団に加わったヴァナは、この航海にとって直近の危険である【亡霊戦艦】について知りうる限りの情報を共有するために、船長達をこの船に集めたのだ
「しっかしそんなトンデモな船がこの世にあるたぁな」
「知らなかったのか、海賊」
ヴァナに問われ、マシューは手をパタパタと振りながら答える。
「知らねえよ。こちとら<北海>を根城に暴れまわってたからな。へくしっ……」
「私も南西の海には然程詳しくない。この情報共有は非常に助かる」
「……ワシは元々が陸の人間だからな」
マシューと同様に、ライト少佐とン・レフトも続いた。
「【亡霊戦艦】とやらは近づくものを手当たり次第に攻撃すると言ったな?」
「ああ」
「海には【海竜王】がいる。【亡霊戦艦】は何故破壊されていない?」
「コースが合わない」
ン・レフトの質問に、ヴァナが大陸を中心とした地図を広げる。
そこに、まるで四葉のクローバーのような線を書きこむ。
それは東西南北で大陸に近づき、それ以外は大きく外に膨らんでいる。
「【海竜王】は東西南北の四海域で大陸に近づくが、それ以外は大きく膨らむように遠洋を移動している。<西海>と<南海>の間に出現する【亡霊戦艦】とはかち合わない」
「つまりこの大きく膨らんだ線の内側……【海竜王】の通らない海域に巣食っているということか」
「……先に言っておくが、【亡霊戦艦】以外にも似たような理由で生き残っている強豪<UBM>はいるぞ」
「航海を続けるなら、【亡霊戦艦】は最初の一体ってことかよ。おっかねえな」
純竜クラスですら危ういと話していたのに、その遥か上をいく<UBM>。
そんなものが複数待ち受けている現実に、マシューは辟易した。
「だが、【亡霊戦艦】には一つ安全な回避手段がある」
「と言うと?」
「奴が出てくるのは一年間に二、三ヶ月だけだ。それ以外の期間、この海域は安全なものとなる。だからこそ、かつてのラフロント海洋王国、そしてレジェンダリアでも海路として珍重されていた」
待ち受ける時期さえ避ければ、【亡霊戦艦】とは戦わずに済む。
それは希望的な判断材料であったが……。
「……それで、【亡霊戦艦】の出現から今日でどれほどなのだ?」
「まだ一ヶ月といったところだ」
「最短でもあと一ヶ月の足止めかよ。そりゃあ……まずいだろ」
マシューの言葉に、一同が頷く。
大陸一周航海の期間は一年のみ。
【覇王】による絶対の期限がある以上、そのタイムロスはあまりに大きい。
「時を惜しんで航海するならば、避けては通れないということか」
ライト少佐が苦々しくそう呟いた。
「……戦えば勝てる相手なのだろうか?」
「そうだな。戦って勝てると思っていれば、特典武具……力を得るために私が部族を率いて挑んでいる」
しかしそうしていない。
つまりは戦闘系の超級職であるヴァナが部族を率いて戦っても勝てない、ということだ。
「……戦闘系超級職でも勝利は難しい、と?」
「戦闘系超級職と言っても、私の【神獣狩】は直接戦闘に秀でたタイプではない」
ヴァナの返答にライト少佐は疑問の声を上げる。
「どういうことだ?」
「狩人系統は戦士系統と同程度には幅のあるジョブ系統だ。弓矢や投槍、銃器による直接攻撃、罠や毒物による待ちのスタイル、あるいは斥候などのように索敵に特化する者や、夜間行動に特化した者もある」
狩人という括りであっても、使う武器から戦闘手段まで多種多様なのである。
「直接戦闘に秀でているのは【狩猟王】という超級職だ。対して、私の【神獣狩】は狩猟に必要な能力を網羅している」
「どんなことができるんだ?」
「ふむ。……その縄がいいだろう」
ヴァナは船室の隅に丸められていた縄を掴み、もう一方の手には自前のアイテムボックスから薬品を取り出した。
瞬間、縄は網へと早変わりしていた。
「これは……【麻酔網】、だな」
ン・レフトが《鑑定眼》を使うと、そこには縄とも薬品とも違うアイテム名が表示される。
「これが【神獣狩】の通常スキルの一つ、《クイック・トラップ》だ。手持ちのアイテムからレシピなしで罠を瞬間作成できる。海上用ならば機雷や仕掛け網も作成できるな。罠以外にも、獲物の視界を潰す閃光弾などのアイテムを作成するスキルもある。ある程度なら薬品の調合も可能だ」
「分類としては罠師系統の上級職が使うものに近いスキルに見えるな」
「……地味な気がするんだけどよ、他にはどんなスキルがあるんだ?」
「補正の乗る武器の種類が多く、武器関連のセンススキルも近接の短剣から遠距離の弓まで幅広い。また、水中や高温、低温といった極限環境での行動能力も高くなる。加えて飲食や睡眠がなくとも長時間獲物を追うこともできる。ある程度は気配や体臭も消せる。あとは……多少だがHPの自動回復パッシブもついている」
マシューに問われて説明を重ねるが、それを聞いたマシューは苦笑する。
「…………便利なスキル多いが、やっぱり全体的に地味じゃないか?」
長期戦に強い万能型の超級職であることは全員が理解できたが、一般的に超級職に抱かれる凄まじい力のイメージとは一致しない。
「……サバイバル料理も上手くなるが」
