竜王種リンドブルム②
久しぶりの投稿です。
充電期間中にストックを書いていたので少しは投稿スピードが上がると思います。
「あらら、、、」と叫びながらも頭をかく聖はどこか満足気な笑顔を見せていた。
鉄の剣は聖の魔力に耐える事ができず砂の様に崩れ落ちたのだ
「分かっていたが、やっぱり保たなかったか。」
『聖、何ですか今のは?』
ライア信じられない物をみるように聖に問いかけるが
聖はランパをアイテムボックスに収納しながら受け答える
「ただの技だぞ、この世界の言葉にするならスキルと言えばいいのかな?
それよりそのドラゴンの雛は大丈夫なのか」
その問いを聞いてライアはすぐにリンドブルムの雛を確認しはじめると
腹部のあたりに大きなひっかき傷が有り、呼吸も荒く今にも命の灯が消えそうなぐらい弱っている
『聖、何とかなりませんか?私では回復魔法を使えません・・・・』
しかしライアも無理を承知で聖に問いかけていた
魔法はスキル(素質)があるのが大前提である
だが魔法を使うには知識の習得がいるのだ
聖はこの世界に来たばかりでスキルはあるが知識の習得が出来ていない
無理を言っている事は分かってるのだが聖なら何とかするのではという
淡い期待を持ってしまうぐらい聖は予想外の行動をするからである
「ん~期待されるのはいいが微妙かな、生きるか死ぬかはそのドラゴンの雛次第だな、
お前まだ生きたいか?」
聖がリンドブルムの雛に問うと
真直ぐに聖に瞳を向け「ギィー」と啼いた
「そうか、さっきも言ったが生きるか、死ぬかはお前次第だ良いな」
聖はそうい言うとリンドブルムの雛に右手で触れ目をつぶり集中し始め
【 風鷹蒼炎流 外伝 無の型 3番 雫】
今度は魔力を使用せず気を使い一つの技を使用した
風鷹蒼炎流 外伝 無の型 3番 雫は気を使用して自己治癒力を高める技である
普段の2倍以上に治癒力を向上させて傷を治す為に聖が作った技である
「さて、こうなった以上はここで野営をするしかないな、とりあえず周囲を確認するか」
『聖その必要はありませんよ、私が聖剣に戻り聖が魔力を少し使用してくれれば結界を張れますので周囲の警戒は無用です』
「そうなのか、じゃ~食糧を調達しなきゃな、と思ったがランパの肉があるから火をおこす準備をするか」
たき火の準備を終えた聖はライアに聖剣に戻ってもらい魔力を使用してライアを大地に刺した
目に見えない物が周囲を包み込む感覚があるこれが結界なのか
「確かにこれならよほどの事が無い限り安全だな」
そしてランパの解体をしようと思いアイテムボックスの一覧を観たときに一つの項目があることに
気が付いた
【 ランパ : オート解体実行 【Yes】/【No】 】
「なんだこれは、普通に考える素材の解体作業を自動にしてもらえるて事かな?」
聖はとりあえずランパ1体で実行してみた
するとアイテム欄の項目が変化して
・ランパ/2体
・ランパの毛皮/1枚
・ランパ牙/2本
・ランパの肉/250kg
・B級魔石/2個
・C級魔石/2個
・D級魔石/1個
・E級魔石/5個
・ダガー/5本
・鉄の杖/1本
・カシロックの弓/1個
・鉄に矢/10本
・シロナギ草/100本
・キロの実/50個
なるほど簡単だな、でも何でも有りだなこの世界は神様があんな感じだなからしょうがなんだけど
楽しみが減るような感じがする
「なんだかな~」
聖はつぶやきながらランパの肉を食べる分とダガーを1本取り出し調理を始めた
木の枝を数本切ると串を作る為にダガーで枝を削り出していき10本串を作りだした
ランパの肉をぶつ切りに切り出し串にに刺し串肉を作っていった。
「さて、味付けは塩も胡椒もないからどうするかな?、あ!! ステータスのボーナス特典を忘れてた」
【元の世界から好きな食材の持込 10個/数量∞】
「この世界に塩・胡椒があるか分からないけどその為に特典を使用するのもな~」
『聖、この世界にも塩と胡椒は有りますがかなり貴重なものだったと思いますよ、ただ1000年前の情報なので今の時代がどうなっているかわかりませんがね』
ライアの返答を聞きながらどっちにしても必要な物だし特典の使用方法の確認もしなきゃいけないから頼んでみるか
アイテムボックスの一覧を開きながら欲しい物を思い浮かべてみたすると
・ランパ/2体
・ランパの毛皮/1枚
・ランパ牙/2本
・ランパの肉/249kg
・B級魔石/2個
・C級魔石/2個
・D級魔石/1個
・E級魔石/5個
・ダガー/5本
・鉄の杖/1本
・カシロックの弓/1個
・鉄に矢/10本
・シロナギ草/100本
・キロの実/50個
・塩/∞
・胡椒/∞
そしてステータスのボーナス特典の個数が2つ減っている
【元の世界から好きな食材の持込 8個/数量∞】
「なるほど、欲しい物を思い浮かべればアイテムボックス内に追加されるのか、
さて欲しい物も手に入ったから味付けをしてさっさと焼こうかな」
