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聖剣と鍛冶師〜異世界チートで聖剣製作依頼受注中〜  作者: 豆太郎
冒険都市【リシャス】
22/48

休憩完了時々刀完成

ようやく刀完成です


少し、いえかなりマニアックになった感じがしますがかなり大まかに書いたつもりです


若干本当の刀作りと違うかもしれませんが楽しんでもらえた嬉しいです

聖とライア、ゼピュロスは少し早い昼食を取りながら刀作りの工程を聖に質問していた


「聖、今の段階で刀剣の製作進捗はどれぐらいすすんでいるんですか?」


「そうだな、だいたい半分て所かな、本当はもっとかかると思っていたけど、多分チート能力とレベルが高い事が関係してるんだろうな、いつもより早く進んでいるよ」


「そうなんですか・・・それにしても初めての食事をしてみましたがとても美味しいですね!!」


ライアは雑談しながら、昼食用のお弁当を食べては食事できる事と美味しい物を食べる事に感動をしていた


「もっと早く一緒に食べれたらよかったんだけどね、でも今日刀が完成したら今後は堂々と一緒に食事をすることができるから楽しみだな」


聖もライアがあまりにも美味しそうにお弁当を食べてくれていたので頑張って今日中に刀の製作を完成しなければいけないと改めて気合いを入れなおした


「それは嬉しいですね、でも無理だけはしないでくださいね」

『ギー』とゼピュロスも鳴いて聖にライアと同じ思いだといわんばかりに聖を見つめていた


「わかっているよ、でも今は調子もいいみたいでしとても楽しいからから大丈夫だよ、さて製作再開だな!!」


そう答えた聖は真剣な顔をして炉の前に歩きだした


さて刀作り工程おさらい


【 刀作りの行程 】

01.卸し鉄

02.水挫し

03.小割り

04.テコ棒製作

05.積み重ね

06.積み沸かし

07.鍛錬/下鍛え

08.鍛錬/上げ鍛え

09.芯鉄を鍛える

10.造り込み

11.素延べ

12.火造り

13.切先造り

14.焼き入れ

15.合い取り

16.鍛冶研ぎ

17.なかご仕立て/銘切り

18.研ぎ

19.装飾組立


現在工程09.芯鉄を鍛えるまで完了しているのでようやく刀を製作するための材料が完成した所だ


【 魔鋼のインゴット +3 】 5個

品質ランク : C

属性 : 無し

魔力量 : D

魔鋼色 : 白

説明 : 通常の魔鋼よりも固く鍛えられている、魔力量を保有している

鍛錬方法 :一文字鍛え


【 魔鋼のインゴット +3 】 5個

品質ランク : C

属性 : 無し

魔力量 : D

魔鋼職 : 黒

説明 : 通常の魔鋼よりも固く鍛えられている、魔力量を保有している

鍛錬方法 :十文字鍛え


【 鋼のインゴット +3 】 10個

品質ランク : C

属性 : 無し

魔力量 : F

説明 : 通常の鋼よりも固い鍛えられている


【 玉鋼のインゴット +3 】 10個

品質ランク : B

属性 : 無し

魔力量 : F

説明 : 特殊な精製方法で造られている粘りを持つ金属


魔力を帯びた魔鋼には精製過程や鍛錬によって魔鋼色マコウショクが色が付くようだ


さて作業再開だ!!


10.造り込み

刀の定義 【折れず、曲がらず、よく切れる】の矛盾を解決する鍵をもっている作業がこの<造り込み>の作業だ


玉鋼の芯鉄

・芯に柔軟性を持ったやわらかい金属を使用しているので刀に衝撃をあたえても吸収する事により<折れず>を体現させている


鋼の皮鉄<芯鉄と刃の両サイドを包む事>

皮鉄に固く、丈夫な金属を使用する事で<曲がらず>を体現させる


魔鋼の刃

・刃の部分には固く、鋭い金属を使用する事により<よく切れる>を体現させてる


聖はそれぞれの金属を炉で熱して各パーツごとに最適化された金属を組み合わせていった



てこ棒に芯鉄の玉鋼を取付て炉にいれ熱するさらに刃の部分になる魔鋼も炉に入れ熱する

両方の金属がちょうど良い沸かし温度になったら重ね叩き鍛える

さらに皮鉄の部分の鋼を沸かし先程の芯鉄と刃を接合させたインゴットの両サイドにのせて叩き鍛えたて作った種類は本三枚ほんさんまい聖が一番得意としている造り込みの種類だ


