宿屋時々トラブル情報
今回はなかなか進まなかったトラブルに関するお話です
徐々にですがお話を進めていきますので読んでみてください。
妖精の止まり木亭に戻ってきた聖達はまずノワールの泊る厩舎を確認してノワールの餌を確認して預けたあと
食堂で食事をしてから、部屋に戻ろうとした時アリシアが1人の客と揉めていた
「何とかならないのかな?」
「大変申し訳ありません、現在当宿の1人用のお部屋は満室の為お部屋を用意する事はできません」
「そこをどうにかしてほしいだが、毎回リシャスに来た時はこの宿を使っているんだから」
「そちらに関してはとてもありがたいのですが何分今宿泊しておりますお客様の方が先に泊っていますのでそちらの方がお帰りにならないとお部屋を用意する事が出来ませんのでどうかご配慮下さい」
とても丁寧に断りをいれて頭を下げるアリシアだがお客はさらに無理難題を言う
「そこをどうにかするのが接客業だと思うんだよ!!ここに泊りたい常連客が居るんだからさ~」
聖は何て面倒な客が居たもんだと呆れていた、アリシアも困っているがそこは女将代行、無理な事は無理とはっきりと断りながら別の提案をする
「でしたら少し割高になってしまいますが2人用のお部屋が1部屋空いてますのでそちらならご用意できますが?」
「それじゃ~困るんだよ、宿代が高くなるのは困るんだ、値段が変わらずにその部屋を貸してくれない?」
困っているはずなんだが何で図々しい、料金を値切り始めた
「さすがにそれはこちらとしても条件が合いませんので、今回はご希望に添えなく申し訳ありませんがお部屋をご用意できません」
「なんだよ~これだけ頼んでるんだからどうにかしてくれよ~」
もう、呆れる何処ろかムカついくる客に対して聖が仲介に入ろうとした時ライアが
「アリシアさん少し良いですか?」
「お客様申し訳ありませんが少しお待ちしてもらってもいいですか?」
「あ、ああ早くしてくれよ」
アリシアは揉めているお客に対して少し待ってほしいと断りを入れてから聖達の方近づいてきた
「どうかなさいましたか?」アリシアはライアに質問した
「ご相談なんですが、今聖が泊っている部屋は1人用ですか?」
「そうですね、1人用です」
「なるほど、でも一般的な宿の1人用の部屋より広いと感じたんですが」
「確かに当宿は一般的な宿より部屋の作りを広く作ってます」
「なら私は聖の泊っている部屋でも大丈夫なので私と聖で1部屋で大丈夫ですよ」
ライアの申し出に少し驚きながら
「いえ、さすがにそこまでご迷惑をかけるわけには」
「では、さきほど話されていた2人用のお部屋を聖と私に貸していただく事は出来ませんが?ちゃんと料金はお支払しますので」
アリシアはライアの申し出に頭を下げて
「有り難う御座います、もしそご迷惑でなければそうしていただいてもよろしいでしょうか」
「はい、大丈夫ですよ」
「まことにありがとうございます」
アリシアはライアにもう一度頭を下げてから聖とライアから部屋のカギを返却してもらいその代りにポーチにから一本のカギをライアに渡した
「こちらが変更になるお部屋のカギになります、部屋の場所は3階北側の右側にあるお部屋になります」
「分かりました」
≪その頃聖とメーテ≫
『マスターあの男なかなか興味深い物を所持しているみたいです』
ライアとアリシアが部屋の調整で話をしているのを観ていた聖の頭の中でメーティスが問いかけてきた
「急にどうしたんだメーテ」
『はい、今現在マスター達が受けている依頼に関係していると思われる案件です』
問題貴族絡みがこんな今出で来るとは思ってもいなかった聖は不意を突かれたみたいに間抜けな声を出してしまった
「ふぇ?」
『ノワールの子供誘拐事件に関係する物だと思います』
メーティスの解答を聞いて真剣な表情になる聖
「どうゆ事だ?」
『はい、あの男は商人と思われます、そして所持品の名前が【従魔の首輪】です』
「なるほどな、のそ【従魔の首輪】の効果て何なんだ?」
『魔物の完全なる奴隷化です』
「は~、それは確定だな」
