竜王種リンドブルム①
竜王種リンドブルム①
ようやく書けました、、、
聖は鑑定を実行した
ー《鑑定》ー
・個体名
ランパ
・レベル
70
・説明
凶暴なバーサークモンスター個体によってはAランク相当の個体もいるらしい
怪力・機動力・跳躍力はとても強いが持久力が無い
どんな相手にも関係無く戦いを求める
ラパンの肉は高級で美味である
・補足
冒険者Bランクの単独討伐対象レベル
・素材
ランパの毛皮
ランパ牙
ランパの肉
魔石
ーーーーー
「なるほどな、確かにゴブリンジェネラルよりも強いな!!」
しかもランパは3体いる
聖はリンドブルムの雛とランパのちょうど中央の位置で剣をラパンに向け構えていた
ラパン達も聖に気付き進行を1度止めこちらの気配を伺い出した
バーサークモンスターと鑑定には出ていたが相手を見定める事は行うんだなと考えていた聖にライアが声をかけた
『聖その剣ではランパの体に傷を付ける事も出来ません私もそちらに行きます』
しかしその言葉に対する聖の答えは
「ライアはそこで雛を守っていろ!!
多分何とかなはずだ、むしろこれぐらいの武器性能の差が無ければ本当の意味での自分の能力が分からないからな」
それに試してみたい事もあった
魔法はまだ知識の習得が出来ていないので使えないが移動中にライアの説明で魔力は地球で使っていた気を練って使うイメージと似ている
「多分あの技が出来るはずだ」
ラパンは動き出した
3匹同時に勢い良く聖に突進してくる
ランクEの鉄の剣がどの程度の物であるか確認する為に聖もランパに向い走り出した
1匹目のランパとすれ違い時に胴体部に一線鉄の剣を入れるすると「バッキィ〜ン・・・」と言う物凄い音が響く鉄の剣が折れたのだ
しかし斬りつけたランパも真っ二つになり絶命していた為聖は慌てる事無く直ぐ様もう一本の鉄の剣をアイテムボックスから取り出し構え直す
「なるほど、俺のレベルと剣のランクで相討ちぐらいの補正にはなるんだな」
しかし使い捨てにするには燃費が悪い
「仕方ない、あの技を使うか」
仲間が死に戸惑いが残るランパだがさすがはランクBモンスター直ぐに聖に向い突進してくる
【 風鷹蒼炎流 外伝 無の型 1番 纏】
聖は魔力を自身の体全体と鉄の剣に薄い膜を張るイメージで纏った
この技は聖のオリジナルである
もともと風鷹蒼炎流に存在しないこの技は気を自身や武器に纏い身体能力の強化・武器の補強を施す技である
本来は気を使うのだが使用後にとても疲れる為今回は魔力を代用した
むしろ魔法が使用出来ないので無駄に沢山ある魔力を使ってみようと思っただけであったが
魔力でも技が使える事が分かり一安心な聖はランパを向かい打つ為にその場で構えランパが間合に入るのを待った
1匹のランパが物凄い跳躍と共に右腕を振り上げ聖目掛けて体ごと振り落す聖は避けようせず鉄の剣で攻撃を受けると今度はランパの腕だけが切れ落ちる
魔力で強化した鉄の剣がランパの強靭な肉体防御を上回ったのだ
「凄いな、まさかここまで強化されるのか」
そう呟きながら傷付き苦しんでいるランパに止めを刺した
もう1匹のランパは聖に勝てない事を察しリンドブルムの雛を守るライアの方へ向かい突進し始めた
呆れた聖は技を繰り出した
【 風鷹蒼炎流 狼の型1番 瞬天牙 】
縮地法を使用して相手に一瞬に近付き上弦から斬り下げ相手を切り抜く突進系の技で聖は最後のランパを倒す
戦いが終わり纏を解くと同時に鉄の剣が砂の様に崩れ落ちた
「あらら、、、」と叫びながらも頭をかく聖はどこか満足気な笑顔を見せていた。
まだまだ【竜王種リンドブルム】が続ます。
時間が掛かる割にまだまだ書く事になれないので時間が掛かると思いますm(__)m
今後も不定期ですが書いていきますのでよろしくお願いします。