聖は混合インゴットをさらに藁灰と泥水を掛けて炉に入れ熱して沸かしながらハンマーで鍛えながら長く伸ばしていく


刀身部を打ち伸ばし終わったのでテコ棒を切り離して更になかごのになる部分を沸かし打ち伸ばして行く


完成寸法の少し短い目にまで打ち伸ばしたので造り込み工程が完了した


聖は同じように造り込みをさらに7回繰り返した


刀用

・本三枚 一文字鍛え金属使用造り込み 1本

・本三枚 十文字鍛え金属使用造り込み 1本


細剣用

・四方詰め応用 一文字鍛え金属使用造り込み 1本

・四方詰め応用 十文字鍛え金属使用造り込み 1本


小刀用

・本三枚 一文字鍛え金属使用造り込み 2本


短剣用

・四方詰め応用 十文字鍛え金属使用造り込み 2本


「ようやくここまで完成したな、さて追い込むぞ~」


11.素延べ

聖は次々に長さ、重ね、身幅を完成寸法の状態に槌を使用して形作っていく

出来たのは真直ぐな四角い棒が8本完成する全てがそれぞれに合った完成寸法になっている事を確認した聖はさらに工程を進めた



12.火造り

聖は小槌を使用して刃側を薄く伸ばしていく棟側も少し薄く打ち出し鎬筋しのぎすじを立て刀の形に仕上げていく

聖の手によって日本刀は棟、鎬筋、刃の3つの線でとても美しい姿に構成されていく


細剣、小刀、短剣は聖の感性のままに刃、鎬筋を思うままに小槌で叩き形成していく


13.切先造り

聖は日本刀の切先作りを始めた、先端を斜めに切り落とす作業だが刀の形通りに斜めに切り落すのではなく

反対に刃側を長く残し棟側を短くなるように切り落としたら刃側を棟側叩き伸ばす事により強度を増しつつ先端から根本まで刃側は魔鋼お金属で統一される、さらに先端の強度が増すことになる


小刀は日本刀と同じ作りで切先を作り

細剣と短剣は聖のオリジナルで両サイドに刃用金属が付いているので一度日本刀と同じように片側伸ばしさらに最初に切り落とした逆側を同じように切り落とし今度は真中になるように切先がなるように叩き伸ばしていった



14.焼き入れ

聖は焼刃土を作る

粘土に木炭の粉、砥石の粉、、藁灰の粉などを混ぜ込んだ物を完成した刀剣にまず縫っていく

刃になる部分には薄く塗り、それ以外の部分には厚く塗る

焼刃土を塗り終わった聖は刀剣を炉の中に入れ焼いていく

焼いている時間に湯船に水を入れさらにお湯を入れ聖は手の間隔で36度になるように湯を調節していた

焼きあがった刀を湯船に入れ急冷を掛ける事により強度を上げる事と反りを作りだす


15.合い取り

焼き入れした刀剣と炉の近くに置き焼き戻しを行う140度~150度に再加熱する事により焼き入れの際に金属組織を安定化させ、粘りが出て腰が強くなり刃こぼれを防ぐ事ができる


16.鍛冶研ぎ

焼き入れ、焼き戻しが完了したので聖は各刀剣の反りや曲りを修正していき

更に粗研ぎを行う


17.なかご仕立て/銘切り

粗研ぎが完了したら、なかごに鑢を掛け表面に凹凸を作り滑り止めを作りだす

さらに本来は製作者の名を彫り込むのが普通だがこの世界にはステータスがあるので聖は名を刻む事を今回は行わなかった


18.研ぎ

本研ぎをを行う事により日本刀には波紋が出来上がり、さらに切れ味を左右する工程を行って行く

一文字鍛えの刀の波紋は直刃に

十文字鍛えの刀の波紋は乱れ刃に

細剣と短剣には波紋は出ず鏡仕上げのように輝いていた


19.装飾組立

研ぎが完成したので最後に創造錬金術で作成した刀装飾と細剣の装飾を組立てた


「ようやく完成したな!!」


「お疲れ様でした、出来はどうですか聖?」


「自分自身のて手応えは良い感じだよ、さっそく鑑定してみよう」


聖は自分で製作した刀剣を鑑定し始めた


・刀 2本

・細剣 2本

・小刀 2本

・短剣 2本















さて鑑定結果はどうなるでしょうか!!


品質ランクを考えをまとめるいい機会になりそうですのでお楽しみに


今後は聖剣を作る為の素材集めや貴族や魔族の厄介ごとに巻き込まれていくお話を書いていこうと思います


【 厄介ごと → 素材集め → 刀剣製作 → 厄介ごと 】


このループになりそうですではお楽しみに。


もし宜しければ感想や評価をしていただければ今後の励みになりますので宜しくお願いします。



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