「だからどこまで地味な便利機能増やす気なんだよ、そのジョブ!」
ともあれ、【神獣狩】は先々期文明の戦艦を相手にするのに向いているジョブとは言えなかった。
「地味オブ地味じゃねえかいてててえてて!?」
「先ほどから私をバカにしているようだが……ステータスは全面的に頭の足りない海賊よりは上だぞ」
ヴァナはマシューの顔面にアイアンクローを叩き込みながらそんな警告をした。
「超級職の話はひとまず置いておこう。私達に打つ手はあるのか?」
話の切り替えの意図も込めてライト少佐が質問すると、ヴァナはマシューの顔面を離し、顎に手を当てて少し考え込んだ。
「さて、な。……実を言えば、我が祖先の海洋王国も【亡霊戦艦】には敗れている。少数で勝てる、などとは言えん」
ヴァナは自嘲するようにそう言って肩を竦めた。マシューが顔を抑えながら「……海洋王国って負けっぱなしじゃねーか?」と呟いたときはギロリと睨みつけたが……。
「……そういえば当時の海軍は聖属性攻撃手段を揃えていたとは伝わっている」
「聖属性……なるほどな」
ヴァナの言葉に、ライト少佐が頷く。
「【亡霊戦艦】はその名の通り、アンデッドなのだろう。ゆえに、聖属性攻撃が有効となる」
「元は先々期文明の戦艦。強度的にはこちらの砲では太刀打ちできんだろうが、アンデッドであるがゆえに付随した弱点を突けば……ということだな。ワシが対【ゴーストシップ】用に仕入れておいた聖属性砲弾や【ジェム】が使えそうだ」
ライト少佐の意見にン・レフトが続き、ヴァナもまた頷く。
「ああ。我らの祖先もそう考えたのだろう。……だが、結果は惨敗だった」
「物資が足りずに倒しきれなかったのか? いや、そんなはずはないな」
仮にも一国の名を背負った討伐だ。アイテムボックスによって物資がいくらでも持ち込める以上、不足など起きるはずがない。
「討伐の失敗から生き残った者の証言が、我が部族には今も残っている」
「――それは?」
と、今まで何も言わずに話を聞いていたバロアが、ヴァナの目を見ながら先を促した。
ヴァナは彼の目を見つめ返しながら、その証言を語る。
「【亡霊戦艦】の姿は……見えない。そして……四方八方から砲撃を仕掛けてくる、だそうだ」
「……なんだ、そりゃあ」
マシューは「訳が分からない! お手上げ!」といった風に両手を上げて言葉を漏らした。
「恐らくは、スキルが複合しているんだ。アンデッドとして身につけたスキルと、大本の戦艦に積まれていた兵器。それらが組み合わさって、見えない全方位攻撃と化しているのだろう」
「……おい、そんなもの……どうしようもないぞ。ただでさえ船自体に格差があるというのに、こちらの攻撃は当てようがなく、向こうはいくらでも撃ち放題では勝ち目などないわ」
ン・レフトが苦渋を滲ませた顔でそう断言した。
それは他の船長も同様であり、致命的なタイムロスを覚悟しても沈静化を待った方が良いのではないかという考えさえも脳裏をよぎる。
だが……ヴァナは気づいた。
「バロア?」
唯一、バロアの表情には苦渋がない。
しかし思考に熱中しすぎている様子もない。
ひどく自然な表情で眼前の宙を……あるいは彼にしか見えない何かを見ている。
それはまるで、風に吹かれながらも空を見据える猫のようだった。
そして暫し沈黙していたバロアが、四人に顔を向ける。
「【亡霊戦艦】を討伐しなければ、僕達の航海は頓挫します」
バロアはそう声をかけて……
「ですから倒します」
少なくとも表面上は平然と――【亡霊戦艦】の討伐を宣言した。
「やれるのか?」
「今の話を聞いていて、一つ試してみたいことがあります。それでやってみましょう」
「試してみたいこと?」
「はい。相手が動くもの全てを攻撃する狂った亡霊なら……」
バロアは四人の船長を見回して、
「動きながら、動かなければいい」
そんな謎かけのような言葉を述べた。
◇
四海を巡る大航海。
第一の海である<南海>を進む船団に、試練は立ちはだかる。
それこそは航海の最初にして、<南海>最後の試練。
古代伝説級の<UBM>、【亡霊戦艦 アヴァン・ドーラ】。
今ここに、四海走破の船団による【亡霊戦艦】討伐戦が始まろうとしていた。
To be continued
・余談
〇TYPE:ラビリンス
『内部』への攻撃・干渉能力に特化したキャッスルのハイエンドカテゴリー。
誘い込む迷宮、条件を付加する決闘場などパターンは様々だが、内部に捉えた対象に効果を発揮するのは共通。
逆にフォートレスは『外部』に向けての能力が主であり、アイテムやモンスターを製造して外部に持ち出す場合もフォートレスとなることが多い。フランクリンのパンデモニウムがこれにあたり、大量生産・大量輸送・大量放出に特化したためプラントフォートレスというレアカテゴリーになっている。(逆に必殺スキルは単一個体の高品質作成であるが)
なお、同じモンスター製造でも内部を徘徊させるだけならラビリンスの場合が多い。ファンタジーで言う『ダンジョンマスター』のようなラビリンス使いも存在する。
なお、キャッスル系列はキャッスルやエルダーキャッスルのままというのも多い。