ギルマス時々試験(決闘)①
毎日投稿頑張ります!!
リシャス正門前に1人の男が立っていた
「なるほど、確かにあいつならノワール達が攻めて来ても1人で対応出来たな」
聖は1人いる男を認識した瞬間に強者だと判断した
『確かにね、主には劣るが私の感知でも危険だと感じ取れるよ』
「そうですね、ただ立っているだけですが、気配に隙が無いですね」
ライアとノワールもあの男が只者ではないと感じとっていた
「なにんしても、接触してみないことには情報が得られないから行くぞ!!」
「『わかったぞ』ました」『ギィ~』とみんなが返事をした
聖達は正門の前に待つ1人の男のもとに向かった
-ディラン視点-
「誰か来ますね」
ディランは真正面から自分のもとに向かってくる人影を確認した
1人は男性
自分に似た体形の黒髪の男だその型には鳥型の従魔が止まっていた
もう1人は多分女性
マントのフードをかぶっているので顔は見えないが歩きかた、体格を観る限り女性だとディランは判断した
さらに2人の横を歩く狼型の従魔らしき魔物が一緒にいた
「それにしても、何ですかあの者達は!!私の意識で感じる警戒レベルがヤバイと告げています」
ディランはもし戦闘になったら自分1人では絶対に勝てない直観で感じでしまった
「さて、相手がどう出るか」
呟きながら相手が自分の元に到着するのを待った
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「さて、あの男もこちらの行動を確認してるみたいだな」
聖は相手が自分達の行動を観て対処する事が分かったので男の元に近付いたすると
「君たち少し良いかい、リシャスは今全ての門を閉鎖している、事情を聴かせてもらえれば中に入れる様に手配をしよう、少し話をさせてもらえるかな」
ディランは聖達に対して敵対では無く対話をのぞんできたので
「ありがたいです、俺もリシャスに戻ろうと思っていたので」
聖の対話に対する了承の返事を聞いたディランは自分に敵対が無い事に安堵しながら話を進めた
「さて、まず私はリシャスの冒険ギルドでギルドマスターをしているディランだ、君は何者だ?」
「俺は昨日このリシャスで冒険者登録をした聖と言います、今日は相方との合流するのに街の外に出ていました」
「なるほど、では君が相方なんだね」
ディランは聖の横にいるフードをかぶっているライアを確認した
「はい、そうですライア」
聖の声でフードを取外しライアはディランに挨拶を始める
「初めましたディラン様私はライアです聖とは師匠の元で一緒に育った者です」
ディランはライアも見た瞬間息をのんだ
そこにはエルフの剣士がしかも美女だ
今までの人生でこれほどの美女に出会えた事は無いディランは心を奪われた
「なんて美しい人なんだ、、、」ディランは呟く
「あの、どうしましたか?」
ライアの声にディランは慌てて意識を聖に戻す
「して、その狼型と鳥型の魔物は君の従魔かい?」
「そうです、肩に乗っているのがホワイトフェルニスのゼピュロス
脇に居るのがエンペラーウルフのノワールだ」
「なに、エンペラーウルフだと!!」
「ええ、それがどうしましたか?」
「ヒジリ、エンペラーウルフは従魔にする事はとても難しいんた、まだ幼体だとしてだ
しかも今はそのエンペラーウルフの完全体がダークウルフの群れを引き連れリシャスに攻めてきている
だから全ての門を閉鎖しているんだ」
「そうですね、その事でお話がありますギルドマスター」
聖は真剣な眼差しでディランを見つめた
「なるほど、時間的にエンペラーウルフが攻めてこない原因は君が持っているんだね」
「はい」
ディランはこの聖と言う青年が何かのカギ、情報を持っていると判断した
「聞かせてもらおうか」
ディランも真剣な面差しで聖を見た、
そこにはギルドマスターとしてのディランが
情報の内容によってはこの者達と敵対をしなくてはいけない覚悟をして聖の話を聞く事にした
「まず、先ほどその群れのエンペラーウルフと会いました、しかし私の従魔のノワールをみて相手は対話をしてきたので」
「なに、そのエンペラーウルフ人語を理解していたのか!!」
「はい、自分もビックリしました」
「そうすると、そのエンペラーウルフはSランクだな」
「そうですね、対話の内容は卑怯な手を使いそのエンペラーウルフの子供を奪った者が居るのリシャスに攻めこむという事でした」
「なんだと、、、、まさか、、、いや、、、、、でもあり得るか、、、」
ディランは聖の内容に何か思う事があるみたいな反応をした
「しかし、エンペラーウルフはリシャスと敵対、なぜか事を構えたく無いみたいでなぜか私に子供の奪還をお願いしてきた」
「なんだと、まさか魔物が人にお願いをするだと」
「私もすごく疑いましたが、あなたを見て確信したディラン、勝てない強者がいたのでは子供の奪還が出来ないと踏んだのでしょう」
「なるほどな、して君はその魔物の依頼を受けたのか?」
「ええ、俺にもエンペラーウルフの従魔がいます
何より子を思う親の気持ちがありましたから。
たとえ魔物だとしても卑怯な手で引き離したとなれば許せないので」
「なるほど、だが魔物だぞ」
「俺、ライア、ゼピュロス、ノワール全てが孤児です師匠に拾われなければ今頃死んでいたでしょう
俺達みたいな親がいないそんな思いをさせたくないのです」
「・・・・・・なるほどな、で期限はどれぐらいあるんだ」
「7日間です、それ以上は待てないみたいで、このリシャスに群れを引き連れ攻め込むと言っていました」
「そうか、、、、、分かった私の権限でその依頼を受託しよう!!」
「ありがとうございます」聖達全員でディランへ一礼した
「しかし確かめたい事がある、多分これは貴族が絡む恐れがある、権力に負けない力があるか確かめた!!」
「どうすれば?」
「私と戦ってもらう、そうですね今からギルドで試験をしよう」
ディランは笑いながら
「分かりました、その試験受けさせてもらいます」
「うん、じゃ~今からギルドへ行こう」
聖達とディランはリシャスのギルドへ向かったのであった
ギルマス登場及び強制試験(決闘)開始です
さてギルマスの実力はいかに!?
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