ため息を付きながら迷惑な客を睨みつける聖
「効果は分かったがそんなに簡単に魔物を奴隷化できるならもっと出回っていいる物じゃないのか?」
『いえ、あれはかなりレアアイテムであるのと使用するまでに幾つかの条件を満たさなければ使用できません』
「じゃ~あれが問題貴族の手に渡ったとしてもすぐに奴隷化できないて事だな」
『そです』
メーティスの解答を聞いて一安心する聖は少し考えだした
「でも、まさかこんな所で情報元を確保できるとは思わなかったが、メーテあの男マークできるか?」
『問題ありません、魔力パターンを確認して追跡マークを設置しておきました』
「なら問題ないな、絶対逃がすなよ」
『了解しましたマスター』
物騒な事を企んでいる2人、その間にライアとアリシアの話がまとまり
「お待たせしました」アリシアは待たせていたお客の前に戻り挨拶をした
「で、どうなったんだ」エラそうに話し出した迷惑客
「あちらのお二人が2人用のお部屋に移動しくれるそうなので1人用のお部屋をご案内できる事になりました」
アリシアの解答を聞いた迷惑客はライアの方を向いて
「悪いな!!」と言いながらライアを観た瞬間
その美しいエルフ姿のライアを観て一目惚れしたみたく
「へ~、綺麗なネイちゃんじゃないか、どうだい何だったら俺の女にしてやるぞ、明日の商談が決まれ金持ちにねれるからなどうだ?」
相変わらず上目線でライアを口説きだしたので聖はライアの前に立ち
「俺の連れを口説くのはよしてもらえるかな」
「なんだお前、俺はそのネーちゃんと話してんだが」
聖はこの迷惑客があまりにも横暴なので少し脅す意味を込め殺気交じりにガンを飛ばすと萎縮して声が出なくったのを観て
「聖、大丈夫ですよ私があなたから離れる事は有りません」
「それは分かっている、いい加減胸糞悪いあの客の態度に嫌気がさして少し黙らせただけだ」
殺気が急になくなり、思いっきりヒア汗を流していた男は聖に文句を言い放った
「くそガキ、てめー何をしやがった」
「そんな事も分からないのか、しかし俺たちは感謝こそされてもおかしくないんだがな」
「その通りです、あちらのお客様が部屋を譲ってくださったのです、これ以上迷惑をかけるのでしたら今回はお引き取りをねがらなければならなくなりまがどうしますか?」
アリシアもいい加減迷惑客の対応に嫌気が差したのか少し強い口調になっていた
「ちぃ、後悔するんじゃね~ぞネーちゃん」
そう言いながら慌てて部屋へ逃げって行った迷惑客
「本当に申し訳ありませんでした」
迷惑客が居なくなったのを確認してアリシアは聖とライアに改めて謝罪をした
「気にしなくて大丈夫ですよ、ね聖」
ライアの問いかけに
「ああ、アリシアさん気にしなくて大丈夫だ!! むしろ同じ部屋でみんなで過ごせるようになれたから俺たちも感謝してるよ」
聖の解答を聞いて一安心したアリシアは愚痴を言いだした
「あのお客様前々から横暴で本当は縁を切りたいと思っているんですがなかなか諦めくれなく」
「なるほどな、それな部屋を譲らなかったほうがよかったのかな?」
「いえ、多分次回からこの宿を選ぶ事は無いと思いますよ、前回も聖様達以外に同じような事をしてたのでいい加減懲りたでじょう、さらに次回来られてもこちらから追い返す事もできるようになりましたトラブル3回目なので」
この宿にルールがあるみたいでトラブルの持ち込み3回で出入り禁止になるようだ
しかいまさかここで問題貴族の情報元が現れてくれるとは思いがけないラッキーだ
しかしそれ以上に問題が
「メーテあの男絶対に逃がすなよ!!おれの相方をいやらしい目で見やがった」
『了解です、生きている事さえ恥ずかしいと思えるような情報を見つけてみせます』
「たのむぞ」
この2人はどこへ向かっているのか少し不和に感じるライアだあった。
次回は魔法取得及び情報元追跡するお話になると思います
お楽しみに!!
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