ギルマス時々試験(決闘)③
おまたせしました次話の投稿です
しかも戦闘開始回と言いながらかなりの脱線です
ギルマスと補佐のお話になってしまった感じですが読んでみてください
ギルマスとシリルのコントが終わったと思い聖はディランに声を掛けた
「さて夫婦漫才は終わったのかな?」
聖は2人に対して爆弾を投下してみた
「何を言っているんだいヒジリ君、シリル君は自分の奥さんではないよ?」
ディランは勘違いしないでくれと言いたげな顔をする
その顔をみてシリルは冷たい顔をしていた
「いや、どう考えてもシリルさんはディランの事が・・『ちょっと待ってください』・・・・」
聖がシリルの気持ちを言葉に出そうとした時にシリルから大きな声で制止が掛かった
「ヒジリさんそれ以上の言葉を話すことを止めてもらっても良いですか!!」
有無を言わせない冷たい顔でシリルは聖を見つめていた
「あ、、はい分かりました」
「ヒジリは女性対して気遣いが足りません」
ライアの言葉にノワールは頷く
「さて、じゃ~今から一対一の模擬戦闘を行おうかヒジリ君は好きな武器を選ぶ良いよ」
ディランはヒジリに対して好きな武器を選んでくれ言いながら修練用の木で出来た武器を指差した
「へ~色々あるんだな」
剣・槍・斧・メイス・弓矢・爪・ナイフ・・・・・等
しかし木刀は無い
刀の無い世界なのでしかたない事ではあるが対人戦闘を行うなら使い慣れた武器で相手する方が良いと
思い聖はディランに質問をした
「使い慣れた自分の修練用武器を使っても良いのかな?」
「使い慣れた物を持っているならそれを使ってもらって大丈夫だよ」
ディランが聖にOKサインをだしたので聖は暇な時間に作っていた木刀をポーチに手を入れんがら
アイテムボックスから取り出した
「珍しい形の武器をお使いになるんですね」
シリルは聖が取り出した武器を珍しそうに眺めていた
「これは師匠が作り出した刀をイメージして作った木刀ですよ」
「刀ですか、それはヒジリさんが今腰に持っている武器の事ですか?」
「ええ、そうですよ見てみますか?」
「それは気になるね、どれ私にも見せてもらえるかな」
シリルと聖の会話にディランは自分の愛用の双剣を模した木剣を持って現れた
ディランの双剣はいわゆるシミター、湾曲剣だ長さは聖の刀より短く片手でも扱いやすい長さになっている
手数と速度を重視する戦闘スタイルの武器である
今から模擬戦をする感じが無いぐらいフレンドリーに話してくるディランとシリルに聖は微笑みながら刀を渡した
「どれどれ、どんな剣なのかな」
わくわくしながらディランは聖の黒椿を鞘から抜いた
黒椿の綺麗な片刃の剣を観た瞬間に心を握られたディラン
言葉も無く、ただただその刀を持ったまま見つめる
「とても綺麗な剣ですね」
シリルはディランが刀を見たまま呆けてる間に刀の分析をしていた
「マスターの双剣と同じく攻撃力よりも切断力に特化した武器と思いますが、その割には湾曲が少ないですね」
冷静な判断と自己分析を言葉にするシリル
「お見事です、確かに攻撃力と言うより切断、切る事に特化してますが作り方が特殊で耐久力も高いので攻撃力も兼ね備えてますよ」
「なるほど、確かに特殊な作りが施されているみたいですね」
全てを納得した分けては無いが聞いても答えてくれそうにないだろうと思い現状の情報で納得をしたシリル
「マスターいい加減呆けていないで喋ったどうですか」
マスターの間抜けな顔を見ながら冷ややかな目線を送ったシリルはバインダーで頭を叩きながらギルマスを現実世界に戻した
「痛い(泣) 、 あれ、僕は何をしていたんだけ」
「は~、マスターは聖さんの剣を観ていたはずですが?」
「あ、そうだった、しかし見事な剣だねいったい製作者は誰なんだい」
「俺ですよ」聖の答えに
「「え」」ディランとシリルは声を合わせて驚いた
「いえ、その刀を作ったのは俺ですて言ったんですが?」
「本当ですか?」「本当かい?」
ディランとシリルはまたしても声を揃えてしまった
「何でこんなすごい剣を製作できるのに冒険者なんかになるんだい?」
「それは師匠の教えです、
1、自分で製作する武器の素材は自分で集める事
2、自分で製作できる武器は使える事
この二つ条件を満たすには冒険者が都合がよかったんです」
「なるほど、確かにその二つを満たすには冒険者は理想的ですね
でもそもそも鍛冶師がそんな事までする必要があるかは疑問を持ちますね」
「そうですか?、俺は理に適ってると思いますよ」
「なぜですか」
聖の回答に疑問をもつシリルは質問する対して聖は
「まず素材がどのような環境でどのように採取されるかを把握できる事ですね
素材を加工する段階でその素材に合った加工方法を導き出すのに重要だと思います
さらに武器を使える言うことは特性と欠点を確認する事が出来ます」
「なるほど」
自己分析しながら聖の答えを考えながら自分の思考を始めたシリル
「え~と、もし良ければなんだけど僕に剣をを作ってもらえないかな?」
ディランは思考中のシリルを見ながら聖にお願いをしてみた
ギルマスのとんでもないお願いを聞いてシリルは思考を中断して
ギルマスの頭をバインダーで叩きだした問答無用に
「マスター貴方は何を考えてるんですか?」
「いや、待ってくれ、出来れば頭を叩くのを止めて待ってくれ」
「言い訳は聞きません、いい加減反省してください」
またしもじゃれ合う2人をみて、いい加減試験を始めたい聖は
「別にかまいませんよ、だだ今から受ける仕事が終わった後になるけど大丈夫かな?」
ギルマスの頭を叩くのを急に止めてシリル
「本当によろしいので?」
「ああ、しかしディランの実力を知らないからな、俺に作らせたいと思うような実力を示してくれれば喜んで作らせてもらおう」
「なるほど、貴方はやはり職人なんですね、同然ですねこれだけの物を作れる人なら当然の回答でうす
どうするんですか?」
「ちょうどいいじゃないか、ヒジリ君の実力確認もできて僕の実力も試してもらえるなんて!!」
「は~、しかたのないマスターですね」
そう言いながらも、久々に見る童心の様にはしゃいでるマスターを見れて喜んでるりシリル
「さてじゃ~始めようか」
真剣な眼差しで聖を見据えて舞台の中央に進んで行くディランの後を追うように聖も舞台に進んだ
「ではよろしいでしょうか」
シリルがディランと聖の顔を見てから説明を始めた
「ではこれから実力確認試験を始めますルールは簡単です、致命傷になる怪我を負わせていけません、それ以外なら回復魔法や薬で治せますのでかまいませんギルドが責任を持って直しますのでお互い全力で戦ってください」
ルールを聞き終わるとお互いに真剣に剣を構えた
「では始めてください」
シリルと掛け声で聖とディランの戦闘が開始された
何とか次話で戦闘シーンを書けそうです!!
久しぶりの戦闘シーン書けるかが心配です(TT)
でも頑張って書きますのでお楽しみに!!
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