聖は串肉を手に持ちもう片方の手をかざしながらアイテムボックスから塩と胡椒を適量ランパの肉に振りかけていき、たき火の近くに刺していった
食事の準備も終わったのであとは肉の焼き上がりまで待つだけの聖はアイテムボックスの性能を
もう一度確認しておく必要があると思いアイテムボックス一覧を眺めながら一覧を整理していた
<アイテムボッツクス一覧>
>魔物
・ランパ/2体
>材料
・ランパの毛皮/1枚
・ランパ牙/2本
・シロナギ草/100本
>食材
・ランパの肉/249kg
・キロの実/50個
・塩/∞
・胡椒/∞
>魔石
・B級魔石/2個
・C級魔石/2個
・D級魔石/1個
・E級魔石/5個
>武具
・ダガー/5本
・鉄の杖/1本
・カシロックの弓/1個
・鉄に矢/10本
「本当にPC画面の一覧表だよなこれは」
ファイル分けを行えるうえに必要ファイル以外を収納できる
性能は容量無制限、さらに時間停止機能の為保存も完璧、
さらにオート解体機能付きだとさっき分かった、
特に最後のオート解体機能は万能だ
たぶん鉄鋼石などの不純物を含んだ原石をアイテムボックスに入れてオート解体機能を使用すれば
鉄と不純物を分ける事も可能だと思う
「一回試してみるしかないか」
そう言いながら廻りを見渡しながら適当な岩を探してた時にちょうどランパの肉が焼けたみたいで
いい匂いがしてきたのでまず食事をする事にして。
「さてランパの肉は美味しいかな?」
たしかラパンの肉は高級で美味であると鑑定説明にのっていたので楽しみだ
串肉を一つ掴み取りさっそく食べる
「うまい!!確かに高級食材なだけあるな」
ランパの肉はとても美味しかった、味は鶏肉に近く肉と油の割合がとても良く
とてもの複雑な味わいがある赤身肉、何より食べた後に後を引く美味しさだがあくどくないので
いくらでも食べれる
聖は10本あった串肉をあっとゆうまに平らげてしまった
「あ、ライアの分を残すのわすれてた」
『大丈夫ですよ、私は剣なので食事は必要ありませんよ
でもせっかく人化できるので今度は食べてみたいですけどね」
心なしがっかりしているような声でライアは呟いていたが
「悪いな、町に着いたら最初に食事をしようなライア」
『分かりました、ありがとうございます、聖」
ライアは聖剣の姿だったがなぜかにこにこ顔のライアが居るような
気がする明るい声でお礼を言ってきたのであった。
小声で聖は「絶対に忘れないようにしなくちゃな」(笑)
食べ物の恨みが一番怖い事を聖自身が一番知っているのでこの約束だけは絶対に守らないといけない
と思う聖であった
「さて、食事も終ったのでアイテムボックスの検証の続きをしようかな」
<アイテムボッツクス一覧>
>魔物+
>材料
・ランパの毛皮/1枚
・ランパ牙/2本
・シロナギ草/100本
・岩 1t/10個〔オート解体実行 【Yes】/【No】〕
>食材+
>魔石+
>武具+
聖は周辺の大きな岩を適当にアイテムボックス入れた行った
材料フォルダー以外の項目以外を表示しない設定も確認しつつオート解体実行をかいしさせると
5種類に解体が完了したので全てに鑑定を掛けてみる。
鑑定結果
・くず石/岩より材料になる鋼材を全て取り除いた後に残るもの
・鉄/何も加工されていない素の金属材料
・銅/何も加工されていない素の金属材料
・銀/何も加工されていない素の金属材料
・石英/何も加工されていない素の材料
アイテムボックスのおかげで素材集めが簡単にできる事がわかり聖は周囲で気になった物を
どんどんアイテムボックスの中に入れ込んで行った、そして最後には何本かの樹を殴り倒し
入れ込んで行った
「まさか、殴ってたら樹が折れるとは思わなかったな、とりあえず全てオート解体開始と」
最終的なアイテムボックス一覧がこれである
<アイテムボッツクス一覧>
>魔物+
>材料
・ランパの毛皮/1枚
・ランパ牙/2本
・シロナギ草/100本
・クロナギ草/20本
・くず石/50t
・鉄/10t
・銅/1t
・銀/500㎏
・石英/5t
・カシロック木材 10M/15本
・薪/1000本
・雑草/80本
・翡翠/5個
・水晶/2個
>食材+
・ランパの肉/249kg
・キロの実/50個
・塩/∞
・胡椒/∞
・カシロックの樹液/10ℓ
・カシロックの実/100個
・水/10ℓ
>魔石+
>武具+
大量に素材が集まってしまったが気にしない事にするする聖はアイテム欄に気になる
項目が追加されている事に気が付いた
【錬金術製作可能品】
雑貨>
・ポーション用ガラス瓶
・ガラス瓶 1ℓ
・調味料入れ用ガラス瓶 500g
・銀のスプーン
・銀のホーク
・お箸
・木のお皿
工具>
・フライパン
・鍋
・鉄ハンマー
・銅ハンマー
・乳鉢
・フラスコ
回復薬>
・HPポーション(小)
・MPポーション(小)
装飾品>
・翡翠のペンダント
「なんだろうこれは?」
聖は呆れながらつぶやくのであった。




