竜王種リンドブルム④
一応これで竜王種リンドブルムが終わりります
やっと次で町に着く予定です。
一晩あけて
ギィ〜
大きな鳴き声があたりに響き渡った
「何だ?」
意識を覚醒させながら聖は周囲の警戒レベルを高めて行き周囲を確認した
『聖大丈夫ですよ、リンドブルムの雛が目を覚ましたみたいです』
ライアはすでに結界を解き擬人化してハイエルフの姿でリンドブルムの雛を撫でながらこちらを見つめていた
『聖、今回は本当にありがとうございました、私の我がままを聞いてくれて』
「そんなのは当たり前だろう、ライアはこの世界で唯一の相棒なんだからな」
恥じらいの無い顔ですごく恥ずかしい台詞は言い放った聖は当然だろう自信満々に答えた
『え、あ・・あ、ありがとうございます』
お礼を言ったライアの法が聖の恥ずかし台詞を聞いて顔を真っ赤にさせていた
こんなにも心の底から嬉しい気持になった事は初代勇者様意外だと聖だけですね、
でもそれ以上になんでしょう胸を締め付けるような恥ずかしい気持は?
ライアはまだ気づいていない意思を持ち、擬人化できるようになり聖に恋をする気持が芽生え事に
『なににしても、リンドブルムの雛が無事で良かったです』
ギィ〜と鳴きながらライアに答えたリンドブルムの雛は聖に対してお礼をするように
もう一度ないたのである
「そうだな、まずは直って良かったな しかしなぜこのドラゴンの雛はこんな所で傷つていたんだ
あと親がみあたらないのが不思議だな」
『あなたどうしてこんな所に居たんですか?』
ライアはすぐ隣のリンドブルムの雛に問うてみた
ギィー、ギギギィ〜 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
数分リンドブルムの雛は喋るように鳴き出し
その鳴き声をライアは真剣に聞いていた
「何を言っているのか分からないな」
苦笑しながらお手上げのポーズをする聖にたいして
『なるほで、分かりましたそれは大変でしたね』
「え、ライアさっきの鳴き声で内容が分かったのか?」
『はい、私の材料にドラゴンの魔石が使用されていますので私はドラゴン語を理解できますよ』
そう言いながらライアはリンドブルムの雛から聞いた事を通訳し始めた
リンドブルムの住まう竜の国アギフィア山脈は悪魔属の住まう森ダールリン樹海と隣接している
魔王が生まれ悪魔属が活発に活動を始め、ある悪魔貴族が魔王の配下の高位魔獣を復活させたのだ
七大魔獣
・傲慢/ヒュブリス <グリフォン>
・憤怒/クスィパ <バイコーン>
・嫉妬/エンヴィー <ローレライ>
・怠惰/ゴーヴィー <ダークドラゴン>
・強欲/グリード <ゴブリンカイザー>
・暴食/グラットン <ケルベロス>
・色欲/クローマ <クイーンサキュバス>
とても高い知識を持つ魔獣それも魔人化できるほどの強力な配下が復活していた
ある日、強欲のゴブリンカイザー:グリードがリンドブルムの雛の住む竜の里を急に襲撃してきたので
リンドブルムの雛の両親は転移魔法を使用してこの森に逃がしたのであった
しかし、転移した場所がたまたまランパの群れのど真ん中で戦いながら逃げていた所を聖とライアに助けられたのが今までの流れだというのだ
「また、厄介そうな物が復活したんだな、ま~何にしても助かってよかったな」
その声を聞いたリンドブルムの雛はなつく様に聖に近づいてきたので聖は優しく頭を撫でてみた
♪♯♭ テッテ~テ~ ♪♯♭
【スキル:ビーストテイマー Lv1】を所得しました!!
「今すごく嫌な声が頭の中で聞こえたんだが、、、、しかも神様の声で」
あきらめて聖は鑑定を使用して今取得したスキルを確認する事にした
【スキル:ビーストテイマー Lv1】
モンスター、魔獣、聖獣などを配下に出来るスキル
ただしレベルが高いほどテイム基準が複雑なのでなかなか配下にする事は難しい
<Lv別能力内容>
Lv1:配下ステータス確認
Lv2:経験値共通化
Lv3:念話
Lv4:スキルの貸し借り可能
Lv5:従魔魔剣化
LvEX:従魔擬人化
「なるほど、スキルを取得した事は分かった
しかしこのタイミングでの取得となると・・・・まさかこのドラゴンの雛がテイムされたのか?」
ステータス確認
[ステータス]
名前 : 黒鉄 聖
性別 : 男
年齢 : 25歳
レベル : 30
【120「限界突破」】
職業 :剣士
【鍛冶師】
スキル :剣術Lv3/火魔法Lv3/水魔法Lv3/ビーストテイマーLv1
【 剣術LvEX/鑑定Lv5/ 隠蔽Lv5/鍛冶LvEX/錬金術LvEX/料理人Lv5/属性魔法Lv5 (火・水・風・雷・氷・土・聖・闇)】
従魔:風のリンドブルム(雛)
ユニークスキル :なし
【聖剣擬人化】
アイテム : 鋼の剣/レザーアーマー
【聖剣・アイテムボックス「時間停止型」・鍛冶、錬金術大辞典】
【ボーナス特典 : 元の世界から好きな食材の持込 8個/数量∞】
【 【】内は隠蔽で隠された内容である 】
「ライアなんかこのドラゴンの雛が従魔になったけど大丈夫かな」
苦笑しながら聖はライアに訪ねてみた
『本当ですか、するとスキル:ビーストテイマーを取得できた事とゆう事ですね
なんだか、聖は何でも有のような気がしてきましたね。
でも大丈夫ですよこのリンドブルムの雛が聖を主に認めただけですので特に問題はないですよ』
「なるほど」と言いながら考えるように腕を組み頭を左右に揺らしながら聖は考えていた
従魔になってくれたなら名前を付けないといけないな
風のリンドブルムのドラゴンなのかすると風繋がりで考えるかなそうすると
確かギリシャ神話のアネモスだと安直かな、そんな事を考えながらリンドブルムの雛をみた
「まだ雛だからな春のそよ風を意味する【ゼピュロス】だな!!」
その名前を聞いたリンドブルムの雛は喜び鳴いた
ギィ〜
でもさすがに町に連れて行けば悪目立ちするよなどうにかならないかな
待てよライアの擬人化もかなり目立つよなハイエルフの容姿も目立つからどうにかしなきゃいけないよな
普通に考えれば街中では変装させる事ぐらい
まてよ俺のスキルに隠蔽があったけど容姿も変更できるのかな?
「ライア試した事があるからスキルをライアに使用してもいいか?」
『なにをするのですか?』
「擬人化しているライアの姿とリンドブルムの雛の姿を隠蔽のスキルで変更できなか試したい
今のままの姿で町に入ったら目立ちそうだからな」
『確かにそうですね、そうですねお願いします』
ライアが答えると早速聖は隠蔽のスキルを使用してみた。
いつもいつも投稿が遅いので次はがんばります。